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緊迫する朝鮮半島情勢

2010-06-11 | ラジオ
北朝鮮の最高人民会議は、韓国との(???)情勢に関連して緊急会議を招集した。
朝鮮半島情勢緊迫化の原因となっているのは、今年3月に発生した韓国の哨戒艦チョンアン号の沈没事件だ。

韓国政府によって設置された外国の専門家を含む調査委員会は、チョンアン号は北朝鮮の潜水艦から発射された、魚雷によって沈没したとの結論を導いた。
尚、北朝鮮側はこの事件への関与を否定しており、北朝鮮の非難はアメリカの(???)の捏造であるとの考えを示している。

数日前、韓国の国連代表部は国連安全保障理事会に向け、チョンアン号沈没事件の協議を求める書簡を提出した。
書簡の中では特に地域における、さらなる深刻な情勢を防ぐため、然るべき形で対応するよう求められている。
尚この後、アメリカのゲイツ国防長官はシンガポールで開かれた、アジア安全保障会議の演説のなかで、アメリカは韓国の調査結果の観点から、対北朝鮮追加措置の可能性を検討していると伝えた。

チョンアン号の沈没に関しては、不明な点が幾つもある。
この状況に付いては専門家ならびに、多くのインターネットユーザー達が指摘している。
彼らは(???)する問題の一つに、もし本当に韓国のチョンアン号が北朝鮮の潜水艦から攻撃を受けたならば、その潜水艦は何処に消えてしまったかというものがある。
何故なら事件が発生した黄海海域では、最新の追跡システムを搭載したアメリカと韓国軍の艦船による演習が実施されていたからだ。
これに関しては政治目的達成のために利用された、挑発活動が思い出される。専門家達は1964年のトンキン湾事件を引用している。
ロシア化学アカデミー極東研究所コリア研究センター長は、当時アメリカはあたかも自国の駆逐艦が、ベトナムの魚雷艇から攻撃を受けたかの様な口実を設けて、ベトナム戦争を開始したと振り返り次のように語っている。
「この事件が発生してから、すでに45年が経過した。これは遠い昔の事件だと言う人もいるかも知れない。
それではもう少し新しい事件を取り上げよう。
今から7年前、前アメリカ大統領と国務長官は、イラクに大量破壊兵器があるとして、イラク侵攻を正当化しアメリカ国民と自国同盟国そして全世界を、誤った誤解の方向に導いた。
イラクは7年間にわたって占領されたが大量破壊兵器は発見されなかった」
ロシア化学アカデミー極東研究所コリア研究センター長は、この様に話している。

ですからまさに韓国の哨戒艦沈没の真の原因を究明し、この事件の責任者を明らかにすることが重要であると考えられる。
これはロシアの立場でもある。
ロシアは全ての関係国が(???)し、朝鮮半島情勢を緊迫化させないことが必要不可欠であるとの考えを表している。

7日、韓国でチョンアン号の沈没に関する、韓国側が発表した調査結果の検証に当たっていた、ロシア海軍の専門家達が証拠物件の調査を終了した。
専門家チームの検証結果は近いうちに発表される見込みだ。

(???)は声の小さい女性アナウンサーの不明瞭な言葉で聴き取れない。

イラク 大量破壊兵器査察の真実

ハンス ブリクス,納家 政嗣
DHC


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6月7日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
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