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強まるアメリカ・フィリピン軍事パートナーシップ(2)

2012-02-23 | ラジオ
ロシアの声記者は、ロシア科学アカデミー東洋学研究所のモスャコフ研究員に話を聞いた
「つい最近、中国とフィリピンの間で大変深刻な紛争があり、スプラトリーの自分達の領土を守るために、自ら銃を手に取る用意があるといった重大な声明の数々がフィリピン側から出された。こうした出来事すべては、南シナ海が新たなホットポイントに変わる可能性のあることを示している。
フィリピンの背後にはアメリカが、また恐らくはベトナムの背後にも間もなくアメリカが姿を現すことだろう。
実際アメリカは、すでにそこに存在している。中国の軍事力と対抗するために、フィリピンとベトナムに求められているのは、少なくとも中国の軍事力に屈服しない真剣な同盟国だ」
研究員は、このように強調している。

一方でアメリカは南シナ海は自分達の国益の領域にあると明言した。アメリカはフィリピンの軍事同盟国であり、両国の艦隊は定期的に合同演習を繰り返している。
このゾーンを標的の下に置き、同時に中国のミサイルが届かないようにアメリカはオーストラリアとの間で、ダーウィンの空軍基地の海兵隊の人員数を大幅に増やすことで合意に達し、さらにダーウィンには戦略爆撃機や戦闘機、補給機も配備される計画だ。
これに先立ちシンガポールでは、アメリカ海軍基地に関する合意も結ばれた。

これらの新しい措置は、中国の近しいパートナーであったベトナムも含めて、中国の影響力の伸びを抑止する助けとなるに違いない。
ここ2年、アメリカ・ベトナム両国の軍事コンタクトは急激に活発化した。あらゆることから判断して、ベトナムはフィリピンに続きアメリカが、中国の行動に対応する用意を整える新しいフィールドとなると思われる。
中国「日本侵略」の野望をこう打ち砕け! (WAC BUNKO)
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1月31日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル