新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

迷惑メールの襲来は続く

2020-07-14 10:11:03 | コラム
良く飽きずに継続しているものだと思う:

この「ホットな女の子をお探しですか」で始まるメールを、本気になって読んで応答する人がいるのだろうかと疑っている。当方はその数が300本に迫ってからは一括で削除するだけだが、如何に機械で送信しているとは言え、単独犯なのか複数犯か知らないが、ご苦労様な事だと寧ろ感心している今日この頃だ。だが、腹立たしい思いであるのは間違いない。敵は私のメールアドレスを盗んだのであるから、このメールくらいは読めば良いと思っている。

その攻勢振りを振り返ってみれば、7月1日には248本と伸ばし、263本、276本、290本、286本、285本と高止まりして、7日の七夕には279本となり、8日には288本、9日が245本、10日には遂に302本とまで伸ばして大台を突破していた。その後は11日が289本、12日が276本、13日が279本、本14日は282本だった。本当に良く飽きないものだと感心している。

このように纏めているのは、ただ単に記録を取っておこうと考えただけであると共に、何時になったら終わるのかを楽しみにしているからだ。更に言えば、何故先月から急増したのかも不思議に思っているという点もある。それまでは精々1週間に2本も来る程度だったので、不思議な現象だと思っている。

定額給付金10万円の使い道

2020-07-13 08:56:14 | コラム
些か衝撃的でも納得できたニュース:

本13日朝は前夜の早寝が徒となって4時過ぎには目が覚めてしまったので、仕方がなく起き上がって着替えまで済ませて、何分にも新聞休刊日なので、テレビのニュースを見ているしか選択肢がなかった。すると、テレ朝で「エッ」というようなことを言い出したのだった。

それは「東京都で6日連続(だったか)で感染者が200人超だったことの最大の理由である、20~30歳代が多かった理由」を分析して見せていた点だった。若者たちは10万円という不労所得を得て小遣い銭が豊富になったので、それを握りしめてキャバクラや風俗に一斉に繰り出したのだというのだ。彼等が独身で係累もない気楽な立場にあれば「この時とばかりに出掛けてきているのだ」と遊興先で言っていたと、キャバクラや風俗店の責任者が顔を隠してのインタビューに答えている絵が、前後2度ほど流されたのだった。

60年以上も前に若者だった者として「何ということをするのだ、今時の若者は」と先ずは憤慨したのだった。「安倍内閣はそういうことに消費して貰う為に税金から散々苦労して10万円を給付したのではない」と怒鳴りたい気分だった。60年以上も前には新卒の初任給が1万円前後だったが、そういう遊興に使える可処分所得等ある訳がなかったと、今や良い時代になったものだと感慨に耽っていた。同時に、そういう一時の不労所得があれば、あの頃でも遊興費に充てたかも知れないと、妙に納得して聞いていた。だが「怪しからん」という怒りは消えるものではなかった。

かかる不行跡を働いた若者たちは無症状であれば、感染したとも知らずに職場にも出て行っただろうし、友人や知人たちと懇談したり会食もしただろうし、誤ったカタカナ語である「リピーター」となって再三夜の街に出て行っていたかも知れない。そうであれば、如何に西村大臣や小池都知事が「気を緩めるな」であるとか「自粛して頂きたい」と叫んでも効果が挙がらない訳である。また、遊興に耽る若者が都内の居住者ではなく隣接の3県からやって来ているのであれば、そこでも感染者が増えるのは当たり前だったかも知れないと納得もした。

その後に歌舞伎町のような感のある街頭でインタビューされた如何にもという服装の馬鹿者数人が「俺たちは若いから感染しないのだ。心配ないのだ」と叫んでいた。怒るよりも「世も末だな」と思わせられただけだった。安倍総理はまさか給付金がこのような結果をもたらすとはお考えになっていなかったのではなかろうか。私はこれでは経済が回る訳はなかったなと痛感している。ということだったのであれば、本当の意味の「第二波」の襲来ではなかったのであれば、少しだけでも安心材料にはなるのだ。


7月12日 その2 新宿区百人町に新しいホテルとレストランが

2020-07-12 14:49:59 | コラム
この街に不似合いな洗練されたホテルとレストランが:

7月4日から営業を開始したという Galois Hotelの1階には、 GAZEBO TOKYOというレストランも開店していた。我が家から精々徒歩で7~8分の距離だが、そこを超えて新大久保駅前まで出掛けたのが先月の23日だけだったので、両方とも開店(「オープン」なんているカタカナ語は使わないよ)していたとは、ついぞ知らなかった。本12日には来客もあったので、家内と共にこの街にホテルを開業するとは大胆なと思って、偵察旁々昼食に出掛けて見た。

GAZEBOに入って見て些か戸惑ったことは、とてもこの界隈にある食べ物屋とは全く異なる雰囲気で、案内したお客様の感想でも「タイ国のホテルのダイニングルームにでも入ったか」と感じたのだった。内装も綺麗だったし空調が効きすぎている感はあったが、ウエイトレスたちも確かにホテルのそれらしき雰囲気を醸し出していた。勝手に着席して良いと言うので、最も椅子が良いテーブルを選んだ。そこでメニューを貰えば、明らかにタイ風の料理が並んでいた。ランチは¥980(税抜き)と先ず先ず経済的だった。

しかしながら、店内を見回しても我々以外の客は2人だけ。丁度正午だというのに、明らかに「三密」ではなかったという、レストランにとってはお気の毒だが我々には安心出来る状況。しかも、天井に4台準備されているBoseのスピーカーからは綺麗なアルトサックスのソロで、“The Nearness of you”という久し振りに聴く曲が結構なアドリブで流れていたのには少しく感動。料理にはチャンとタイ米が使われていたし、タイの事情に明るいお客様は注文されたグリーンカレーには「現地の味が出ている」と評価された。

我々の中で意見が一致したことは「このホテルは以前はかなりな面積があった月極駐車場だったものを2年ほど前に潰してホテルを建てていたのだ。思うに、本来ならば来週には開始されていたはずのオリンピック需要を見込んだのだろうが、誰もが夢想だにしていなかった武漢ウイルスの襲来に遭って大いに予定が狂ったのだろう」という点だった。それのみならず、新宿区百人町は小池都知事様ご指定の「夜の街」代表格の歌舞伎町まで徒歩でも20分は要すまいという至近距離にあるという危険材料もあるのだ。しかも累計の感染者数では23区内の首位を独走している状態だ。

だが、お客様と私も「このレストランはこれから先に使えるな」と、ここでも意見の一致を見た。また、帰宅後に早速検索してみれば、GALOIS HOTELの室内は中々もので、宿泊代も確か最高値でも¥9,000程度だった。APA Hotelの元谷社長はこの業界にとっては最悪の状況下でも黒字を計上すると強気だが、このホテルとレストランがこれから先どうやって運営していけば無事に採算が成り立つのだろうかと、他人の疝気を頭痛に病みながら、天気予報通りに30度は超えていただろう暑さの中を帰宅したのだった。


私だけの英語勉強法

2020-07-12 10:52:10 | コラム
英語を話すときには使う筋肉が違う:

この際、私自身の為にも永年主張し続けて来た「私だけの勉強法」を総括してみようと思うに至りました。勝手な言い分で恐縮ですが、暫くお付き合い下されば幸甚です。恐らく、こういうことを言っているのは私だけだと思うですが、偉そうに言えば「こういう考え方をしない方々がどれほど成功していたのかな」となります。

英語の発音:
私が幸運だったのは昭和20年(1945年)という戦時中に入学した神奈川県立湘南中学で最初に出会った英語の先生は、何と外見は全く白人そのもので、当時は「合いの子」と言われていた人でした。その先生は今にして思えば完璧なアメリカ式発音を教えられ、それまでに敵性語の英語に接したことがなかった私は素直にその真似をして、それがまた上手く行って褒められたので、嬉しくなって真似をし続けました。それが後になって非常に良い結果を生むのです。アメリカ人たちには「君の英語の発音は”clarity“は特徴だから、そこは維持するように」と言われました。

正直に言えば、私は我が国の英語教育の数ある欠点の中の一つに「発音」があると主張してきました。その意味は先ず「ローマ字式の発音」であり「子音で止める発音が出来ないこと」なのです。因みに、韓国語には「子音止め」があります。そういう発音で育ってきた方々が英語教師になって教えるのですから、「外国人離れした発音」になるのは防ぎようがないと思うのです。それに加えて、私が知る限りの同胞で“th”、“a,e,i,o,u”に“r”が続く発音が出来ていない人がほぼ100%だと経験上も言えます。“f”や“v”も“w”も出来ていません。いえ、教えられていないのでしょう。

だから native speakerを連れてきて教えて貰えば良いというのは、物事が解っていない暴論です。私の持論では「日本までやって来て英語を教えて生活しよう」などと考える輩は本国における食い詰め者と見て良いだろう。そういう好い加減な外国人教員を約2校の大学で見かけました。まともな者であれば、自分の国でチャンとした職にありつけるはずです。私は我が家の近くでそういう不埒な若いアメリカ人の夫婦に出会って、「外国人に英語を教える資格を持っていないとは犯罪的だ。この場からそのケースを引っ張って成田に行って帰国しろ」と怒鳴ってやったことがありました

私はWeycoに移って頻繁にアメリカに出張するようになって気が付いたことが、何点かありました。その一つが“th”の発音をするので舌の先が痛くなったこと、“f”と“v”の為に下唇が腫れてきたこと、“w”の発音で口が横に広がると言えば大袈裟ですが、頬の筋肉が疲れてきたというような現象です。即ち、明らかに日本語とは異なる顔の筋肉を使うのが英語の(正しい)発音なので、馴れてくるほどに、終戦直後あれほど嫌っていた所謂「二世面」になっていったのでした。これは、1990年代に近くなった頃の写真を見れば明らかでした。

しかし、全く英語を話す機会などない今では、完全に日本人の顔に戻りましたが、英語が話しにくくなったのも確かです。その点を強調する意味で、私は「英語の発音を綺麗にしようと思えば、顔の筋肉のトレーニングが必要だ」と言うのですが、その意味は先ず理解されませんでした。当然のように、「そこまで配慮しなくても話が通じれば良いじゃないか」と反論する方はおられます。その方とは敢えて議論はしません。私のもう一つの主張は「発音が綺麗で正確なことは、七難隠す」なのですから。それは「聞いている方に好印象を与える」と確信しているからです。要するに「発音は綺麗で正確になるように努力しよう」ということです。

今回はここまでにして、次回は「英語の品格」と「無意識の非礼を犯さないないよう」辺りに触れてみたいと思います。


7月11日 2020年上半期のベストセラー

2020-07-11 13:48:24 | コラム
総合1位が小説版「鬼滅の刃」だった:

日本出版販売がこのほど2020年上半期のベストセラーを集計した結果を発表した。ここでの上半期は2019年11月24日~2020年5月23日となっている。総合ランキングでの主な作品は下記のようになっていた。年齢と共にメッキリ視力が衰えた現在では読書から遠ざかっているとは言え、知らない作品ばかりだったのには、今更ながら今昔の感を禁じ得ない。なお、各作品の後の括弧内は著者となっている。因みに、第1位となった「鬼滅の刃」は大変な人気がある漫画だと、テレビのニュースで見た記憶があった。

第1位は「鬼滅の刃 片羽の蝶」(吾峠呼世晴/矢島綾)、第2位が「鬼滅の刃 しあわせの花」(同前)、第3位はWORLD SEIKYO 2020年春号(―)、第4位が「ぼくはイエローデホワイトで、ちょっとブルー(ブレイディみかこ)、第5位には「田中みな実 1st写真集 Sincerely yours」(田中みな実/伊藤美紀)、第6位は「こども六法」(山崎総一郎)、第7位には「鋼鉄の法」(大川隆法)、第8位に「はじめてのやせ筋トレ」(とがわ愛/坂井建雄)、第9位に「ポケットモンスター・シールド 公式ガイドブック 完全ストーリー+ガラル図鑑」(本宮秀介/ワンナップ)、第10位に漸く知っていた本が現れて「反日種族主義」(李栄薫)という具合だった。

以下、20位までを紹介しておくと「ケーキの切れない非行少年たち」(宮口幸治)、「世界一美味しい手抜きごはん」(はらぺこグリスリー)、「流浪の月」(風良ゆう)、「DVDでよくわかる!120歳まで生きるロングブレス」(美木良介)、「FACTFULNESS」(ハンス・ロスリング/オーラ・ロスリング他)、「見るだけで勝手に記憶力がよくなるドリル」(池田義博)、乃木坂46写真集 乃木撮 VOL.2」(乃木坂46)、「オーバーロード (14)」(丸山くがね)、「一切なりゆき」樹木希林のことば」(樹木希林)、「クスノキの番人」(東野圭吾)となっていた。

ここまでのところで、何と言って感想を述べたらよいのか、言葉が浮かんでこなかった。如何に総合版とは言え、時代の移り変わりをイヤと言うほど感じていた。

参考資料:紙業タイムス社刊 Future誌 20年7月20日号