新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

9月24日 その2 安倍晋三総裁三選に思う

2018-09-24 17:24:41 | コラム
望みたいことが多過ぎる:

大方の予想通り安倍晋三総裁が石破茂対立候補を圧倒して三選された。即ち、これから先3年は余程のことがない限り安倍内閣が続くと思って期待して良いのだろう。それはそれで結構だと思うが、総理と自民党には期待すると言うよりも、現状よりも良い状態に持って行って貰いたいと要望したいことが数多くあると思っている。私の希望には難しい理論の裏付けなどなく、他だ単純にこうなってくれればもっと良いのだがという類いのことが多い。順序不同で思いつくままに述べていこう。

第一は低金利である。80歳で2度目の心筋梗塞にあって仕事を辞めてしまったので、それから後は株式投資をする才覚もなく僅かな蓄えを銀行に預けて年金で暮らすようになった。お陰で黒田日銀総裁の低金利政策とは如何なるものかを痛感させられた。私には無縁なことだが「高金利というか利回り」を謳った詐欺というか投資の案件が多くなったのも宜なることかと感じている。金利を上げれば国債がどうのという理屈は解るが、何とかならないかと思ってしまう状況だ。

総理の世界中を駆け巡られる外交戦略は、あのひたすら我が道を行かれるトランプ大統領というじゃじゃ馬をならされた辺りは素晴らしいと思って眺めてきた。だが、トランプ大統領は言うなれば総理に対して「恩に着るぜ」(= I owe you a great big favor. )と言うべき間柄でありながら、こと貿易赤字解消となると余り「義理を返す:(= return the virtue )という感覚をお持ちではないようで気懸かりだ。

自動車の関税を引き上げるというのはジェスチャーだけだという説を為す専門家もいるようだが、今回の会談では言うべきことをズバリと言って頂きたいとお願いしたい思いだ。トランプ大統領にも色々とご都合があるだろうが、こっちだって多くの経済的事情があるのだ。「トランプ大統領功成りて万骨枯る」では困るのであるとお解り願うべきだ。

アベノミクスだ。私は最早第一線を退いて24年を経たので景気の動向を身を以て感じ取ることが出来なくなっている。残された方法は街に出て大小の小売業の店に入って買い物客の動きを見るとか、偶にする買い物で物価の変動を感じ取るとか、偶に乗るタクシーで運転手さんたちに景気の動向を如何に感じ取っているかを質問するくらいしかない。タクシー運転手さんたちの捉え方は「景気が良くなった良くなったというが、我々の段階までは降りてきていない。タクシーテイケットを気前よく使う会社は激減している」などと言っている。

だからと言うか何と言うべきか、私は数年前に「アベノミクスはこれから本格的に成功する段階にある」と皮肉めいたことを言った。そういう訳は何も「未だ成功していない」のは総理のせいではなく、内部留保ばかりに専念し、幾ら総理に要望されても給与を思い切って上げられないような凡庸な経営者が増えたと言うだけのことだ。その辺りを、私は何時もある私と同年齢の元社長が言われた「経営者の劣化だ」が当たっていると思っている。団塊の世代の後の彼らである。

政治も論じなければなるまい。森友と加計の問題をあそこまで引き摺ったというかアホなマスメディアと野党連合に引っ張らせたのは、私は安倍総理以下の力不足だったという結論にしたい。あの空疎な論戦でどれほど国費と時間を無駄にしたのかは計り知れない。だが、あれがあっても国民の支持は野党には向かなかった。思ったより賢明だったと私は安堵している。私は安倍総理以下自民党は今度はこのような案件を終わりにして国費と時間を空費を避けるよう最善の努力をして貰いたいと思っている。言いたくはないが、総理はご自分の奥方の管理に万遺憾ななきを期して頂きたいと言えば失礼に当たるかな。

オリンピックだ。私は小池百合子に一票を投じてしまった都民の一人として大いに反省している。豊洲問題をあれほど引っ張り築地からの道路の整備をあれほど遅滞させた小池の責任は非常に重大である。出来ることならば、あのような都知事にオリンピックを仕切らせたくない。総理以下自民党は遠慮することなく小池都知事を厳しく管理してまともな都政をさせて、オリンピックを運営させて欲しい。極論を言えば、私は東京オリンピックは今となっては余計な負担だと思っている。

再び外交に戻るが、世界は一筋縄ではいかない指導者ばかりの時代になってしまった。DPRKだって何時また牙をむいてくるかなどは解ったものではない。その処理をトランプ大統領と文在寅大統領に依存していて良いものだろうか。「我が国は蚊帳の外」などと言う論調が一時幅をきかせたが、総理がその気になって乗り出してトランプ大統領を動かすほどの間柄であり、力量をお持ちだと思っている。

そこには憲法改正も伴ってくるのかも知れない。私は「憲法は改正するのなんのという議論の外。改正する以外に何があるのか」と考えているので、改正論を述べたことすらない。総理に何はさておいても期待するのが「憲法改正」である。3年もあるではないか。


梅沢富美男が

2018-09-24 08:28:45 | コラム
私には胸のつかえが下りる一言:

何の番組だったかも知らないが、画面に現れた梅沢富美男が

「漫画本の原作のドラマや映画ばかり作りやがって」

と一言。

それだけのことだが、漫画が嫌いな私には爽快な気分にさせてくれた一言だった。

とは言うが、テレビのドラマなんて刑事物を除けば見たこともないし、映画だったテレビで時たま古いものを見るだけだが。