読書。
『話すチカラをつくる本』 山田ズーニー
を読んだ。
コミュニケーションについての基礎を教えてくれる本です。
例文は社会人を例にしたものを使っていますが、
中学生や高校生でも参考になるでしょう。
まずは、正論について。
<相手は、正しいことだからこそ傷つき、
でも正しいから拒否もできず、
かといってすぐに自分を変えることもできず、
「わかっているのにどうして自分は変われないんだ」と
苦しむことにもなりかねません。正論は、相手を支配します>
金言ですねえ!
よかれと思って正しさに寄って立ってものを言うことで、
思いもせずにそのひとを苦しめてしまう。
長くコミュニケーションについて考えてこられたからこそ、
気づかれたことなんだろうと思いました。
コミュニケーションって繊細な部分があるから難しいと思っちゃいますが、
その繊細さって、たとえばこういう「正論」の部分にあったりします。
また、
考えるとはどういうことか?それは問いを重ねることだ------
なるほど、たしかにそうだなあと
日頃、読書から問いや答えのヒントをもらっているもんだから、腑に落ちました。
細かい問いを見つけていって、
答えを出す段になるとリスクマネジメントが必要になったりしますよねえ。
ゼロリスクの問題については、
またそのうち違う本を読んで考えたいです。
「嘘は人を動かさない」
→個人的な話ですが、フィクションでひとを動かすには、
書いたフィクションに嘘がないことが大切になるってことですね。
フィクションって、表面は嘘でも、
中身は作者の根本思想と直結してこそのものだってことになります。
人間力、なんていう言い方もありますけども、
小説を書くにしてもそのひとの中身が反映されるものであって、
いろいろ考えて素直に光の射す方を向いていないと
ひとを動かすことはできないんでしょうね。
人間の地のぶぶんがでるものなんだってことですよ。
コミュニケーション、とくに信頼を築くことにおいては、
陰と陽のやり方があると本書を読みながら考えました。
本書のような、
意見と論拠をはっきりさせるだとか、
目指す結果を考えるだとか、
論点を意識するだとかのコミュニケーションの方法は、陽だと思う。
コミュニケーションで信頼を築く陰の方法は、
前にも言ったことがあるけれど、
目的的じゃないコミュニケーション。
カポーティの言葉を借りれば、
話の内容なんてものはさして重要じゃないんです、
信頼を持って話し、共感をもって聴く、そこに大事なものはあるんです、
というようなことになる。
と、まあ、そういうわけで。
30分で読めると謳われている分量なのですが、
ぼくはいろいろ自分や他人やあれこれに当てはめて読んだので、
1時間を超えました。
それでも、122頁だったかな、そのくらいですから、
一夜漬けもできる本です。
よかったですよー。
『話すチカラをつくる本』 山田ズーニー
を読んだ。
コミュニケーションについての基礎を教えてくれる本です。
例文は社会人を例にしたものを使っていますが、
中学生や高校生でも参考になるでしょう。
まずは、正論について。
<相手は、正しいことだからこそ傷つき、
でも正しいから拒否もできず、
かといってすぐに自分を変えることもできず、
「わかっているのにどうして自分は変われないんだ」と
苦しむことにもなりかねません。正論は、相手を支配します>
金言ですねえ!
よかれと思って正しさに寄って立ってものを言うことで、
思いもせずにそのひとを苦しめてしまう。
長くコミュニケーションについて考えてこられたからこそ、
気づかれたことなんだろうと思いました。
コミュニケーションって繊細な部分があるから難しいと思っちゃいますが、
その繊細さって、たとえばこういう「正論」の部分にあったりします。
また、
考えるとはどういうことか?それは問いを重ねることだ------
なるほど、たしかにそうだなあと
日頃、読書から問いや答えのヒントをもらっているもんだから、腑に落ちました。
細かい問いを見つけていって、
答えを出す段になるとリスクマネジメントが必要になったりしますよねえ。
ゼロリスクの問題については、
またそのうち違う本を読んで考えたいです。
「嘘は人を動かさない」
→個人的な話ですが、フィクションでひとを動かすには、
書いたフィクションに嘘がないことが大切になるってことですね。
フィクションって、表面は嘘でも、
中身は作者の根本思想と直結してこそのものだってことになります。
人間力、なんていう言い方もありますけども、
小説を書くにしてもそのひとの中身が反映されるものであって、
いろいろ考えて素直に光の射す方を向いていないと
ひとを動かすことはできないんでしょうね。
人間の地のぶぶんがでるものなんだってことですよ。
コミュニケーション、とくに信頼を築くことにおいては、
陰と陽のやり方があると本書を読みながら考えました。
本書のような、
意見と論拠をはっきりさせるだとか、
目指す結果を考えるだとか、
論点を意識するだとかのコミュニケーションの方法は、陽だと思う。
コミュニケーションで信頼を築く陰の方法は、
前にも言ったことがあるけれど、
目的的じゃないコミュニケーション。
カポーティの言葉を借りれば、
話の内容なんてものはさして重要じゃないんです、
信頼を持って話し、共感をもって聴く、そこに大事なものはあるんです、
というようなことになる。
と、まあ、そういうわけで。
30分で読めると謳われている分量なのですが、
ぼくはいろいろ自分や他人やあれこれに当てはめて読んだので、
1時間を超えました。
それでも、122頁だったかな、そのくらいですから、
一夜漬けもできる本です。
よかったですよー。