1010 Radio

ラジオから色んな情報が発信されるように、車いすの視点から情報や思いを発信。

中国国際放送(5月31日放送)

2006-06-01 | ラジオ

●中国全人代常務委員会の呉邦国委員長は欧州への友好歴訪を終え、モ
 スクワで開かれた上海協力機構加盟国議長会合に出席した後、31日午前、
 特別機で北京に戻った。
●中国国務院の唐家セン国務委員は、31日北京で中国・アラブ協力フォー
 ラム第2回閣僚級会議に出席している、アラブ連盟のムーサ事務局長と会
 談した。

●中国国務院台湾事務弁公室報道官は31日、台湾当局がこのほど発表した
 国家安全報告は,両岸関係と平和発展を直接破壊したと指摘した。
●中国農業省によると、今年の5月以来ボツワナ、デンマークなどの国で相次
 いでH5N1型鳥インフルエンザの感染が発生した
 ことから、外国の鳥インフルエンザウィルスの中国への感染拡大を防止し、牧
 畜業の安全を確保するため、中国はボツワナ、デンマークからの家禽類やそ
 の製品の直接あるいは間接的な輸入を禁止した。
●中国は都市部の大気汚染の綜合的な防止策を強化し、2010年までに65%以
 上の都市の良好な大気環境日数を292日間以上に向上させる。

●30日東京で開かれている、第一回中日省エネによる環境保全フォーラムで中
 日双方は、鉄鋼、自動車など六つの産業分野で、省エネによる環境保全をい
 かに進めるかに付いて意見交換すると共に、協力覚書を交換した。
●中国の国連次席代表は30日ニューヨークで、テロ取り締まりは、国際社会の
 共同の責任だと強調した。
●中国外務省報道官は、インドネシアのジャワ島で地震が発生した後、中国政
 府は、200万$の現金をただちに提供し、被災地の医療支援のため、救援チー
 ムを派遣した。
 また中国政府は、被災地の需要に併せ、人民元1000万元に当たる救援物資
 を追加すると述べた。

●イランのモッタキ外相はマレーシアで、イランは核問題を巡る交渉を再開する用
 意があるとの考えを示した。これに対しアメリカホワイトハウスのスノー報道は、
 アメリカはこれに歓迎の意を表すと共に、交渉が成果を収めるよう期待している
 と述べた。
●イラク警察局は30日、イラク各地で自爆テロが3件起き、少なくとも43人が死亡
 し100人近くが負傷したことを明らかにした。

ラジオ・タイランド(5月30日放送)

2006-06-01 | ラジオ

●タイの陸軍司令官は、先に最南端の三県のひとつナラティワート県で、
 女性教師2人が住民に暴行され重軽傷を負った事件に伴い、南部の
 治安部隊に対し、学校の警備をさらに強化するよう指示した。これらの
 県では約2年前からイスラム過激派による殺傷事件が頻発しており、こ
 れまでに兵士、警察官、一般市民が千数百人犠牲になっている。
 これら三県は仏教徒が人口の大部分を占めるタイにあって、歴史的背
 景から住民の殆どがイスラム教徒という特質性がある。
 またイスラム過激派は、以前からこれらの県で暗躍していた軍事主義
 者が中心となっていると報じられている。
 
 軍事主義者たちはこれら三県を、イスラム教国境とする独立国とするこ
 とを目指しているとされ、また2001年9月のニューヨークの同時多発テロ
 に伴い、世界的にイスラム原理主義者のグループがテロを活発化させて
 いることが、南部の殺傷事件増加にも影響をしていると指摘されている。
 しかし治安当局によると南部三県で暗躍している、過激派は補整的なテ
 ロリストとの繋がりは無いとされている。
 また治安部隊は他県から投入された仏教徒の兵士、警察官が殆どで住
 民との関係が、しっくりいっていないと伝えられている。

 このほか最南端三県では、殺傷事件の続発に伴い他の地域への転勤を
 希望する教職員が増加し、教育にも影響が出ている。
 これらの県ではイスラム過激派が、政府系学校の教職員が政府の手先だ
 として、襲撃を繰り返しており、これまでに多くの教職員が死傷している。

●TOT社は来月9日に、国王陛下が在60周年を迎えられることから、祝いの
 メッセージを受け付けるサービスを開始する。このサービスは1900900900
 と、10桁の電話番号に電話すると、そのメッセージが録音される。
 TOTの担当者はこのサービスは料金が1回9バーツに設定されているが、こ
 のサービスからの収益は国王陛下の提唱で実施されている、開発プロジェ
 クト等に役立てられることになると説明している。
 このサービスは来月1日から30日までの、1ヶ月間となっている。

 陛下は丁度60年前の1946年6月9日、ラマ8世王が急逝したことから王位に
 就かれる事になった。またその後、陛下は国王として国民の生活を改善す
 るため献身的に全国をまわり、またさまざまな改革計画を提唱してきた。

 こような努力が高く評価され、陛下は先にアナン国連事務総長から国連の
 改革賞を受けられた。このほか現在バンコクに隣接するノンタブリー県にあ
 る、大きな会議展示センターでは、陛下がこれまでに歩まれた人生を紹介
 する展示会が行われている。
 ここでは王室、陛下が提唱された改革プロジェクト、陛下の生い立ちなどが
 展示やドラマによって紹介されてた。

 またタイでは十二支すなわち12年を、ひとつの区切りとして祝う習慣がある
 が、60年も十二支が5順したものであるため今回の陛下の在60年は非常に
 めでたいとされている。
 来月は陛下の在60周年を祝う、さまざまなイベントが催されることになって
 いる。

●農業大臣によると北部で発生した洪水と土砂崩れが発生した被災地では、
 関係当局が住民に対し、適切な支援を提供している。特にウッタラディッ
 ト県では豪雨に伴い大規模な土砂崩れが発生し、多くの住宅が土砂に押し
 流される事態となった。現場では遺体の収容、怪我人の救出、手当てが行
 われているが、被害地域が広範であるため遺体の収容にはさらに時間がか
 かると予想されている。

 また農業大臣は北部では大雨の為に、地盤が緩んでいるところが多いと予
 想され、特に土砂崩れが発生する恐れのある場所の近くに住む人々は、今
 後も充分注意する必要があると指摘した。

 このような土砂崩れは集中豪雨が直接の原因であるものの、森林伐採など
 で土砂が崩れやすくなっていることも原因だと指摘されている。
 このため農業省では、今後の自然災害を防止するため土砂崩れの地域で、
 斜面に植物等を植えるなどの対策を講ずることにしている。
 植物が根を張ることで土壌の補整力などが高まり、土砂崩れが発生しにくく
 なる。