新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

4月13日 その2 読売巨人軍が6連敗

2018-04-13 08:09:49 | コラム
巨人嫌いにとっては良い傾向だ:

このところマスメディアと野党連合の執拗な安倍内閣と諸官庁の不手際を鬼の首でも取ったように追及する姿勢にうんざりとしている時期に、読売嫌いとしては巨人軍の6連敗は一服の清涼剤(は一寸古いか?)の如きであると思い、採り上げてみようと思い立った。そもそも巨人軍への期待はオープン戦の成績が首位だったとか、岡本和真が良く打ったというのは全く好材料でも何でもないものをマスコミが持て囃し過ぎただけだ。

12日の夜の対DeNA戦に大竹を先発に使っているのを見て、正直に言えば呆れたし、余程まともに信頼出来る投手がいないのだなと察しがついた。この大竹と内海と杉内は私が一昨年辺りから最早耐用年数が尽きたし、世代交代の為にも一刻も早く整理すべきだと主張してきた古物化した投手である。言い方を変えれば「効果を生まない投資」である。果たせるかな1回に5点を取られて試合を台無しにしてしまった。

私は全ての責任は高橋由伸の能力にあると思っている。彼には専ら「なりたくてなった訳ではないのだから」と同情する向きがあるが、あれほど暗い顔をした監督がベンチで指揮を執っていれば、選手たちが本気で燃え上がるのかなと疑ってしまう。それに、あの何かといえば「ヴィデオ判定」を求めてベンチを出てくる姿勢には「君にはそれしか出来ることがないのか」と尋ねたくなる。テイームは1点を争うような微妙な勝負をしている訳ではない状態だと解っていないらしい。

それに、首脳部もなっていない。以前に村田修一を横浜から取ってきた時に野村克也が何と言って皮肉ったか覚えていないらしく、今度は同じ手口でビリだった中日のホームラン王・ゲレーロを引き抜いてきた。野村克也は村田を評して「ビリのテイームの4番バッター」と酷評したのだった。ゲレーロ君も今のところ芳しい働きをしていない。それは当たり前で、誰だったか解説者が指摘していたが「最下位の中日と巨人では相手テイームが当ててくる投手の質が違う」のだから、打てなくて当然だ。GMの香取はこれくらいのことが解らなかったらしい。

未だ12試合を消化した程度の段階だから、何か断定的なことを言える時期ではないが、2試合続けて私が「残念ながら良い投手だ」と高く評価する菅野が打ち込まれているのは余所事ながら気になるし、田口も冴えていないのは不安材料ではないか。それに捕手としての能力はそれほど高くはない小林がこれまでのところ打ちまくっているが、彼は打つことよりも投手たち如何にして活かしていくかに専心すべきではないのだろうか。

広島は何故鈴木誠也が欠場しているのか調べてもいないが、その顔触れでも一応首位は維持出来ている。阪神だってあんな中途半端な若手と高齢化した福留と鳥谷を使い、藤波が立ち直れなくても何とかやっている。DeNAだってシーズンの初めの今の時期では粗さが目立っているが負け越してはいない。高橋由伸揉もうそろそろ監督とは何をすべきかに目覚めても良い時期だ。選手層も厚く、人材は一応揃えてあるのだから。


トランプ大統領を何処まで信じるか #2

2018-04-13 07:24:30 | コラム
トランプ大統領はunpredictable:

昨日の投稿の補足である。先日語り合ったお二方と私を含めてトランプ大統領についての懸念材料は「大統領の言動には予測か予見不可能(unpredictable)である点が多いのが問題ではないか」という事だった。即ち、これまでは良かったが、今回の鉄鋼とアルミの輸入に対する関税の賦課から我が国を除外しなかったように、同盟国だからとか、安倍総理と親密であるから悪いようには扱わないだろうというような希望的観測か期待通りにならないのではないかという懸念だった。

財界人OBは「安倍総理はトランプ大統領への信頼の仕方がやや純真(決して英語本来のnaïveという意味ではない、念の為)過ぎるではないのかな」と危惧していたのだった。因みに、彼は数社の現地法人の責任ある立場でのアメリカ駐在の経験がは12年に及んでいたそうで、アメリカを良く知る機会があったし、ビジネス社会の要人たちとの付き合いも十分に経験しておられた。

ところで余談になるが、私が記憶する限りではトランプ大統領の行動というか言動を unpredictable と最初に形容したのが、産経の古森義久氏だった。私は「言い得て妙だ」と感心していたものだった。