1010 Radio

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領土問題の解決に関心を抱くロシアと日本

2009-11-06 | ラジオ
東京で露日協議を行った、ロシアの外務省次官はロシアと日本は
領土問題の解決および、平和条約の締結に関心を抱いていると述
べた。
これに関連してロシアの声の評論委員は、次の様にコメントしてい
る。
ロシア外務省次官はロシアと日本は、共に国境線画定問題を解決
し平和条約を締結することを心から望んでいるものの、そうした問題
をめぐる両者の立場は決して近いものとは言えず、今のところ妥協
点を見出すことが出来ずにいると述べた。

次官はまた良好な条件が築かれ、戦略的パートナーシップ関係と協
力関係が築かれたとき、領土問題は解決に向けて少しずつ進展して
いくだろうと指摘した。

メドヴェージェフ大統領と鳩山首相は、9月にニューヨークで会談した。
また次の会談は11月にシンガポールで開かれる、APECサミットの枠
内で予定されている。
一方、鳩山首相が最近ロシアを、アジア太平洋地域の問題解決のパ
ートナーと評価し、露日関係だけでなく、国際的な重要課題において
も協力関係を発展させていきたいとの声明を行ったことに付いて、ロシ
アはこれを満足の意を持って受け止めている。

今年末までにモスクワで開かれる、露日政府間委員会の会合は貿易
経済および科学技術協力を、さらに推し進めるものとなるだろう。
これはロシアと日本の経済にとって、最も重要な課題の一つだ。

ロシア外務省外交アカデミー学長で、かつて駐日本ロシア大使を務め
た政治学博士のパノフ氏は、様々な分野での協力が、活発化すればす
るほど、平和条約締結の可能性は高まると指摘している。
「現在日本との関係は悪化していない。
逆に多くの(?)でヨーロッパの国との関係よりも、良好だと言える。
例えば政治交渉、経済協力、防衛分野あるいは治安機関のコンタクト
の拡大などは、かなり発展している。
文化に付いては言うまでも無いだろう。
露日間の貿易取引高はすでに300億ドルに達している。このデータで
見れば、ロシアはヨーロッパにおける日本の貿易相手国の中で、ドイ
ツに次いで2位を占めている。
しかしユジノサハリンスクで天然ガス液化工場が新たに稼動し、日本
へのLNGの供給が本格化すれば、ロシアはドイツを抜く可能性もある」
パノフ学長はこの様に述べている。

(?)は聴き取れず

10月29日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル