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日本で出版された金正男氏へのインタビュー本をめぐり日韓のマスコミの反応(2)

2012-02-04 | ラジオ
おそらくだからこそ、このセンセーションはあまり注目されていない。特に日韓のマスコミは、正男氏が父に改革を提案し、政治の開示を開始し、北朝鮮の核実験に向けられる世界の懸念を考慮するよう助言したことを取り上げ、正男氏を反体制者にしてしまっている。

日韓の報道には、正男氏が中国が手元に置いている予備の駒だと報じているものまである。あたかも三男の正恩氏の体制が何らかの理由で崩壊した場合、中国は信用できる正男氏を代わりにすげ替えようとしているかのようだ。
しかしながら中国が北朝鮮の反体制派の、政権指導者の交代要員を手元に置いていると考えるのは、政治的にはあまりにもナイーブだといえよう。
これは金正日氏が非公式的な形での政権移譲を行う前に、中国訪問に正恩氏を同行し、政治的な一種の見合いを済ませていたことからも、また中国が世界に先駆けて正恩氏が後継者にとらわれた(女性アナウンサーは「とらわれた」と言ってるね)ことに、肯定的な反応を表したことからも考察できる。

女性アナウンサーり声が出ていないので大変聴きにくい

父・金正日と私 金正男独占告白
クリエーター情報なし
文藝春秋

1月21日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル