新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

9月2日 その2 おかしなカタカナ語を創るな

2018-09-02 14:18:35 | コラム
誰が「パワー・ハラスメント」などという言葉を創造したのか:

「パワー・ハラスメント」が余り馬鹿げているから、英語の講釈をすることにした。基になった英語は sexual harassment だと思うが、これは「性的な嫌がらせ」という意味であるし、ここからが問題にしたいところで、sexual という言葉は形容詞であって、我が国の英語教育式にいえば harassment という名詞に掛かっているのだ。形容詞だから当然だ。

そこを何処かにいるカタカナ語創造担当者は「権力者による嫌がらせ」というカタカナ語を作りたくて、形容詞ではない power という名詞を持ってきてしまった」のである。私がどう考えても power という言葉には権力者という使い方はないのだ。まー、屁理屈をいえば「名詞の形容詞用法」などという逃げ道もあるかも知れないが、これらの単語を二つ並べて「権力者による嫌がらせ」とはならない。こじつけだ。英語を全く理解していないからこういう珍妙な言葉が創れるのだ。

どうしてもこう言う意味の英語の phrase を創りたければ、harassment by superior とか、by の後に boss とか management とか managerial person とでも言うしかないと思うのだ。でも、これではカタカナ語にしても直ぐに理解できる人は100人の中に3人もいれば良い方だろう。そもそも、「パワー・ハラスメント」自体がこじつけなのだからどうしようもないのだ。素直に「上司(指導者)による嫌がらせ」という普通で誰にも解る日本語で表現しなかったこと自体がおかしいのである。

私が嘆かわしいと思うことは「かかる馬鹿な言葉を創ってそれをマスコミが恥ずかしくもなく使い、それを視聴者が理解してしまうこと自体が狂っている」のである。結局は英語という言語と日本語との文化と感覚の違いを全く弁えていない連中のやることはこんな程度だということだ。しかも「パワハラ」などという略語まで創り出して使っている感覚では、何時まで経ってもまともな英語がこの国に広まる訳はないと嘆かせてくれるのだ。

私はあらためてマスコミが珍妙な言葉を使って広めてしまう罪深さを糾弾したい。可及的速やかに「権力者乃至は上司による嫌がらせ」というまともな漢字を使った日本語を使えと厳命したい。


宮川沙江対塚原夫妻

2018-09-02 10:27:00 | コラム
余りに大人気ない塚原夫妻:

正直なところ、この件の内容のみすぼらしさとマスコミ報道の間抜け振りから考えて、もう言及するのは止めようと思っていた。だが、塚原夫妻(光男 70歳、智恵子 71歳)の言動が余りにも大人気どころか老人気がないので、もう一度その馬鹿馬鹿しさを指摘して置こうと思うに至った次第だ。

良く考えなくとも解ることだが、彼ら夫妻からすれば宮川沙江さんは孫かあるいは曾孫であってもおかしくはない年齢なのだ。その老人が孫にも等しい少女の言を捉えて「嘘ばかり」だとか「そんなことは言っていない」だの「脅かしてはいない」などと強弁するのは余りにもみっともなくはないのか。しかも、良い歳をした老夫婦が孫を相手に無断で会話を録音し証拠があるなどと言い募るのも、スポーツBAKAでしかない非常識な老人の所業として恥じるべきだ。

恐らくあの夫妻は自分たちが何をやっているかも解っていないのだろうし、栄和人と同様に自分も周囲も見えなくなってきていて「全て自分たちが思うままにやって良いのだ」と自信があるのではなく、確信しているだけだと思う。協会の幹部もだらしがないことにこの事態になってから漸く縛りから解放されたようで、塚原批判のようなことを言い出す駄目っ振りだ。だから私は多くの協会にMBAの導入というか、せめてサッカー協会くらいの大企業勤務の経験者を起用せよというのだ。

私はこの案件がどう解決されるかなど予想はしないが、あれだけ傷つけられた宮川沙江さんがこの先体操の選手として立ち直っていけるのかと極めて疑問に思っている。あそこまで曰く付きとなった少女を引き受ける団体かクラブがあるのだろうか。朝日生命のクラブが迎え入れる?まさか。そうやって若い芽を摘むことになりそうなことをしている協会もだらしがないが、塚原夫妻も横暴ではないのか。