対トランプ大統領交渉術の考察:
私は昭和20年(1945年)に旧制中学に入学した頃からアメリカ人を知り得る機会があり、中学2年時には彼らの中で過ごす時間があった。また、39歳でアメリカの会社に転進して、アメリカの文化にも肌身で接して少しはアメリカとアメリカ人というものが解っていたつもりだった。だが、この度のトランプ大統領という方は、その程度の経験と知識で「何者か?」かを判断出来る圏内にはいなかったので、予期した以上に混乱させられた。
だが、だが大統領就任後の僅かな時を経て、彼のやり方が徐々に“unpredictable”の範疇を離れ出したかに見える事象が多くなったので、少しは何を意図して大統領を多発されるのなどが、うっすらとでも読めるような気もする時もあるが、実態は私如きの理解を超越する次元にあるのだろうと思わざるを得ない。中には明らかに誤解と誤認識の産物と断じて良い案件もあるが、他には「これを言うことで何を失うか」という一方的な強気としか思えない無茶もある。
恐らく安倍総理以下は自動車問題を中心に置かれて、彼が本当に無知なのか、そう装っているだけなのか、あるいは十分にブリーフィングを受けて万事に精通した上で、知らん振りで吹っ掛けて来たのかを見極めて交渉されねばならなくなってことになっていくだろう。その見極めはかなり難事業だと思わざるを得ない。外務省に事前にスカウテイング出来ると良いが。
だが、既に指摘したように日本車が現在の数まで現地生産されるに至った歴史を知らずとも(あるいは百も承知で?)、日本側の丁寧な説明を聞いてから、彼らの常套手段的台詞である“I know it. So what?”(「それくらい知っている。それがどうした」)と平然と切り替えされた時に如何に対応するままで準備が整っていないと、我が方が不利になる危険性は残ると危惧するのだ。トランプ大統領にはその程度の駆け引きは、自家薬籠中のことであるかも知れない。
トランプ大統領は百戦錬磨の不動産王として、「国際交渉と雖も不動産業の『デイール』と同じだとばかりに、強気で押してくる戦法を採ってくる危険性がある」と懸念するのだ。彼が国際交渉の厳しさとそれに対処する度胸と経験を備えておられるのか、これまで多くの外国と交渉を積み重ねてこられた安倍総理が何処まで突っ張って行かれるかが焦点かなと思うのだ。
私は昭和20年(1945年)に旧制中学に入学した頃からアメリカ人を知り得る機会があり、中学2年時には彼らの中で過ごす時間があった。また、39歳でアメリカの会社に転進して、アメリカの文化にも肌身で接して少しはアメリカとアメリカ人というものが解っていたつもりだった。だが、この度のトランプ大統領という方は、その程度の経験と知識で「何者か?」かを判断出来る圏内にはいなかったので、予期した以上に混乱させられた。
だが、だが大統領就任後の僅かな時を経て、彼のやり方が徐々に“unpredictable”の範疇を離れ出したかに見える事象が多くなったので、少しは何を意図して大統領を多発されるのなどが、うっすらとでも読めるような気もする時もあるが、実態は私如きの理解を超越する次元にあるのだろうと思わざるを得ない。中には明らかに誤解と誤認識の産物と断じて良い案件もあるが、他には「これを言うことで何を失うか」という一方的な強気としか思えない無茶もある。
恐らく安倍総理以下は自動車問題を中心に置かれて、彼が本当に無知なのか、そう装っているだけなのか、あるいは十分にブリーフィングを受けて万事に精通した上で、知らん振りで吹っ掛けて来たのかを見極めて交渉されねばならなくなってことになっていくだろう。その見極めはかなり難事業だと思わざるを得ない。外務省に事前にスカウテイング出来ると良いが。
だが、既に指摘したように日本車が現在の数まで現地生産されるに至った歴史を知らずとも(あるいは百も承知で?)、日本側の丁寧な説明を聞いてから、彼らの常套手段的台詞である“I know it. So what?”(「それくらい知っている。それがどうした」)と平然と切り替えされた時に如何に対応するままで準備が整っていないと、我が方が不利になる危険性は残ると危惧するのだ。トランプ大統領にはその程度の駆け引きは、自家薬籠中のことであるかも知れない。
トランプ大統領は百戦錬磨の不動産王として、「国際交渉と雖も不動産業の『デイール』と同じだとばかりに、強気で押してくる戦法を採ってくる危険性がある」と懸念するのだ。彼が国際交渉の厳しさとそれに対処する度胸と経験を備えておられるのか、これまで多くの外国と交渉を積み重ねてこられた安倍総理が何処まで突っ張って行かれるかが焦点かなと思うのだ。