1010 Radio

ラジオから色んな情報が発信されるように、車いすの視点から情報や思いを発信。

北欧諸国の問題解決にあたり、完全なパートナーであるロシア(1)

2009-11-01 | ラジオ
10月27日からスウェーデンのストックホルムにデンマーク、アイスラ
ンド、ノルウェー、フィンランド,スウェーデンの代表者らが集まり北欧
理事会とEUとの協力関係、環境問題、エネルギー問題、交通システ
ムなどのテーマに付いて話し合いを行う。
ロシアは北欧理事会の加盟国ではないが、従来より北欧理事会の
協議にオブザーバーとして参加している。
これに関連してロシアの声の記者は、次の様にまとめている。
北欧閣僚理事会広報事務所所長は、ロシアと北欧は多くの共通点が
あるため、山積した問題を解決するために、共同のアプローチを考案す
る必要があるとの見方を示している。
続けて所長は次の様に述べている。
「ロシアも北欧も非常に似通った地理的条件、自然そして環境を持って
いる。
つまり私達は非常に近い隣国なのだ。
従ってロシアと北欧の協力関係は、肯定的な結果を齎してくれる。
というのも私達は共同で解決しなければならない、多くの問題を抱えて
いるからだ」
所長はこの様に述べている。

北欧理事会は1952年に5つの北欧諸国の、政党代表が集まった諮問機
関として創設された。
北欧理事会の主な課題は、北欧諸国の振興と協力を進めることだ。
北欧理事会の活動によって共通の労働市場の創設、ビザ無し渡航、国
籍取得の簡素化、保険、社会保障、教育分野における統一規格が導入
された。

モスクワ国際関係大学・ヨーロッパ総合学科教授は、北欧理事会に他の
国が参加することは想定されてはいないが、北欧理事会は活発に隣接諸
国との関係を拡大させてると述べている。
続けて教授は次の様に語っている。
「北欧諸国は冷戦後、極北の情勢を再び評価しなおした。
そしてこの極北地域における国際関係を、再構築するに当たり鍵となるパ
ートナーとなったのがロシアだった。
そしてバレンツ海、欧州北極圏協評議会、バルト海諸国理事会ならびに北
極理事会が創設されたのだ。
こうした協力関係のネットワークを支えにして、北欧理事会はロシアと共に
ノースリメンションプログラムを共同で採択した。
その後このプログラムは、ロシアとEU,ノルウェー、アイスランドとの協力関
係プログラムに改変され、その基本となる枠組みが、協力関係からパートナ
ーシップ関係になった。
先ず最初に環境保護、保険、社会保障分野でのパートナーシップが構築さ
れた。
また輸送ロジスチック分野でのパートナーシップ関係も創設された。
現在この輸送ロジスチックのプロジェクトが、プログラムでの主要方針になっ
た。

長文のため(2)へと続く

貧困にあえぐ国ニッポンと貧困をなくした国スウェーデン

竹崎 孜
あけび書房


このアイテムの詳細を見る

10月27日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル