Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

速度ノ内訳

2005-03-09 22:53:51 | 考えの切れ端
決めてかかることで、動くことが出来る。
決めてかかることで、世界を狭くする。

決めてかかって、それが思い込みと気づくことがある。
動いてしまったがための、後の祭り。
決めてかかって、それが信じたとおりだと思うことがある。
100%そうではなくても、目的地の近辺に到着できたときも、それなりの達成感はある。
決めてかかって、目的地に似てはいるけれど、別の場所に到着することもある。
それはそれで、新たな発見で新天地ということも。

決めてかかることで、情報を限定して摂取することになる。
決定したルールにそって、一義的に情報を処理することになる。
ストップしないならばそうだ。


ドイツ・ホッケンハイムサーキット。
ここには木々に両横を挟まれたストレートがある。
ここをアクセル全開で突っ切ると、まるで灰色のドームの中を走っているかのようだという。
というのを、漫画の『F』で読んだ気がする。
高速移動中は周りの景観が溶けてしまって、ただ直線を走る以外何も無い。
乗用車でも良い。
スピードを上げれば上げるほど視野は狭まり、タイヤの接地面積も狭くなって危険になる。
だけど、その分早く前に進んでいる。

初めから敷かれた道ならば、
またはコースが見えているのならば、
早く進んでいいかもしれない。
どれだけ道が見えているのか。
見えている道は、本当に道なのだろうか、
本当に目的地へ続くのだろうか。

この文章は、時速100km?60km?20km?
バックしてたりして。

ま、実際は、サイコロの目によって進むようなこともあるんだもんね。
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