何故毎日大谷翔平の動静のニュースを見せられるのか:
私は別に大谷翔平君に「アメリカのMLBに移って国威を発揚してくれ」などと頼んだ覚えなどないし、彼自身が個人の好みで敢えて安い年俸を顧みずにNPBを捨てて出ていったのである。でも、各テレビ局は今日はホームランを打ったの、三振をしたの、ノーヒットに終わった等々をこれでもかと報道してくれる。しかも、彼らは「二刀流」などという意味不明な言葉を創造して、かのベーブ・ルースに比肩する選手の如くに言うが、打率は3割にほど遠く、投手としては肘を傷めて休業中ではないか。
故に、私は各テレビ局が連日彼の出来を報道する意味はないと思っている。私は松井秀喜の場合には彼が如何に活躍しようとも「日本を捨てて出ていった者だ」とほとんど関心を示さなかった。その点ではアメリカのMLBに出ていった連中の成績に興味を示さない張本勲と同じような考え方であるようだ。エンジェルスの使い方を見ていると彼の素質は高く評価しているようだが打順も一定ではないし、DHばかりでしか使わないのは「珍種の客寄せパンダ」として採用したのかと疑いたくなる。
とは言うものの、私は大谷翔平君の類い希な素質を極めて高く評価している。恐らく現在NPBに残っている誰よりも上の逸材だろうし、二刀流(英語では簡単に two way となっていたが)などやらせずに投手だけで何処まで行けるかやらせてみたかった。今年を含めて2~3年は投手だけでやらせてみて、成功しなかったならば打者に専念させても遅くはないのではとすら考えている。その為には今年中は故障した肘を酷使しない為にも、投手は封印して置いて欲しいとすら考えている。
大谷翔平君の素質を認めるとは言ったが、サッカー出身者として極めて残念なことがある。それは昭和25年に湘南高校に衆樹資宏が入学して投手として期待されて野球部に入った際に、投球練習をしている衆樹の速球を見たサッカー部の監督に我々3先生が大目玉を食らったことを想起させるのだ。監督は「お前らは何をやっていたのか。あれほどの逸材を為す術もなく野球部如きに取られたとは大失態だ。あれは何十年に一人という素材だ」と言って怒っておられたのだ。遺憾ながらその通りだと思った。
大谷翔平君にも同じことが言えると思う。「現在のサッカー界にあれほどの素質を持つ者がいるのか」ということだ。残念なことをしたものだと、独り静かに悔やんでいる。衆樹は校内のサッカー大会に出場してシュートを放ったのを見たが、そのスピードには我々サッカー部員は遙かに及ばない凄さがあった。その衆樹は慶應からプロに行ってからは外野手になったが成功せず、藤沢に戻ってきて喫茶店をやっていたと聞いた。だが、確か40歳台で亡くなってしまった。あのシュートは今でも目に残っている。
私は別に大谷翔平君に「アメリカのMLBに移って国威を発揚してくれ」などと頼んだ覚えなどないし、彼自身が個人の好みで敢えて安い年俸を顧みずにNPBを捨てて出ていったのである。でも、各テレビ局は今日はホームランを打ったの、三振をしたの、ノーヒットに終わった等々をこれでもかと報道してくれる。しかも、彼らは「二刀流」などという意味不明な言葉を創造して、かのベーブ・ルースに比肩する選手の如くに言うが、打率は3割にほど遠く、投手としては肘を傷めて休業中ではないか。
故に、私は各テレビ局が連日彼の出来を報道する意味はないと思っている。私は松井秀喜の場合には彼が如何に活躍しようとも「日本を捨てて出ていった者だ」とほとんど関心を示さなかった。その点ではアメリカのMLBに出ていった連中の成績に興味を示さない張本勲と同じような考え方であるようだ。エンジェルスの使い方を見ていると彼の素質は高く評価しているようだが打順も一定ではないし、DHばかりでしか使わないのは「珍種の客寄せパンダ」として採用したのかと疑いたくなる。
とは言うものの、私は大谷翔平君の類い希な素質を極めて高く評価している。恐らく現在NPBに残っている誰よりも上の逸材だろうし、二刀流(英語では簡単に two way となっていたが)などやらせずに投手だけで何処まで行けるかやらせてみたかった。今年を含めて2~3年は投手だけでやらせてみて、成功しなかったならば打者に専念させても遅くはないのではとすら考えている。その為には今年中は故障した肘を酷使しない為にも、投手は封印して置いて欲しいとすら考えている。
大谷翔平君の素質を認めるとは言ったが、サッカー出身者として極めて残念なことがある。それは昭和25年に湘南高校に衆樹資宏が入学して投手として期待されて野球部に入った際に、投球練習をしている衆樹の速球を見たサッカー部の監督に我々3先生が大目玉を食らったことを想起させるのだ。監督は「お前らは何をやっていたのか。あれほどの逸材を為す術もなく野球部如きに取られたとは大失態だ。あれは何十年に一人という素材だ」と言って怒っておられたのだ。遺憾ながらその通りだと思った。
大谷翔平君にも同じことが言えると思う。「現在のサッカー界にあれほどの素質を持つ者がいるのか」ということだ。残念なことをしたものだと、独り静かに悔やんでいる。衆樹は校内のサッカー大会に出場してシュートを放ったのを見たが、そのスピードには我々サッカー部員は遙かに及ばない凄さがあった。その衆樹は慶應からプロに行ってからは外野手になったが成功せず、藤沢に戻ってきて喫茶店をやっていたと聞いた。だが、確か40歳台で亡くなってしまった。あのシュートは今でも目に残っている。