新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

オスプレー

2016-04-22 07:21:15 | コラム
新聞と野党のオスプレー批判を批判する:

「頂門の一針」第3994号で杉浦正章氏が相も変わらぬ新聞と野党のオスプレー排斥論を批判しておられた。その一部を引用すれば、

”まず朝日は19日の朝刊で「被災地にオスプレイ」の見出しに「必要性疑問の声」「政治的な効果」という中見出しで疑問を提起。共産党の書記局長・小池晃をけしかけて「オスプレイに対する国民の恐怖感をなくすために慣れてもらおうということで、こういう機会を利用しているとすれば、けしからんことだ」と語らせている。

一方毎日も同日の紙面で「熊本地震、オスプレイ物資搬送『政治利用』の声も」との見出しで「オスプレイの風圧で2015年のネパール大地震で住宅の屋根が破損したとの報道もあった」などと批判的記事を展開している。

さらに朝日は民進党常任幹事会議長・原口一博の「オスプレイはハワイの事故で、砂を吸い込んで落ちている。防衛省の資料を見ると、我が国の航空機がヘリコプターを含めたくさん活躍している。”

と鋭く斬っておられた。誠にご尤もで、言うこともない。

丁度その20日におよそ1年振りの出席にもなるだろうか、篠宮良幸君の主宰する水曜会でこの件を尾形美明さんと語り合った。即ち、「朝日も毎日も例によって例の如きだが、野党も野党でただただ安倍内閣を無意味に非難攻撃するだけで、国の為など全く眼中になきが如くで最早腹立たしいなどという段階を通り過ぎている」ということだ。彼らはオスプレーが何らかの役に立つこと自体を認めたくないとしか思えないのだ。彼らと何とかにはつける薬もないようだ。

しかも、彼らが口を揃えて指摘し批判し非難したオスプレーの墜落の危険性などは我が国に配備されてからは、一度も事故などが生じていないのだ。事故の危険性などは地上を走る自動車の方が遙かに高く、昨日採り上げた自転車の危険性などは既に死亡事故まで起きているのを、彼らは知らないとでも言うのだろうか。こういう連中を斬って捨てる議論が湧き起こらないのも、私には不思議に思えてならない。

第一に、マスコミの連中は何か大きな事故でもあれば直ちに自社のものかチャーターか知らぬが、ヘリコプターを飛ばして取材し報道するではないか。それは危険ではないと頬被りして、オスプレーだと危険だと論じるのは自己矛盾ではないのか。かく申す私も先日採り上げたように、アメリカ国内では社用で何度もヘリコプターを利用したし、W社が8機も持っていたヘリコプターは山火事の消火等にも出動したが、事故を起こしたなどと聞いたこともない。

このような迷論を展開する野党と朝日と毎日の論調に、罪なき有権者や純真な読者が悪影響を受けないことを祈るだけだ。