1010 Radio

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世界金融危機対策のために力を合わせていくロシアと中国

2008-10-30 | ラジオ
10月28日、メドヴェージェフ大統領およびプーチン首相と、中国の温家宝首
相との会談が行われ、ロシアと中国が世界金融危機対策において力を合
わせていくことが、一つの大きなテーマとなっている。
これに関連してロシアの声の評論委員は、次の様にコメントしている。
露中のビジネスエリート達は両国の首脳によって計画された、この複数の
構想を特別な期待を持って待ち受けていた。

世界金融危機によって今回のモスクワでの交渉の(?)は、修正されることに
なったが、そのベクトルは従来どおりのものとなった。
世界経済の曖昧さや世界金融システムの危機的現象、通貨の激しい変動
や銀行間決済の(?)にも関わらず、ロシアと中国のビジネス界は投資協力の
発展の優先性を強調している。
さらにこの世界金融危機によって、露中両国は早期に共同で現在抱えてい
る障害を除去し、複数の大規模プロジェクトの実現を活発化していく方向へと
向かっている。

これに関連して極東研究所副所長は、ロシアと中国は世界金融危機によって
投げかけられている脅威を、二国間協力の今後の発展のための(?)に変えて
いかなければならないと考えている。
極東研究所はロシア大統領府と、内閣のための提案書を用意している。
副所長はさらに次の様にコメントしている。
「ロシアと中国は最小限の損失で、世界の金融危機から脱していくだろう。
何故なら両国の証券取引市場は過小評価され、現実的な経済から引き離され
たからだ。
こういった条件の下でロシアは貿易、経済および投資協力の著しい拡大を考慮
に入れると、自国の損失を最小限に食い止めることが可能だ。
またこのことはロシアにも中国にも、追加的な複数の金融リスクを避けることを
可能にさせる」
副所長はこの様に述べている。

露中両国ならびにインド、ブラジルは非常にダイナミックに発展している経済国
4カ国に入っている。
さらに中国やロシアは金外貨準備高において、それぞれ世界一位三位を占め
ている。
ですからロシアと中国の首脳レベルにおける今日の決定や、モスクワでスター
トがきられる新たな複数のビジネスプロジェクトは、実際に世界経済の安定化
の利益にも関係している。

話し合いでは露中のエネルギー、機械製作、ハイテク、科学建設工業分野に
おける共同行動への、新たなレベルへの打開策や共同産業テクノパークにお
ける、ハイテク製品の生産拡大に付いても話し合われる。
さらにロシア、中国両政府は主要通貨の両替レートの大きな変動を考慮したう
えで、支払い面においてロシアのルーブルと中国の元の利用を拡大していく意
向だ。
一方でもし両国が、より積極的に全ての支払いに日本の円や、韓国のウォンを
使用する場合、実際のところそれぞれの国の固有の通貨が同時に流通するよう
な、新たな新規的金融ソーンが形成される可能性もある。

(?)は聴き取れず

人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか

水野 和夫
日本経済新聞出版社


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10月28日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル