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経済危機はいつ終わるのかIMF理事長の発言から

2009-11-28 | ラジオ
IMF・国際通貨基金のストロスカーン理事長は、世界経済は回復
に向けた途上にある、と改めて述べる一方でIMF加盟各国に対し
て危機からの出口戦略の実現を急がないよう求めた。
IMFのサイトで発表されたメッセージの中で、ストロスカーン理事長
は次の様に述べている。
「ここ数年存在していた世界経済の成長モデルは、現在その最後
の日々を迎えようとしている。
古いパラダイムは死ぬか、ようやく両足で立っている状態だ。
ここ最近、回復の兆しを示す世界経済にとって、近い将来主要な問
題となるのは、危機後の新たな発展戦略を作ることだ。
危機脱出のため先進国は歳出を減らし、税収を増やさなくてはなら
ない」
IMFのストロスカーン理事長はメッセージの中でこのように指摘して
いる。

普段理事長は極めて発言が慎重な人だが、このところ幾つか思い
切ったことも言っている。
例えば丁度1週間前、理事長は世界各国に対して速やかに通過の
1極システム、つまり基軸通貨のとしてのドルを放棄するよう求めた。
理事長はさもなければもし1年の間に、世界経済が完全に回復した
場合、国際通貨システム変更を求める政治的な声は、無くなってし
まう可能性があるとしている。

ではここでロシアの経済学者で、アメリカ・カナダ研究所副所長は次
の様な見方を示している。
「始まった経済成長を先ず何よりも、アメリカにおける経済成長にとっ
て、ドルを他の通貨にか何かに変えることを原則的に口にすべきでな
いと思う。
そうした問題提起は時期尚早だと思うし、今の現実に反映していない。
皆さんよくご存知のように、そうした考え方は確かにあった。
そうした問題提起は今、あまり説得力が無いように思う。
ドルは唯一の準備通貨ではない。ユーロやポンド、円、スイスフラン等も
ある。
しかしそれぞれ国際的な決済や準備通貨としては、それを用いる場合そ
れぞれにマイナスや弱点がある。

長期的傾向でのドル離れがあるのは確かだろう。
中国など他の国々が金融市場も含めて、その立場を徐々に強めていくと
考える。
私の見るところドルが基軸通貨の座を去るためには、少なくない時間が必
要だ。
正直言って、そういったことが起こる可能性は近い将来、あまり想像しがた
いと思う」
副所長はこのように述べている。

IMFのストロスカーン理事長は、アメリカ経済へのドルの大量輸入が、極め
て近い将来金融市場における、バブルに繋がる可能性があることを懸念し
て、世界経済において全てがあるように、その場所に残ることを提案してい
る。

これ以降電波が弱くなり、ところどころ聴き取れず

グリーンスパン―アメリカ経済ブームとFRB議長

ボブ ウッドワード
日本経済新聞社


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11月25日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
コメント (2)
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