中国国際放送（6月3日放送）

●ベトナムでAPECアジア太平洋経済協力機構貿易相会合に出席している
　中国の薄熙来商務相は2日、ホーチミン市でアメリカ通商代表部のスーザ
　ン・シュワブ次席代表と会談を行った。
●中国外務省は3日、中国とアラブ諸国をテーマとした市民見学活動を行っ
　た。全国各地から来た200人の一般市民が招かれ外務省庁舎を見学した。

●中国国際救援チームの地震専門家は2日、インドネシア側に地震被害調
　査報告を提出した。この報告は今回のインドネシア地震で被害を受けた状
　況を地図で説明すると共に、地震発生の原因を分析し、地震後の復旧作業
　に付いてアドバイスをしている。
●中国北部の黒竜江省と内蒙古自治区で発生した、雷による森林火災は完
　全に鎮火した。
●広西チワン族自治区を訪問している香港特別行政区行政長官は、香港は
　国際的な金融センター、貿易センター、及び物流センターということを利用し、
　汎珠江デルタ地域の経済協力と発展を積極的に促進すると述べた。

●中国のお茶の産地である雲南省は9月22日から26日にかけて、2006年中
　国雲南プーアル茶国際展示商談会を行う予定。
　雲南省は中国の主なお茶の産地の一つであり、茶畑の面積が全国で1位を
　占めており、世界でお茶の原産地と認められている。

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●中国衛生省の次官は2日、国連AIDS特別総会高級会合で、中国のAIDS予
　防治療の状況を説明した。
●国連アナン事務総長は、ニューヨーク訪問している日本の森前首相と会談。
　席上アナン事務総長は、日本は中国や韓国との関係改善に努力しなければ
　ならないとの考えを示した。

タイ北部の豪雨

●国家自然災害警報委員会によると、タイ北部の15県は洪水や土砂崩れ
　で大きな影響を受けやすいため、堤防システムを早急に整備することが
　必要。
　
　先に北部一帯は豪雨に見舞われ、このためにウッタラディット県などでは
　洪水による土砂崩れが発生し、住民数十人が犠牲になっている。
　ウッタラディット県にあるダムには土砂崩れのために、土砂が大量に流れ
　込んだが付近の住民も土砂と共にダムに流された。
　ダムではダイバーによる捜索が行われたが、ダムには木材や壊れた家
　屋の柱や板、家財道具や土砂が流れ込んでおり、これらの障害物が15
　平方キロメートルに及んで浮かんだり堆積したりしているため、ダイバー
　による遺体の収容は難航を極めている。

　また北部では土砂崩れのために鉄道が不通になっているが、タイ国有鉄
　道によると今月半ばには完全に復旧できる見通し。
　
　国家自然災害警報委員会委員長によると、一昨年12月にタイ南部の6県
　が大津波に見舞われ非常に多くの被害を受けたことから、津波の危険を
　事前に伝える警報システムが整備されているが、大水や土砂崩れにも付
　いても同様の警報システムを備えることが望ましい。

　北部の観光地チェンマイも昨年中心部が洪水に見舞われたが、チェンマイ
　では観光スポットのひとつナイトバザールに警報塔を設置するのが望まし
　いとされている。
　国家自然災害警報委員会によると、北部の警報システムの整備には、約
　3億バーツが必要とされている。

ラジオ・タイランド（6月1日放送）

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