新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

Uー18アジア野球選手権

2018-09-08 11:53:24 | コラム
屈辱的な2連敗だった:

韓国と台湾に連敗した責任の90%は永田とやら言う監督にあると思う。高野連はどういう基準で甲子園を連覇した大阪桐蔭の西谷監督を当てなかったのか知る由もないが、あの監督の無能振りは凄まじかった。大体からして左打者を6人も並べる打線を組めば、相手が左投手を当ててくるくらいは自明の理だと思うが、あの監督は左打者ばかりを並べるのを変えなかった。思うに、大阪桐蔭は左打者ばかりで優勝したのだから相手の左投げ投手を克服可能とでも読んだか思って見ていた。読み違いだと断じておく。

実は、私の閃きとチャンとした理論的な裏付けもあって韓国と台湾に連敗と出ていたので、妙な言い方だが「その通りになるか」と思いながらテレビ観戦していた。それに加えてアホなマスコミは香港とスリランカに勝った勝ったと言い募り、根尾がサイクルヒットを打ったと騒ぎ立てていたが、高校生が小学生を相手にして勝ったことが手柄になる訳がないと同じことで、あれは勝って当然の無残な試合だったので、何の参考にならなかった。

私は2年前だったかの藤平、加藤、堀等の投手や平沢大河等と選手が揃っていた頃をことを考えても、高校生の寄せ集めでは多くを望めないと考えていた。それのみならず気懸かりだったのが、マスコミの例によって例の如き持ち上げ過ぎだった。あれで高校生たちが慢心しなければ良いのだがと心配していた。根尾などはすっかりバッテイングを崩されていて全く役に立っていなかった。最悪だったのが根尾をライト放り出してまで使った小園でエラーばかり。あれでも根尾をショートストップに戻さなかったのは監督の大失態だと切って捨てる

兎に角、左打者どもの工夫の無さも酷かったし、解説の元横浜高校の大監督渡辺元智氏が「あの左投手に低めのスライダーには手を出すな。目付を高めにおけ」と指示がでているべきだと言っていたにも拘わらず、皆スライダーに手を出していたのは永田監督がまともな指示を選手たちに出していなかったのだろうとしか思えなかった。兎に角、渡辺氏が言っていたことがほとんど出来ていなかったと言うことは「ベンチは何をしていたのか」なのである。

それに高野連が選んだのかどうか知らないが不適切な選出が多いと思った。特に2番を打たせていた蛭間と言ったかなどは明らかに役立たずで、全く2番と打者としの役目を果たしていなかった。それに台湾戦に野尻と言ったか木更津総合から連れてきた打者を使ったが、彼はどうでも良いような始めの2試合では打ったが、韓国と台湾が相手では無用の長物だった。これは一般論でもあるが、もしかして両国のスカウティングが行き届いていたのかも知れない。

あれほど工夫のない試合を2回も続けた責任は監督にあるのは当たり前だが、選手たちも責めを負うべきだ。それに私を驚かせたのが台湾戦にも吉田輝星を使ったことだった。彼には甲子園の疲れが残っているのか知れないが、あの投球を見ていた限りでは「速球主体」の投手ではなく持っている球種が少ないにも拘わらず「技巧は投手」に変身していた。あれでは何の役にも立たない。それにあらためて体つきを見れば、張本勲ではないが明らかな走り込み不足というか下半身に筋肉がついておらず、未完成品というか、未だ未だチャンとしたコーチが付いて再教育の必要ありと見た。

そういう点では大阪桐蔭の柿木も同様で、甲子園の決勝戦での投球を見た時には「こんな程度で優勝投手か」と思ったほど雑な仕上がりだった。かの野村克也式に言えば「投手とは何か」と問いかければ答えられないだろうと思わせた。全般的に打者たちも雑だし、高校で何を教え込まれたと疑いたくなった。もしかして「甲子園で勝つ為のトーナメント方式を克服する小技と技巧だけを叩き込まれた集団か」と思わせてくれた。

正直なことを言えば「台湾に負けてもそれほど腹立たしくはないが、韓国にあのように捻られたのは極めて不愉快。監督は土下座してでも不手際を詫びろ」と言いたい思いだった。情けない連敗だった。あんなことをしていれば中国にだって負けるぞ。永田監督よ、猛省せよ。選手たちは恥じ入れ。