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メドヴェージェフ大統領・オバマ大統領との会談後の記者会見

2010-06-27 | ラジオ
メドヴェージェフ大統領とアメリカのオバマ大統領はワシントンで会談し、議題となった世界の安全保障問題に付いて、特に新たに締結された戦略攻撃兵器削減条約に付いて審議した。
ロシアはアメリカに対し同時に批准するよう何度も呼びかけている。
メドヴェージェフ大統領はアメリカの上院下院の両方で(たいていは両院と言うが)、条約に関する公聴会が行われることになっているのだから活発な議論が、同批准に影響を与える筈だと強調し次のように述べた。
「オバマ大統領と私は、自分達に出来る貢献をした。
新たな戦略攻撃兵器削減条約を含めた安全保障分野で、両国が然るべき決定をとるよう我々は今、強く期待している」
メドヴェージェフ大統領は、このように述べている。

メドヴェージェフ大統領はアフガニスタン情勢に言及し、現在最大の課題の一つとなっているのは、アフガニスタン軍の能力を強化するための国際支援であると述べた。
この文脈内でロシアとアメリカは、アフガニスタンのために如何なる協力が出来るか取組んでいる。
ロシアからはロシアで製造された、予備のヘリコプター機材が提供されている。
メドヴェージェフ大統領はオバマ大統領との共同記者会見で次のように述べた。
「第一に現在アメリカや、他の幾つかの国はアフガニスタン住民が望むように、この国が主権国家となって効果的に機能し、住民社会や経済が再興するよう同国に援助している。
この面でロシアはアメリカの努力を支持していく。ロシアの持つアフガニスタンでの経験はよく知られている。
近いうちにアフガニスタン国民が統制力を持った国家と、近代的な経済を手にすることが出来るよう望んでいる。
そのためにはもうしばらく努力しなければならない。ですがこの様なやり方こそが最近あった、最も残念なシナリオを繰り返さないための保険となる」
メドヴェージェフ大統領は、このように話している。

またキルギス情勢に関してメドヴェージェフ大統領は、大統領選と国会選挙の過程で国家が抱える課題を解決できる、完全な政権が組織されるよう願っていると述べた。
しかしその反対に最悪な事態を迎えることになれば、キルギスは崩壊するだろうし残念ながら、一部地域が分離する可能性は充分にあると警告した。
キルギスの政権に原理主義者が近寄ってくる恐れがあり、そうなればアフガニスタンが現在抱える問題を、キルギスでも解決しなけばならなくなる。

しかし今のところロシアもアメリカも、キルギスに軍を派遣する予定は無いとメドヴェージェフ大統領は指摘した。
キルギス情勢を調停するために、軍の派遣する可能性に付いて言えば、キルギスは独力でこの問題を解決すべきであると私は考えている。

ロシアはこのテーマで協議はしたが、キルギスへ平和維持部隊派遣を予定したことも、これから予定することも無い。
いずれにせよロシアはキルギスを、戦略的パートナーとして見なしているので協力していく方針だ」
メドヴェージェフ大統領は、このように述べた。

メドヴェージェフ大統領はテロリストは露米国民の(アクセントが特徴的な女性アナウンサーは「しょうい」と言ったが正しくは「脅威」なんじゃないの???)露米関係リセットの枠内で、過激主義に対抗するため協力を深めていくと強調した。
今回の会談で採択された共同声明の一つが、テロ対策分野での露米協力拡大に関する合意だ。
一方オバマ大統領はアメリカにとって、国内安全保障分野における最大の(???)は、ロシアとの敵対ではなく協力を通じてのみ、最大限効果的に実現し得ると述べた。
そのためオバマ大統領は露米関係のリセットに力を注いでいる。

(???)は女性アナウンサーの不明瞭な言葉で聴き取れない

6月25日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
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