Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

ケイオス

2004-07-22 23:49:10 | Fish On The Boat
こんなこと言っても、誰も信じないかもしれない。
でも本当のことなんだ。
できれば信じて欲しいよ、
だけど無理やり「信じろ」って言ってるわけじゃないよ。
信じてもらえなくても「仕方ないな」って。
そう思うよ。
疑われたらすごく残念だけど。
いいけどさ。


そう前置きして、
僕は「ネコが横断歩道を渡った話」をし、
続けて「犬が信号待ちして横断歩道を渡った話」をした。


受け流された。

肯定の中に、あるいは背面に、
完全な否定と、侮蔑すら感じた。
そして、危うさも。


せっかく面白い話をしてみようと思ったのに。
だって、ネコが横断歩道を渡るんだぜ?
犬が信号待ちしてたんだぜ?
有り得ないようなことがあったから伝えたいんじゃないか。

君ら、芸人のテレビ見るだろ、
で、面白いだろ、
あれの面白さって、「有り得なさ」にあるって思わないかい。
おかしい気持ちや、笑いって、要はツッコミじゃない?

ツッコんで欲しかったんだよ。
笑い声でもいいし、ツッコミそのものでもいいさ。
つまり、反応が欲しかった。
そういうところから、楽しさが生まれるじゃないか。
君らの楽しさって、どういうのだい?


これだから疲れるんだよね。
こっちの顔なんてまるで見ないで、
僕の話を車の排気音でも鳴ってるかみたいな扱いしやがって。
大体、話が終わらないうちに、他の話をはじめたんだ。
いきなり「蚊帳の外」だったよ。
ジャイアンツの話なんて始めてさ。
僕がジャイアンツにも野球にも興味が薄いことを知ってるだろ。
まるっきり、輪の中から外したんだな。
「ちょっと頭冷やしなさい」ってことかよってさ。
いいんだ、そんな排他的な集まりなんてこっちからごめんだよ。
これだから低脳なやつらは嫌いなんだ。
ああいうやつらこそ、時代に流されていくんだもんね。
「現在」を彩ってるつもりで、「現在」に利用されてるだけなんだよ。
なにか話しだせばスノッブになるやつらさ。
そうだぜ、そんなやつらだったじゃないか。はは、なんて醜さだ。
何やってんだよ僕は、早いとここんな集まりから抜け出さなきゃダメじゃないか。
急に愛想をなくせば、ネコと犬の話でヘソを曲げてるんだととられちゃって不本意だから、
実行するのは2ヵ月後にしよう。
2ヵ月後からだんだんと離れていこう。そう、少しづつね。
それまでは、普段とかわらないようにっと。
決めた決めた。

そうだ、ネコと犬の話をあの娘にしてみよう。
あの娘、けっこう頭いいんだ。きっと話にのってくれるはずだ。
そうそう、話を始める前にもっと前置きをしっかり言っておこう。
「ウソじゃないんだ」ってね。これが前振りになるようならしてもいいさ。
表情とか話し振りもさ、ちょっと諦めた感じをさ、醸し出してみようかな。
でも、あの娘頭いいから芝居だと思われないようにだ。
自然にだ、自然、自然・・・・・・。


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