Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

短編完成、そして送付。

2022-07-15 09:55:00 | days
もう3日前の12日のことになります。完成した小説を「北海道新聞文学賞創作部門」宛てに送付しました。

今回は85枚の分量になりました。応募規定に「50~150枚以内」とありましたから、どちらかといえば短めの作品ですけれども、これでしたら規定内としては余裕があり、たとえば枚数の原稿用紙換算の仕方が文字数ではなく改行などを含めたものだったとしても十分に収まる範囲です。

原稿は5部そろえて送るのが条件でした。ただ、パソコンから印刷をかけてみると、プリンタからインクが漏れ出てるものがあったり、行がだんだん斜めにずれて印刷されたものがあったりなどのちょっとしたトラブルが発生しました。「印刷して送るだけじゃん」というように簡単に考えていましたので、パソコン原稿で35枚になる作品を5部すなわち175枚をいちいちチェックするとなると、小包にする梱包作業を含めて、暑い部屋で汗をかきながらのひと仕事になったのでした。まあ、ちょっとした作業ではあったのですが、意外と労力がいるんですね……。それで、郵便局で簡易書留にて発送。荷物の追跡で、「受取」を確認し胸をなでおろしております。

作品の中身でいうと、今回は表記ゆれを直すか直さないかでちょっと迷い、無理のない範囲で表記ゆれを残しました。厳格なやり方ですべて同じように漢字にしたり平仮名にしたりなど統一すると、センテンスや段落という単位で見たときに、バランスがよくなく見えたり、もしかすると読みにくいかもしれないと思えたりする箇所がでてきたためです。表記揺れを統一するように、以前はワードの検索置換機能で直したこともあったのです。でも、それだとビジネス文書では理にかなったとしても、文芸作品ではごつごつとしてしまうなあ、と。実際、表記ゆれに気を付けてプロの小説を読んでみると、統一されていなかったりしますし。

内容とその出来でいえば、前回の『春の妻』ほどの切れ味はないものの(これは35枚の作品でしたので、分量的に傾向が違ってくる部分ですが)。読みながらののめりこみやすさでは負けていないし、のめりこんでからラストまでの長さがあり、前作よりずっと作品世界にひたれます。話の展開でも、以前に同じくらいの分量で書いたものよりももたつくようなところがないです。まあそこを逆に言えば、話の横の流れが淀みなくなったぶん、浅瀬の部分が増えたのかもしれない。それでも緩急をつけましたし、作品を縦に読んでもらえる仕組みにも出来上がっていますので、作品そのものの質としては高くなったと自己評価しています。これまでの経験を礎に、構築力は少しずつ積み重ねてこられているのを実感しています。

はじめは「10000字から15000字くらいの作品を、本番へのステップとして練習で」と考えて書き始めました。しかしながら、自分の体調や家庭環境を考えながらだと、時間的に本番の作品をつくるのが難しいのがわかってきたんです。それで、騙しだましではありますが、自由に頭を使って制限なく書ければ、と書いていくうちに、設定の部分が広がり、どうやら80枚くらいになることがわかってきます。とりかかったのは昨年の10月の終わりごろで、実は今年の5月末までには35枚程度しかかけていませんでした。そこからエンジンをかけて、一気に書き終えることができたのです。エアコンがついてない部屋で書きますから、暑くなる前にとやってみたら、なんとかなるものでした。

それで、実は6月の頭に急遽、仕事を決めました。朝8:40~12:40、16:20~20:20の4時間のシフトで働ける販売店でのパートです。これだと、介護や世話、家事をしながら働けますし、読書や執筆にも時間を充てられると思ったのです。が、ここ一か月、なかなか本を読み終えられないでいます。疲労によりそういう時間が減ってしまっている。4時間の仕事だからと思ってナメていたら、動きっぱなしで腰痛にもなるしなかなか疲れる仕事だったのでした。8時間勤務の先輩が「この仕事は疲れる」とこぼしていたくらいで、それなら4時間だとしても新人としていろいろ覚えながらだとこれだけ疲れるのもわけがないか、と納得。4時間だから、仕事の覚えがよくないというのもあり……。それでも、粘り続ければなんとかなるものですからね、こちらのほうも励んでいきます。職場の人間関係に少しばかり懸念はありますけども。

そういったところです。文学賞の締め切りは8/20。10月下旬以降に結果が発表されるそうです。うまく選ばれるといいですけれども。やるだけやったので、あとは待つのみ。待ちながら、いろいろと本を読み、次回作に備えたいです。10月までだったら、次回作の設定くらいは考えてそうですし、ちょっと書いてるかもしれないです。

というわけです。うまくいけばいいねー、という気持ちで本ブログを眺めながら気にかけて頂けるとうれしいです。
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曲解していたこと

2022-05-29 21:01:47 | days
量子コンピュータに関する量子アニーリングについての本を読んだとき、内容をよく理解できませんでした。その流れで、量子コンピュータの0と1の重ね合わせの理論を、0と1の間の組み合わせのようなものを無限に解析できるということを混ぜてしまっていたなあと、気づきました。

0と1の重ね合わせは重ね合わせであって、0と1の間のグラデーションではないんですね。量子アニーリングはアナログ的だとあったので、曲解したようです。

いろいろと間違ったまま話をすすめたことがあったはずですが、間違いのタネをばらまいてしまい申し訳ありません。

(近作『春の妻』は「重ね合わせ」でした。そこは曲解が挟まらずに済んでいます)
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「note創作大賞2022」結果報告

2022-04-28 22:09:32 | days
「note創作大賞2022」に短編『春の妻』を応募していました。

3/25の中間発表にて、この賞へ16,848作品の応募があり212名が一次選考を通過したことが発表されました。誇らしいことに、僕の短編もそのなかに入っていました。倍率でいえば80倍ほどの門をくぐり抜けたのです。

それで今夜、最終結果発表がありました。ちょっと期待はあったのですが、残念ながら選ばれませんでした。まあ、次作、そしてさらに次、と力のある作品を書き上げていきたいです。もっと良い結果を得るために。まだまだ、なのです。

応援の気持ちで見守ってくださっていた方、ありがとうございました。これからも坂を上っていきます。

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近況2022/3

2022-03-22 11:02:50 | days
近況報告になります。

相も変わらずよくない家庭環境に悩まされていますが、最近は夜に出歩くのを増やして家から離れる時間が持てたためか、めまいや頭痛はだいぶ減り、食道と胃の不調も9割くらい改善しました。僕にはやっぱり、リフレッシュの時間が必要だったようです。このあたりも、だましだましやらないと、親父からの母や僕への攻撃が激しくなります。

さて、小説執筆は34枚で止まったまま。単純すぎるたとえではありますが、音楽のポップス曲なんかでいえば、「ブリッジまで来ました」という段階ですね。そこでなんですが、エンタメ性を増していくか純文学の方面の作品とするかで考えていました。これは、どこに応募するかで変わってくるので、この時期ならば『文學界』が視野にありますから、純文学だと思う方向へ舵を切ろうか、とあたまを整理しています。あるいは、北海道新聞の創作募集に応募するのもひとつの手です。このあたりは、今後の執筆状況によってくるでしょう。

二週間近く前に身内に不幸があり、家族葬に出席しました。亡くなったのが伯母さんなんですが、つきあいが長かったためか、これまで祖父母を見送ったときよりもずっと、「人が亡くなった」感が強いです。病院に通いづめだった従兄姉たちもかわいそうだし、訃報の電話を受けたときには慰めの言葉でもかけたかったんですよ。でも、こっちもショックだし、向こうとは温度差があるだろうなあということを考えてしまい、言葉も気持ちも空回るばかり。通夜と告別式、初七日と、仲の良い従兄ともあんまり話ができなかったので、二日前の20日の夜に従兄の家に出向き、フライドポテトをかじりながら夜中までいろいろ語らいました。後半はほとんど雑談で、ふざけた話をしながらになりましたが、それでもひさしぶりに話せてよかったのでした。

で、今日は今日で、午後からコロナウイルウスワクチンの三回目接種にいってきます。モデルナなので熱が出そうです。二回目のファイザーでも熱が出てだるくて、そのころ良くなりかけだっためまいや頭痛がぶり返しましたから、今回も同じようになったらいやなんですよねえ。まあでも、これが完了すると、体調面も戻ってきているし、創作活動や読書にも精を出せるのではないかなあ。

そんな感じです。
体調面って大切だなと、年齢的なものでしょうけれども、重く考えるようになってきました。皆さまもできるだけご無理なさらず、ご自愛ください。
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noteをはじめる。

2022-01-13 15:00:34 | days
noteをはじめました。こちらです。

noteでは小説を中心に更新していきます。

小説はブログでもずっとアップロードしてきましたが、レイアウトとしてはnoteのほうが読みやすいです。よろしかったら、noteで僕の小説を味わって(あるいは味わい直して)みてください。また、創作大賞にも応募しました。応援して頂けるとうれしいです。

それでは、次回は書評・感想での更新になります。よろしくお願いいたします。

Comments (2)
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謹賀新年2022

2022-01-02 20:53:20 | days
あけましておめでとうございます。
北海道の僕の住む街はつよい寒波に見舞われて、元日の昨晩には‐17度を記録するほどでした。掛け布団に毛布にと、もこもこになって眠ったせいで夜中に汗をかいて目覚めてしまい、初夢は見たのだろうかよくわからずで、そのまま明け方まで目が覚めたまま……。

さて、昨年の今の時期の僕は、前年よりももっと本を読みたいし小説を書きたいし、と野心的に構えていたはずです。しかしながら、読書量は少なくなり、書いた小説は三十数枚の練習短篇のみ(『春の妻』がそれです)。原因は悪い家庭環境にとうとうほんとうに耐えられなくなってきたことにあります。つまりは、不定愁訴と片付けられてしまう以上の体調面での不調がはじまりました。

それまでの胸の痛みはほとんど治まったのですが、入れ替わるように2月からめまいと頭痛と耳鳴りが始まる。それもひどい時には気を失うんじゃないかというめまいでした。血圧計で計測すると、症状がでたときには血圧の高いほうが115だとか108だとか低くなっていました(通常時はたいてい125から135くらいの間です)。父親の怒鳴り声がピークに達した時にそうなることが多く、その後には大声やわめき声や文句などを聴いた時にも症状が出ました。どうやら血管迷走神経反射というストレス症状なのだろうと判断し、お医者さんにかかって頓服薬をたまに飲むようになりました。

そんなめまい等の症状が治まるのが10月です。でも夏ごろにだいぶよくなっていてこのまま症状は無くなるかに見えていたのです。しかし、コロナワクチンの摂取が誘い水になったようでぶりかえしていたのです。それでもめまいから回復したのだからよくやく原稿などに本格的にとりかかれるかなと思っていました。実際、無理しない程度に執筆を始めてもいたんです。それが、年の暮れが近くなったころに、不調がはっきりと顕在化してきます。

まず、11月の下旬に白内障を発症していることがわかりました。まだ軽い状態ですが、ゆくゆくは手術になるのかもしれません。そして、12月の上旬には持病が悪化して薬が増えました。これは頑張り次第で改善できることなのでそれほど悲観はしていません。厄介なのがこれから語る三番目の不調です。11月上旬から右胸と背中から肩甲骨、右肩にかけて痛みが出るようになりました。順繰りに痛くなるというか、痛みの強さが順番に各所で強まるような感じです。それが11月中旬から寝ても覚めても痛みがひかなくなりました。12月8日に病院で、食道が悪いのだと思うのですが、と診察していただくと、薬を出すから2週間飲んでみるように言われました。それでよくならなかったらまた来てください、と。それで飲みはじめて2,3日で頬に肉がついてきたのがわかりました。特に体重は増えていません。それまで頬がこけていたようです。でも、肉が戻るのだから薬が効いている証拠だと思い、飲み続けたのですが症状は7割ほど残ったまま。咳もごくわずかの頻度で出ます。また通院したところ、これはしばらく薬を飲み続けた方がいい、とひと月分の薬を処方して頂きました。検査の話も出ましたが、時期が年末でしたし、僕自身が乗り気ではなかったのでそれは次回までの様子を見て決める、ということになりました。

それから一週間ほど経ちますが、24時間痛むことはなくなりました。痛みの強さも軽くなった。暴飲暴食しないこと、消化の悪いものや辛いものなどを避けること、コーヒーも極力控えること、間食も控えることをほぼ守っています。お医者さんからは休養を取った方がいいとも言われましたが、年末は年末で掃除があり調理があり雪かきがあり、でそう休めるものではありません。それでも、早めに布団に入って横になったりしているおかげで良くなってきているのだと思います。次の通院日までもっとよくなればいいなあと願いつつ、コーヒーを我慢して正月を過ごしているのでした。間食しないぶん、ダイエットにも繋がっているようです。

ということで、今年はまず体調の回復が優先になります。昨年よりもペースは落ちるかもしれませんが、それでも読書感想・書評はやっていきますし、書きかけの小説も仕上げたい。取りかかっている小説はまた練習作ではあるのですが、「練習作」と念頭に置いてとりかかったほうが、内容的にも技術的にもチャレンジできるようで、僕には向いている作戦でもあります。

辛抱しつつ、うまく発散できるようにし、無理はせず、時々はぐだぐだだらだらと過ごして「不真面目だけど誠実に」というスタンスを持てるようにしていきます。自分を大事にするためには、ときどき不真面目に過ごすことは大切なんです、きっと。真面目だけど不誠実っていうのは困りますが(アーレントに「凡庸な悪」を気付かせた、ユダヤ人強制収容所の所長・アイヒマンはそうですね)、不真面目だけど誠実にはときに必要なスタンスなのではないでしょうかねえ。そのあたり、理屈で考えると「真面目」ですから、第一感の感じるままに休息をとれるようになってゆきたいです。

皆さんもお身体、健康にはお気をつけください。まだコロナが収まってもいませんし、公衆衛生に気をつけつつ、他人を傷つけたりしない範囲で「不真面目だけど誠実に」を僕と共に実践しませんか? きっと心身はそういった姿勢を欲しているのではないでしょうか。特に僕くらいの40代真っ盛りのひとは、無理が体調に出やすくなっていると思います。無理されるよう、できる場面では適当にやっていくくらいでいいですよね。

最後に。僕が大好きな乃木坂46のメンバーたちの、そのなかでもとりわけ大好きな、最高にかわいくて素敵で魅力的な生田絵梨花さんが紅白歌合戦でご卒業されました。卒業おめでとうございます、そして今までありがとうございました。たくさんの元気をもらい続けた生田さんが乃木坂46から飛び立たれることは、喜ぶことでもありながら実に寂しいことでもあります。ある意味で、彼女の活動する姿を支えにもしていたなあと、今になって痛感しているんですよ。これからも生田さんを応援します、でも、2022年は僕も心理的にすこし離れたところで自分を作っていきたいなあと思います。

そんなところでした。

それでは、また!
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健康保険の減免制度却下される

2021-08-17 17:07:21 | days
コロナ禍がはじまってすぐの段階で僕は職を失いました。正確には、その年、雇ってもらえなかった。4年間の雪のないシーズンだけ同じ観光施設で働いていて、その前年には会社の人から「来年もよろしくおねがいします」なんて言われていたのでした。言うまでもなくコロナ禍は今も継続していますし、僕の失業の状態も変わっていません。

母の介護をしているぶん、冬場の仕事はむずかしいのです。父か僕のどちらかが雪かきしていたら、必ずどちらかは母を見守っていなくてはいけない。夏場もそれは同じことではあるのですが、冬場はストーブを焚いているぶん危険なんですね。夢遊病者のように目をつむったまま思念かなにかにとりつかれてあちこち歩き回ることが多く、ストーブにぶつかることは珍しくなく、今年の初めには煙突に腕をくっつけて火傷しもしました。デイサービスは嫌がるし、認知症とはちがって飲ませる薬もいろいろあり、さらに薬を飲まないときの対処にも困りますし、父も不安症なので母がデイサービスに行っているあいだは気が気ではなくダメみたいです。

病院に入れるにしても、何度か母を入院させた経験からいえば待遇面がひどいのでちょっと難しいです。すぐに死んでしまいそう。短期間の入院で家族がリフレッシュする方法もあるのですが、その短期間でも歯を磨いてもらえなかったり下着をとりかえてもらえなかったり薬だって定時をすぎたら飲ませてもらえなかったりして、退院するころには入院前よりボロボロになっている。

だから、できるだけ母の面倒を見ながらという前提で仕事を探しても、夏場だけで週3日くらいで日中でとなるとまあありません。家庭環境は月日と共にきつくなるし、父は父でストレスが溜まると暴力もでてきてそれが僕への大きな負荷にもなるし(それに、暴力を制止したり暴力がでないように監視したりするのも僕の役目でもあります)、けっこうむずかしい状況にあるわけです。


前置きが長くなりました。で、やっと本題に入りますけれども、そんななか、新型コロナ禍のため、特別の「国民健康保険減免制度」というようなのを去年知って、申請したのです。担当者に忘れられていたようで払った金額を還付されるまで3カ月くらいかかりましたが、それでも申請が通って免除されたのです。失業などで昨年度とくらべて所得額が30%減以上になった、だとかが条件なんですが、僕の場合はもう100%減でした。

それで今年も状況は変わらず、おなじ減免制度に申請をしたところ、却下されたのです。電話で聞いてみると、あくまで昨年度から所得が30%減以上の場合なので適さないのだ、と。そりゃないぞ、と。それはだって、この制度の主旨はコロナ禍で収入が減って苦しい人のための支援ということでしょう、だったら去年から継続して状況が改善しない人がこの制度に適さないのはおかしいじゃないですか。役所の側は、僕の去年の収入がないから今年がゼロでも30%減にあたらない、という機械的な処理の仕方なんですよねえ。

コロナ禍は2020年初頭からずっと継続しています。緊急事態宣言、まん延防止などを経ても一度も収束していません。そうやってずっとコロナ禍は継続しているのに、日本の人間社会は年度で区切って考えるものなんです。これが、行政! 政治! なんですねえ。

世知辛いもんだ、というか、頭でっかちな感じの対応というか仕組みというか。

生活保護にまる投げする的なやり方ですが、これって、投げやりなのではないでしょうか。

「政治も行政も、なーんかけっこうズレてるよね」と大声で言ってしまってもしょうがないと思いませんか。

まったく……やれやれ。
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ワクチン摂取二回目

2021-08-13 10:56:48 | days
8月4日、新型コロナワクチンの二回目の摂取注射をしていただきました。ファイザー製です。

二回目は副反応が一回目よりも強くでやすいとテレビやネットで見聴きしていましたから気持ちを固めていたつもりでしたが、どこか真剣ではなかったみたいでした。だから、注射を打ってすぐに腕が痛くなってきたことから判断して、「たぶん、前回よりも腕の痛みが早く強く出るのが、僕の場合の二回目での強い副反応になるんだ」なんて勝手に考えはじめていて。

帰宅しても腕の痛み以外はなんでもなくて、元気にこのブログの更新までしたと思うんですが、翌朝になって頭の重みと頭痛、倦怠感がではじめました。それでも朝食を食べ、家事をし、スーパーに買い物にまでは行けたんです。それで食材を片付けてから「ちょっと休もう」と布団に横になった。暑い盛りで、室温は30度を超えている中でした(エアコンはありません)13時頃に悪寒がしたので熱を測ったら37.9度。「ああ、来たか、副反応」と、このときのために用意しておいたバファリン・プレミアムを服用! 厚労省の指示にある熱冷ましの成分のひとつにアセトアミノフェンがあって、このバファリン・プレミアムにはそれが入っていた。

驚いたのは、服用してものの3,4分で頭痛と頭の重みそして倦怠感が1/10くらいの軽さになったことです。「こんなに効くのか!」と、下がっていく不快感とは反対にテンションが上がっていきます。1時間ほどして熱は下がりました。咳も鼻水もなくて熱だけ上がるなんて不思議な体験でしたねえ。

これで副反応は終わったと思い、夜になってオリンピックの卓球女子団体をテレビでみながら応援していたら、熱が37.3度に。薬のすごさを味わいたくて微熱にも関わらずまた薬を服用。扇風機をかけながら就寝。翌朝、起きると熱は下がっていました。熱はこの日、つまりワクチンから3日目の夜にもまた37.0度まで上がりました。でも、猛暑のなか9時間や10時間、30度超えの室内に居続けていたので、熱中症的な熱なんじゃないかとも思ったりなどもしました。昼間には、火照った両足に冷たいシャワーを浴びせて「ひえ~」なんて、内心で嬌声をあげていたくらいで。

その後の経過でいえば、一回目のときに十日間ほど頭がざわざわする感じと同じように、二回目から十日間ほど経った今もざわざわが収まりません。ワクチンは筋肉注射ですし、打った三角筋(?)のあたりが痛むというのは、もしかすると筋緊張的なものも誘発していて、それで肩凝りや首の凝りのときのように頭痛が起こるのではないだろうかと自分で仮説をたて、ひどい肩凝りのときの処置のように湿布をはってみたりしました。がしかし、ざわざわする感じと、たまにある軽い頭痛はおさまらないです。まあ、時間が経てば治るでしょうから、気長に待ちます。

デルタ株が関東ではすごいことになっています。僕の住む北海道でも昨日の陽性者数が480人でした。もはやワクチンを含めた集団免疫待ちになっている状況ですけれども、ワクチン接種が行き届かないなかで医療崩壊が起こっているのはどうにかできたらいいのだけど、みんな働かなきゃならないし外を歩いちゃいますよね……。119番に電話しても救急搬送できなくなると、自然とコロナでの死亡率があがっていきます。これまでだったならなんとか助かる症状の人も助からなくなりますから。現在のコロナ死亡率や重症率を見てナメてかかっていると、たとえばひと月後の死亡率などはナメていられないくらいに上がる可能性が高い。今からでもしっかり気を引き締めて生活しないといけない時期ですね。最後の大きな勝負所かもしれません。
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ワクチン摂取一回目

2021-07-20 23:13:43 | days
新型コロナワクチンの第一回目の摂取の注射を先週の水曜日にしていただきました。ファイザー製ワクチン、つまりmRNAワクチンです。

mRNAワクチンは新しい技術ですから、大丈夫なのだろうか? と不安はあったのですがネット検索やSNSでいろいろ知ってみると大方の不安は解消されたのでした。抗体を作るためにウイルスの設計図を作らせるmRNAを体内に入れるのがこのワクチンの方式。そのmRNAは一週間もすれば壊れてしまうそうです。壊れてしまうということは、意味を成さなくなるということでしょう。いろいろと副反応はありますがそれはしょうがない部類といいますか、デルタ株まで流行り出した現在はなおさら受け容れるべきリスクだと判断しました。

それで、摂取後どうだったか。一日目の夜から摂取した上腕部外側にこわばるような痛みがでました。僕の場合なかなか痛くて、注射した左腕を下にして眠れないくらい。ただし、それも二日目の夜には8割方解消し、三日目には治ったという程度です。あとは、頭がざわざわする感じがありました。血圧が高くなっているかのようなざわざわ感で、それが高じると軽いめまい、あるいは軽い頭痛が出ました。これは月曜日には解消したと思っていましたが、今日もちょっとあります。しかしながらこれは、猛暑の影響かもしれないんですよねえ。僕の住むところも昨日は8時間以上30℃を超え、最高気温は34℃を超したのですが、家にエアコンはありません。さすがに二年ぶりに扇風機を組み立てましたけれども、それでもけっこうきついです。軽いめまいや頭痛のたぐいは暑さのせい、もしくは副反応が暑さに助長されたものかもしれないと素人判断なので大きな声ではいえませんが、そう考えたりしていました。

デルタ株の流行を考えると、僕が二回目のワクチン摂取をうけて抗体ができる頃が8月末になりますが、それでもなんとか間に合う感じなのでは、と踏んでいます。みんなが気をつければそんなことはないのですが、いかんせん、流行のスピードが速いと感じます。まあ、かなり潔癖にというか厳しめに計算しての印象としてのものなので、9月や10月にワクチンの一回目を受ける方をどうこういうというわけではありません。

二回目の摂取のほうが副反応がつよい場合が多いそうですが、SNSやネットニュースで読んだところですと欧米では摂取後に水を多く飲むとよいとされているとか。次回はそれをならってみようと思います。ちなみに、両親は二回目の摂取も終わり、母などはなんの副反応もでなかったです。睡眠と食事をよくとり、注射に緊張せずにいるだけでも、副反応のリスクは低減するのではないかなあと考えているのですけど、実際、どうなんでしょう……??

世の中、いろいろな考えや見方があるでしょうが、これだけ感染力の強いウイルスが出回っていて、アメリカの状況などを読んでみても、なんだかワクチンを打つか打たないかで淘汰される事態に化してきたような感じがあります。ワクチンを打つときには納得がいっていることは大切だとは思うのですが、懐疑派の方には今一度、ネット検索などでもmRNA方式のワクチンについて調べ直して再考してみていただきたく……おせっかいではありますが……小さな声で言わせていただきました……。
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執筆の近況を。

2021-03-25 21:21:51 | days
エンタメ短篇の新人賞が無くなったことを受けて、エンタメ長篇を書くか純文学短篇~中篇を書くかどちらにしようか考えていました。新人賞を目指すにはそのどちらかになりますから。それで、エンタメか純文学かの方向性のどちらを選ぶかのほうについて言えば、そこについては自分の中でそれほどネックになるものはないことに気付きました。

でもまあ、言ったら、エンタメのほうが裾野が広いですし、多くの人に楽しんでもらったりちょっとしたシンプルな気付きを読む人たちにもたらすことができたりできるのだと思いますので、好きなのはエンタメのほうかもしれない。肩の凝らない読書、ハッピーな読書、カタルシスを得られる落涙の読書などの時間をつくれる仕事には大きな魅力があります。執筆の能力的にどうかっていうこと以前に、ということですが。

ですが、書きあげる原稿の分量に問題があります。僕は執筆環境に適さない家庭環境にあるので、書くときはあいまを見てなんとか書いているのですけれども、小説は、こういったブログの文章よりもずっと神経や集中力を使いますし、できれば二時間くらいまとまった時間のなかで書いていきたいのです(構想や頭に浮かんでいるものを十分にアウトプットするためには、少なくとも僕にはある程度のまとまった時間が必要になる)。また、今日は時間があったから精一杯書けそうだ、というときもあることにはあるのですが、それで出し尽くしてしまうと、翌日に家庭の事情で労力も精神力もかなり必要になる事態になったときに対応できなくなるので、余力を残しておかないとならない。

それらを鑑みて、純文学の短編から中編の執筆を選択することにしました。しかしながら、純文学といえるものを書けたことがあるかというと、無い。ただ、純文学とくくられる作家の作品はそれなりに好んで読んできました。まったくのゼロ、ということではない。

それで、構想段階で約120枚の仕上がりが予想されるものの執筆にとりかかりました。で、20枚まで行ったところで、これだと今まで書いてきたものとそれほど変わり映えがしない出来あがりになるような気がしてきたんです。それはそれで、読者対象が広い作品に仕上がるということですし、読みやすさだってある程度キープされることにもなっている。でも、純文学ってどうとらえられているものだったか? と自分に問うたときに、ちょっと立ち止まった方がいいなと思い、それまでの原稿を中断しました。

そんな時期に、とあるニュースサイトである芥川賞作家の方のインタビューを読んだのです。いつの間にか小説のステレオタイプというか、型、枠、みたいなものの重力に自然とひっぱられるような執筆になっている気が僕にはちょっとしていて(それが知らず身についた僕のひとつの癖なのかもしれません)、それと似たようなことをこの作家は言ってらっしゃった。それを突き破ったのは特訓だ、と続いていて、それだなと僕もならってみることにしたんです。

といえど、やってみるとなかなかその作家のようにはいかない。一日一本書くのをある程度の期間やるのが理想でも、構想段階で30枚とかになり、一日で終わらない。それでも、これは応募するためのものではないしと思うと構えずにいられて、すらすらと新しい言葉が出てきました。はじめての「特訓」と決めたものはしっかり最初から最後までプロットを決めてとりかかりました。

で、最初の5枚くらいの段階から、そのプロットの枠を暴れ回ったりはみだしたりする書き方になった。こういう場合、その後のまとまりを欠くのではないか、という危惧が生まれますが、練習だからと思うと破綻してもいいからやってみようと書き続けることになっていく。

そうしたやり方をして、33枚で2週間弱かかりました。構想段階をいれると3週間弱。まあ、体調を崩して寝こんでいた日も二日間ありましたし、実は今も体調が戻っていないです。

今回取り組んだことで得た気付きは、書きあげたものから教えられるということ。初稿を読みかえして教えられて、それで第二稿へとフィードバックをして、さらに読みかえして教えられて次の稿へフィードバックしていく。この短い小説を完成させたことで、そういう効果的なプロセスの踏み方を学べました。

肝心の、出来あがった小説はどうだったかというと、練習だったからと眠らせておかなくてもいいのではないか、と思えた出来です。なので、純文学の新潮新人賞へ応募しました。33枚程度では分が悪そうですが、作りはしっかりしています。ですが、万人向けでもないし、それどころかごく少数向けの作品にしあがっている気はします。読者の対象に関していえば、ほとんど考えられていません。そして読者の裾野を広げるためのサービスはありません。表現と技術、重心をかけたのはそういったところだったかなと思います。

僕としては新しいものが拓けた満足感があります。あとは体調を戻すだけ……。

というところです。

最後に、読書記事のほうが滞っています。上下巻組の本に手を出してしまったので長くかかっているのでした。でも、今月中にはその作品を紹介できると思いますので、お待ちくださいませ。
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