ウクライナのヤヌコビッチ大統領は3日、就任100日目を迎えたが、野心的な改革プログラムを発表した。
この改革はウクライナを国際市場で競争力を持ち、またそこに住む国民にとって魅力ある国に代えようとするものだ。
尚、改革実現のスタートは来年2011年だ。
ヤヌコビッチ大統領はウクライナの将来を、一体どのように見ているのだろうか。
ロシアの声の特派員は次のようにレポートしている。
ウクライナでは今言ってみれば使っている言葉以外、全てを変えるべきだと考えられている。
ヤヌコビッチ大統領は部分的に別の歴史的時代、つまりソビエト時代の結果、また別の部分としては所謂オレンジ革命の結果である、国内のこの現状に付いて、批判しないまでも極めて厳しく分析した。
ヤヌコビッチ大統領は国を一つにまとめる必要性を先ず強く訴えている。
「ヨーロッパ的選択というのは、私は私達の(?)をまとめることの出来る、国民統合の目的を見つけ出すことだと見ている。
私は国内の状況そして将来の変化に対し、大統領が負う全ての責任の重さを今、自覚している。人々は変革を待っている。
何故ならこのままのやり方では生きていけないことを、皆理解しているからだ。
私は社会生活を全ての領域を網羅する、柔軟な改革路線を提唱している」
この様に述べたヤヌコビッチ大統領は発言のなかで、国の生活の事実上、全ての領域に言及し、ここ数年行われた政策によってウクライナは、正しい道から外れてしまったと指摘し次のように続けている。
「外れてしまった結果ウクライナは、その発展の歩みを止めてしまった。
状況を変えられるのは構造的な変革を行うことなのだ。政治家のためではなく、人々のためのウクライナを建設したいと考えている。
先ず優先して取組むべきは経済だ。
昨年、工業生産高は15%も減ってしまった。
現在提起されている課題は年6%から7%、国内総生産を上げることを保障することだ。
ウクライナはエネルギーを不必要に消費する経済から離れ、ウクライナに情報社会創設への道を開くような、ハイテクを中心とした経済へと移行しなければならない」
ヤヌコビッチ大統領は、そうした考えを示した。
ヤヌコビッチ大統領はウクライナ経済を刺激するために、必要不可欠なのは投資環境を改善整備し、ビジネス活動を活発に展開出来るような諸条件を作りだす事であると考えている。
これに関連して提案されているのが、ウクライナの税システム改革、そして企業活動、認可手続きの簡素化だ。
それと並んで主要な課題の一つとして挙げられているのが、いわゆる汚職撲滅作戦だ。
ウクライナの汚職のレベルと言うのは、世界でも残念ながら指折りのものとなっている。
ウクライナの改革は極めて酷い状況にある、社会領域でも行われることになる。
ヤヌコビッチ大統領の挙げたデータによると、ウクライナ国民の30%が貧しいレベルに置かれているとのことだ。
またウクライナで国内は教育システムが事実上崩壊し、教師の権威が酷く落ちてしまった。
その結果、いわゆる児童青少年犯罪が増えている。
また一方、年金制度改革も待たれている。
これは年金基金側からの予算に対する負担を減らすことに、向けられたものであると同時に、一方では国民の様々な層の間の格差を無くすことに向けられたものでなければならない。
富める者と貧しい者の間の酷い格差を無くすこと、非常に困った状態にある人々を社会的に保護することが求められている。
この様に社会面での改革は医療、保険、教育など幅広い領域に渡っている。
また外交政策ではウクライナの重要なパートナーである、ロシア、EU、アメリカそして主要な国際組織との協力発展が決められた。ロシアとの関係に付いてヤヌコビッチ大統領は、現在10年間の社会。経済協力プログラムが準備中だ。
このプログラムによって、二国間で結ばれた基本的な友好条約の成果を、現実のものにすることが出来るだろう。
ロシアとの関係は右上がりに延びていくと思う。
この様に約束している。
尚、ウクライナの今後の国際社会でのステータスだが、ヤヌコビッチ大統領はいずれの軍事ブロックにも属さない国家になると明言し、そうした政策は時代の要請に応えたもので、我々はそうした政策に忠実に沿って行動していくだろうと述べている。
※(?)は聴き取れない。
6月4日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
この改革はウクライナを国際市場で競争力を持ち、またそこに住む国民にとって魅力ある国に代えようとするものだ。
尚、改革実現のスタートは来年2011年だ。
ヤヌコビッチ大統領はウクライナの将来を、一体どのように見ているのだろうか。
ロシアの声の特派員は次のようにレポートしている。
ウクライナでは今言ってみれば使っている言葉以外、全てを変えるべきだと考えられている。
ヤヌコビッチ大統領は部分的に別の歴史的時代、つまりソビエト時代の結果、また別の部分としては所謂オレンジ革命の結果である、国内のこの現状に付いて、批判しないまでも極めて厳しく分析した。
ヤヌコビッチ大統領は国を一つにまとめる必要性を先ず強く訴えている。
「ヨーロッパ的選択というのは、私は私達の(?)をまとめることの出来る、国民統合の目的を見つけ出すことだと見ている。
私は国内の状況そして将来の変化に対し、大統領が負う全ての責任の重さを今、自覚している。人々は変革を待っている。
何故ならこのままのやり方では生きていけないことを、皆理解しているからだ。
私は社会生活を全ての領域を網羅する、柔軟な改革路線を提唱している」
この様に述べたヤヌコビッチ大統領は発言のなかで、国の生活の事実上、全ての領域に言及し、ここ数年行われた政策によってウクライナは、正しい道から外れてしまったと指摘し次のように続けている。
「外れてしまった結果ウクライナは、その発展の歩みを止めてしまった。
状況を変えられるのは構造的な変革を行うことなのだ。政治家のためではなく、人々のためのウクライナを建設したいと考えている。
先ず優先して取組むべきは経済だ。
昨年、工業生産高は15%も減ってしまった。
現在提起されている課題は年6%から7%、国内総生産を上げることを保障することだ。
ウクライナはエネルギーを不必要に消費する経済から離れ、ウクライナに情報社会創設への道を開くような、ハイテクを中心とした経済へと移行しなければならない」
ヤヌコビッチ大統領は、そうした考えを示した。
ヤヌコビッチ大統領はウクライナ経済を刺激するために、必要不可欠なのは投資環境を改善整備し、ビジネス活動を活発に展開出来るような諸条件を作りだす事であると考えている。
これに関連して提案されているのが、ウクライナの税システム改革、そして企業活動、認可手続きの簡素化だ。
それと並んで主要な課題の一つとして挙げられているのが、いわゆる汚職撲滅作戦だ。
ウクライナの汚職のレベルと言うのは、世界でも残念ながら指折りのものとなっている。
ウクライナの改革は極めて酷い状況にある、社会領域でも行われることになる。
ヤヌコビッチ大統領の挙げたデータによると、ウクライナ国民の30%が貧しいレベルに置かれているとのことだ。
またウクライナで国内は教育システムが事実上崩壊し、教師の権威が酷く落ちてしまった。
その結果、いわゆる児童青少年犯罪が増えている。
また一方、年金制度改革も待たれている。
これは年金基金側からの予算に対する負担を減らすことに、向けられたものであると同時に、一方では国民の様々な層の間の格差を無くすことに向けられたものでなければならない。
富める者と貧しい者の間の酷い格差を無くすこと、非常に困った状態にある人々を社会的に保護することが求められている。
この様に社会面での改革は医療、保険、教育など幅広い領域に渡っている。
また外交政策ではウクライナの重要なパートナーである、ロシア、EU、アメリカそして主要な国際組織との協力発展が決められた。ロシアとの関係に付いてヤヌコビッチ大統領は、現在10年間の社会。経済協力プログラムが準備中だ。
このプログラムによって、二国間で結ばれた基本的な友好条約の成果を、現実のものにすることが出来るだろう。
ロシアとの関係は右上がりに延びていくと思う。
この様に約束している。
尚、ウクライナの今後の国際社会でのステータスだが、ヤヌコビッチ大統領はいずれの軍事ブロックにも属さない国家になると明言し、そうした政策は時代の要請に応えたもので、我々はそうした政策に忠実に沿って行動していくだろうと述べている。
※(?)は聴き取れない。
6月4日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル