1010 Radio

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グルジアのイラン戦争参加はロシアの安全保障に脅威を与える

2008-10-08 | ラジオ
もしアメリカ政府がイランに対して戦争を開始する決定を下す場合、グ
ルジアはその戦争に巻き込まれる可能性がある。
こういった状況の下でロシアの安全保障には、追加的な脅威が発生す
ることになる。
ロシア安全保障会議組織長は、10月2日付の新聞イズベスチアに掲載
されたインタビュー記事の中で、この様なロシアの安全保障に追加的
な脅威が生じる可能性を除外していない。グルジアに対するアメリカの
関心は、基本的にはグルジアの軍事、政治、戦略的判断に基づいてい
るものだ。
グルジア領はカスカス地方を統制するだけでなく、イラン全域にミサイル
攻撃を行うことを可能にする拠点として検討されている。

イランの核問題が解決されていないことを口実に、イランに対して軍隊を
適用する可能性に付いては、アメリカがイラク侵攻を開始したときから、
実際にはずっとアメリカで活発に話し合われてきた。

これに関連して黒海艦隊のバルチン元司令官は、アメリカにとってグルジ
アの(?)とは、イランに接近出来ることであるとして次のように語っている。
「もしグルジアの飛行場から飛行機を飛び立たせた場合、その飛行機は
連邦の上を飛ぶことになり、そうすればこの防空監視団は上空侵犯しない
ことになる。
また外国へのミサイル攻撃をするための、飛来時間は2分以内に収めるこ
とになる。
たった2分では幾らレーダーなどの、電子工学的対抗措置で測定しても、
実際のところ、このミサイル攻撃に反撃撃退するのは不可能なことだ」
黒海艦隊のバルチン元司令官は、この様にコメントしている。

まさにこの様な理由によってアメリカが、グルジアに対して関心を高めてい
ること、そしてグルジアをNATOに加盟させ、グルジア軍を近代化して新た
な条件の下で訓練しようとしている、アメリカの一連の試みを説明すること
が出来る。

この様な様々な要因、そしてアメリカがグルジアに対して持つ役割や影響
力を考慮に入れた上で、多くの専門家や政治家たちはイラン問題に関する
アメリカの政策において、グルジアを利用しようというアメリカが保持してい
る意向に付いて見解を示した。
カフカス地方の同盟国である、サーカシビリ体制のグルジアの権利を晴らし、
グルジアを守ろうとするアメリカの政治家等による試みは積極的に行われ、
その犠牲者に対しては殆ど関心が向けられていない。

現在グルジアは懸命に近代化されている。この近代化はグルジア、南オセ
チア紛争以前から先ず第一に、アメリカの資金によって実行されている。
そしてこのことはイランに軍事的圧力を与えるため、アメリカがカフカス地方
を拠点にしようとしている、一連の計画が話し合われる上での、さらにもう
一つの証拠として検討しない訳にはいかないだろう。


(?)は聴き取れず

10月3日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル