インドネシアの声(6月2日放送）

ジョグジャカルタと中部ジャワを襲ったM6.3の地震から6日目を迎え、犠牲者
は5400人となり、近隣諸国は多くの被害者救済を行っている。

昨日ロシアの医師チームとアラブ首長国の支援団が、ジョグジャカルタに到
着した。
在インドネシア・ロシア大使館は、この医師チームは小児科・心療科・救急救
命の11人の専門医から構成されているとした。
インドネシア外務大臣によると、この医師チームは被災地のうち中部ジャワに
派遣され、地震で被害に遭った子供たちを治療していく。

また外務大臣によるとロシア、アラブ首長国の他にもイラン、パキスタン、日本、
アメリカ、イギリス、オランダ、シンガポールと言った国々も多くの被災者救済
のためインドネシアに派遣している。

台湾政府は5月27日地震に見舞われたバントゥル県の住民に対し、昨日第一
段階の人道支援を行った。この支援はインドネシアの台湾代表部代表に委任さ
れ(?)が受ける形となった。ジャカルタの台湾通商経済部も行動しており20トンの
食料、飲料水、米、テント、薬品が支給される。台湾政府は被災者に対し10万US
$の支援を約束しており、近い将来第2段階の支援も行う予定となっている。

※(?)はノイズで聴き取れず

■日本赤十字社ではジャワ島地震災害義捐金を募集しています

中国国際放送（6月2日放送）

●1日夜、中米両国首脳が両国関係やイランの核問題に付いて電話会談を
　行った。
●上海協力機構事務局長は、まもなく開かれる上海協力機構サミットは、そ
　の発展が新しい段階に入ったことを示した。
　上海協力機構サミット第6回会議は、今月15日から上海で開催される。
●中国の薄熙来商務相は、中日関係は、まだ政治と経済が両方とも冷え込
　んだわけではない。しかし経済貿易の発展の速度が遅くなったことは双方
　の利益に合わない。両国は政治的に好ましい環境をつくった上で、未来に
　目を向け、経済貿易協力を全面的に強化していくべきだとした。
　またこの中で熙来商務相は、歴史や靖国神社問題にも触れ、日本の政治
　家は歴史問題を適確に処理し、靖国神社に再び参拝すべきではないと述
　べた。

●中国交通省の責任者は、国際条約の規定に従い、中国とベトナムはベト
　ナムの漁船事故による行方不明者と、漁船に対する大規模な捜索活動を
　終わると述べた。
　これは5月下旬、台風1号の影響でベトナム漁船32隻がベトナム周辺海域
　で沈没し、漁船に乗っていた数百人が行方不明になった。事故発生後、中
　国は漁船の捜索と船員の救出活動に取り組み、これまで合わせて22隻の
　漁船を発見し300人あまりを救出。これは中国が行った史上最大規模な海
　難救助活動となった。

●中国国民が台風に付いて理解し充分な備えが出来るよう、中国では6月15
　日から新しい熱帯サイクロンの基準を作り、新たに強台風とスーパー強台風
　といった二つのランクを増やすことになった。
　他の国や地域と違い、中国のこれまでの熱帯サイクロンに関する等級は簡単
　なもので、国民が違いを認識するには十分とは言えないものだった。
　これまでの基準は熱帯低気圧、熱帯嵐、強熱帯嵐、そして台風の4つの等級
　だが、新しい基準では新たに強台風とスーパー強台風の2つの等級を増やし
　た。今後この2つのランクも、中国の気象関連部門とマスコミの予報に登場す
　ることになる。

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●ニューヨークの国連本部で開かれている、AIDS問題に関する第60回国連総
　会ハイレベル会議に出席した中国衛生省の次官は1日、各国の代表と国連
　の関係機関は、中国政府のAIDS予防活動を評価していると述べた。
●国連安保理常任理事国とドイツは1日、ウィーンで6カ国外相会合を開き、各
　国は、イラン核問題の解決に付いてEUが提出した包括的見返り案に付いて
　合意した。
●中国外相はイランのモッタキ外相と電話会談を行った。