1010 Radio

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韓国の哨戒艦チョンアン号事件を安保理に提起(2)

2010-06-10 | ラジオ
この事件で北犯行説の主な証拠となったのは、魚雷の残骸から発見された番号だだった。
本体に付けられた番号が北朝鮮式であるため、北朝鮮の魚雷であると断定されている訳だ。
しかしながら番号は工場内の、何らかの印刷機械によって付けられたのではなく、マーカーを使って手書きで書かれている。
このことがさらなる懐疑論を呼んでいる。
さらに朝鮮研究センター所長は、もし魚雷が北朝鮮製だったとしてもチョンアン号を沈めたかどうかは別問題であるとし、次のように続けている。
「南北間で幾度と無く武力衝突が起きた現場海域では、非常に多くの魚雷が残っている。その内の一つが爆発し、海底に沈み発見されたということも在り得る。
ですから北朝鮮はアメリカや韓国が、挑発のために魚雷を使っていると言うことが出来るのだ。そう語るだけの理由がある。
アメリカは1964年のトンキン湾事件で、同様の手口を使っている」
朝鮮研究センター所長は、このように発言している。

ロシアは事故の真相を究明するため、潜水艦と魚雷の分野の専門家をソウルに派遣した。
7日までに国際調査団の報告書に対する評価を発表することになっている。
ラブロフ外相は訪問先の北京で、事件の犯人に対する対応は、真相が確定してから国際社会が不可欠かつ適切と、判断する形で行うべきとの認識を示した。
この問題に対する露中協議を総括した上で、対象は南北朝鮮が軍事政治危機の瀬戸際に来ていると指摘した。

ロシア・中国両国として懸念を表すと共に、状況悪化を阻止する姿勢を示した。
手か付けられないところまで情勢が悪化すれば、次にやってくるのは大規模な紛争だ。
ラブロフ外相はロシアと中国が、そうした事態の進展を両国として阻止していく語った。
安保理で常任理事国を構成する露中2ヶ国は、このように緊張緩和に向け政治力を行使しようとしている。

6月6日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
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