NORDSTROMは良い百貨店だと思っていた:
ここでは特にトランプ大統領の批判をする気はない。ただ、あれほど信用していた百貨店を批判されたとはと感じただけのこと。
既に報じられていたようにノードストロム(ノードストロームと表記する向きもあるようだ)はスエーデン人が起こした店で、アメリカ西北部ワシントン州のシアトル市に本店がある。私にとっては長年親しんだ店で、品揃えも良いし、店員の対応のアメリカの小売業としても優秀だと評価していた。元はと言えば靴屋から発展しただけに、その取り扱いブランドも素晴らしかったが、その売り場の店員たちの対応も優れており、私が在職中に履き潰した数多くの靴の80%以上はこの愛称「ノーデイース」で買っていたものだった。
何故履き潰したというのかは、何分にも頻繁にアメリカと日本を往復し、言わばアメリカ中を飛び回り歩き回り、日本にいれば国中を来日する者たちと動き回っていたので、従来の革底の靴では長期間は保たなかったと言うだけのこと。その靴売り場の何処が優れていたかと言えば、先ずはサイズを幅広く在庫していた点がある。
それは私のように足が小さくて、メーカーによっては24でも大き過ぎて23.5(アメリカのサイズで5.5=five and a half)ではないと合わないような者には、アメリカと欧州のブランド品だとそのような小さいサイズの靴は置いていない(在庫していない)のだ。その点では比較的東洋人が多いシアトルの本店では、アメリカサイズの5.5でも幅広く在庫しているのだった。
一度はセールの時期に出会って、憧れのスイスブランドの“Bally”の靴の5.5が出ていた。しかし、セールと言っても高価なので躊躇っていると店員は私の腕を掴んで「このサイズが売れることは滅多にない。もう貴方は放さない」と言って、試履(っていうのかな)を勧め、何と隣の靴下売り場から商品を持ってきて「売上げのためにはこれくらいは辞さない」と言って来た。結局はその濃紺の靴を買うことになったのだが、彼が言うには「実は同じデザインでブラウンもあるので、2足纏めて値引きするが如何と勧めてきた。これは謹んで辞退して1足だけにしたが、こういう遣り取りをしたこともあった。
その後この男性店員とは顔見知りの間柄となって、シアトルに入る度には見に行ってはお買い得があれば買ってしまうことになっていた。また2007年9月に家内とともにアメリカに仕事以外で出かけるという珍しいことをした際にも、ノーデイースでNikeのテニスシューズ(スニーカーというのは日本語だと思うが)に気に入ったものがあった。だが、本店には家内のサイズの在庫がなく、他店から取り寄せてホテルまでその日のうちに配達するからという条件で買ったこともあった。アメリカの百貨店ではそこまでやるのだ。
尤も、Brooks BrothersでもBurberryでも、寸法直し等は店に常勤しているtailorが即刻やってくれ、矢張りその日のうちにホテルの部屋まで配達はしてくれていた。工賃はそれほど高くはなかった記憶があるし、ズボンの裾上げは無料だった気がする。アメリカの小売業では案外細かいことまでやるものだ。
そのノードストロムはそもそもが反トランプのワシントン州はシアトルにあるのから、イヴァンカさんのブランドが売れ行き不振だからと言う理由で取り扱いを止めても不思議ではないかなという気もする。それでも、トランプ大統領がそのことをTwitterで採り上げたのは「一寸ねー」と思うのだが。
ここでは特にトランプ大統領の批判をする気はない。ただ、あれほど信用していた百貨店を批判されたとはと感じただけのこと。
既に報じられていたようにノードストロム(ノードストロームと表記する向きもあるようだ)はスエーデン人が起こした店で、アメリカ西北部ワシントン州のシアトル市に本店がある。私にとっては長年親しんだ店で、品揃えも良いし、店員の対応のアメリカの小売業としても優秀だと評価していた。元はと言えば靴屋から発展しただけに、その取り扱いブランドも素晴らしかったが、その売り場の店員たちの対応も優れており、私が在職中に履き潰した数多くの靴の80%以上はこの愛称「ノーデイース」で買っていたものだった。
何故履き潰したというのかは、何分にも頻繁にアメリカと日本を往復し、言わばアメリカ中を飛び回り歩き回り、日本にいれば国中を来日する者たちと動き回っていたので、従来の革底の靴では長期間は保たなかったと言うだけのこと。その靴売り場の何処が優れていたかと言えば、先ずはサイズを幅広く在庫していた点がある。
それは私のように足が小さくて、メーカーによっては24でも大き過ぎて23.5(アメリカのサイズで5.5=five and a half)ではないと合わないような者には、アメリカと欧州のブランド品だとそのような小さいサイズの靴は置いていない(在庫していない)のだ。その点では比較的東洋人が多いシアトルの本店では、アメリカサイズの5.5でも幅広く在庫しているのだった。
一度はセールの時期に出会って、憧れのスイスブランドの“Bally”の靴の5.5が出ていた。しかし、セールと言っても高価なので躊躇っていると店員は私の腕を掴んで「このサイズが売れることは滅多にない。もう貴方は放さない」と言って、試履(っていうのかな)を勧め、何と隣の靴下売り場から商品を持ってきて「売上げのためにはこれくらいは辞さない」と言って来た。結局はその濃紺の靴を買うことになったのだが、彼が言うには「実は同じデザインでブラウンもあるので、2足纏めて値引きするが如何と勧めてきた。これは謹んで辞退して1足だけにしたが、こういう遣り取りをしたこともあった。
その後この男性店員とは顔見知りの間柄となって、シアトルに入る度には見に行ってはお買い得があれば買ってしまうことになっていた。また2007年9月に家内とともにアメリカに仕事以外で出かけるという珍しいことをした際にも、ノーデイースでNikeのテニスシューズ(スニーカーというのは日本語だと思うが)に気に入ったものがあった。だが、本店には家内のサイズの在庫がなく、他店から取り寄せてホテルまでその日のうちに配達するからという条件で買ったこともあった。アメリカの百貨店ではそこまでやるのだ。
尤も、Brooks BrothersでもBurberryでも、寸法直し等は店に常勤しているtailorが即刻やってくれ、矢張りその日のうちにホテルの部屋まで配達はしてくれていた。工賃はそれほど高くはなかった記憶があるし、ズボンの裾上げは無料だった気がする。アメリカの小売業では案外細かいことまでやるものだ。
そのノードストロムはそもそもが反トランプのワシントン州はシアトルにあるのから、イヴァンカさんのブランドが売れ行き不振だからと言う理由で取り扱いを止めても不思議ではないかなという気もする。それでも、トランプ大統領がそのことをTwitterで採り上げたのは「一寸ねー」と思うのだが。