アフガニスタンでは19日、大統領就任式が行われ再選を果たし、
今後5年間にわたって任期を務めることになる、カルザイ大統領が
宣誓を行った。
この就任式に当たってアフガニスタン国民、周辺諸国そしてこの国
に部隊を派遣している反テロ同盟国らを含め国際社会全体が、今
後カルザ大統領が、新たな政策を行うよう大きな期待を寄せている。
新たな政策とはアフガニスタン国内に拡大する、否定的な動きを押
しとどめ状況を統制下に置き、長年にわたる戦時状態に終止符を打
つ路線の構築を意味している。
このためにはアフガン社会を結束させ、(?)勢力から遠ざけるための
努力が必要だ。
カルザイ大統領は1期目の任期で、この目的を達成することが出来
なかった。
アフガニスタン政権は最も重要な決定は、アメリカによって下されると
いう状況に馴れきっていたため、アメリカ側から国内問題の処理を自
力で行うよう要求されると、多くの場面でこれに対する準備がまだな
されていないことが明らかとなった。
このためカルザイ氏は(?)からも西側からも、厳しい批判に晒されるこ
とになった。
今カルザイ氏にも、その政権にも自力でこうした問題を解決するだけ
の力は無い。
これに付いて戦略評価分析研究所の東洋学の専門家は、自力で解
決は出来なくても、国際社会の援助と協力を期待することは可能だと
して次の様に述べている。
「アフガニスタンから生まれる脅威は危険性の高いものだ。
ここから麻薬が輸出しイスラム原理主義が広まり、様々な人道問題
が拡大している。
ブッシュ政権時代はアフガニスタン、イランの問題は完全にアメリカ一
国が取り仕切る独占状態だった。
すべてアメリカ政府の統制の下に置かれていたのだ。ところが今の状
況は違う。
オバマ政権では少なくとも言葉の上では、アフガン正常化を国際社会
が共に行い、最大限多くの国がこれに参加する方向へ向けられている。
ここ最近アフガン情勢の統制を出来るだけ早期に、アフガン国民自身
の手に引き渡すことに付いて話し合いが行われている。19日、カルザ
イ大統領の就任式に出席しているラブロフ外相は、テロ拡大の危険性
を封じ、アフガンから流出する麻薬の脅威を断つため、あらゆることを
尽くさねばならないことを示した上で、理想としてはアフガンの治安維
持機関や国民軍の強化を図ることで、これは可能となるだろうとの考え
を示している」
※は(?)は聴き取れず
※(???)は何と言っているのか不明
11月19日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
今後5年間にわたって任期を務めることになる、カルザイ大統領が
宣誓を行った。
この就任式に当たってアフガニスタン国民、周辺諸国そしてこの国
に部隊を派遣している反テロ同盟国らを含め国際社会全体が、今
後カルザ大統領が、新たな政策を行うよう大きな期待を寄せている。
新たな政策とはアフガニスタン国内に拡大する、否定的な動きを押
しとどめ状況を統制下に置き、長年にわたる戦時状態に終止符を打
つ路線の構築を意味している。
このためにはアフガン社会を結束させ、(?)勢力から遠ざけるための
努力が必要だ。
カルザイ大統領は1期目の任期で、この目的を達成することが出来
なかった。
アフガニスタン政権は最も重要な決定は、アメリカによって下されると
いう状況に馴れきっていたため、アメリカ側から国内問題の処理を自
力で行うよう要求されると、多くの場面でこれに対する準備がまだな
されていないことが明らかとなった。
このためカルザイ氏は(?)からも西側からも、厳しい批判に晒されるこ
とになった。
今カルザイ氏にも、その政権にも自力でこうした問題を解決するだけ
の力は無い。
これに付いて戦略評価分析研究所の東洋学の専門家は、自力で解
決は出来なくても、国際社会の援助と協力を期待することは可能だと
して次の様に述べている。
「アフガニスタンから生まれる脅威は危険性の高いものだ。
ここから麻薬が輸出しイスラム原理主義が広まり、様々な人道問題
が拡大している。
ブッシュ政権時代はアフガニスタン、イランの問題は完全にアメリカ一
国が取り仕切る独占状態だった。
すべてアメリカ政府の統制の下に置かれていたのだ。ところが今の状
況は違う。
オバマ政権では少なくとも言葉の上では、アフガン正常化を国際社会
が共に行い、最大限多くの国がこれに参加する方向へ向けられている。
ここ最近アフガン情勢の統制を出来るだけ早期に、アフガン国民自身
の手に引き渡すことに付いて話し合いが行われている。19日、カルザ
イ大統領の就任式に出席しているラブロフ外相は、テロ拡大の危険性
を封じ、アフガンから流出する麻薬の脅威を断つため、あらゆることを
尽くさねばならないことを示した上で、理想としてはアフガンの治安維
持機関や国民軍の強化を図ることで、これは可能となるだろうとの考え
を示している」
※は(?)は聴き取れず
※(???)は何と言っているのか不明
11月19日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル