Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

謹賀新年2022

2022-01-02 20:53:20 | days
あけましておめでとうございます。
北海道の僕の住む街はつよい寒波に見舞われて、元日の昨晩には‐17度を記録するほどでした。掛け布団に毛布にと、もこもこになって眠ったせいで夜中に汗をかいて目覚めてしまい、初夢は見たのだろうかよくわからずで、そのまま明け方まで目が覚めたまま……。

さて、昨年の今の時期の僕は、前年よりももっと本を読みたいし小説を書きたいし、と野心的に構えていたはずです。しかしながら、読書量は少なくなり、書いた小説は三十数枚の練習短篇のみ(『春の妻』がそれです)。原因は悪い家庭環境にとうとうほんとうに耐えられなくなってきたことにあります。つまりは、不定愁訴と片付けられてしまう以上の体調面での不調がはじまりました。

それまでの胸の痛みはほとんど治まったのですが、入れ替わるように2月からめまいと頭痛と耳鳴りが始まる。それもひどい時には気を失うんじゃないかというめまいでした。血圧計で計測すると、症状がでたときには血圧の高いほうが115だとか108だとか低くなっていました(通常時はたいてい125から135くらいの間です)。父親の怒鳴り声がピークに達した時にそうなることが多く、その後には大声やわめき声や文句などを聴いた時にも症状が出ました。どうやら血管迷走神経反射というストレス症状なのだろうと判断し、お医者さんにかかって頓服薬をたまに飲むようになりました。

そんなめまい等の症状が治まるのが10月です。でも夏ごろにだいぶよくなっていてこのまま症状は無くなるかに見えていたのです。しかし、コロナワクチンの摂取が誘い水になったようでぶりかえしていたのです。それでもめまいから回復したのだからよくやく原稿などに本格的にとりかかれるかなと思っていました。実際、無理しない程度に執筆を始めてもいたんです。それが、年の暮れが近くなったころに、不調がはっきりと顕在化してきます。

まず、11月の下旬に白内障を発症していることがわかりました。まだ軽い状態ですが、ゆくゆくは手術になるのかもしれません。そして、12月の上旬には持病が悪化して薬が増えました。これは頑張り次第で改善できることなのでそれほど悲観はしていません。厄介なのがこれから語る三番目の不調です。11月上旬から右胸と背中から肩甲骨、右肩にかけて痛みが出るようになりました。順繰りに痛くなるというか、痛みの強さが順番に各所で強まるような感じです。それが11月中旬から寝ても覚めても痛みがひかなくなりました。12月8日に病院で、食道が悪いのだと思うのですが、と診察していただくと、薬を出すから2週間飲んでみるように言われました。それでよくならなかったらまた来てください、と。それで飲みはじめて2,3日で頬に肉がついてきたのがわかりました。特に体重は増えていません。それまで頬がこけていたようです。でも、肉が戻るのだから薬が効いている証拠だと思い、飲み続けたのですが症状は7割ほど残ったまま。咳もごくわずかの頻度で出ます。また通院したところ、これはしばらく薬を飲み続けた方がいい、とひと月分の薬を処方して頂きました。検査の話も出ましたが、時期が年末でしたし、僕自身が乗り気ではなかったのでそれは次回までの様子を見て決める、ということになりました。

それから一週間ほど経ちますが、24時間痛むことはなくなりました。痛みの強さも軽くなった。暴飲暴食しないこと、消化の悪いものや辛いものなどを避けること、コーヒーも極力控えること、間食も控えることをほぼ守っています。お医者さんからは休養を取った方がいいとも言われましたが、年末は年末で掃除があり調理があり雪かきがあり、でそう休めるものではありません。それでも、早めに布団に入って横になったりしているおかげで良くなってきているのだと思います。次の通院日までもっとよくなればいいなあと願いつつ、コーヒーを我慢して正月を過ごしているのでした。間食しないぶん、ダイエットにも繋がっているようです。

ということで、今年はまず体調の回復が優先になります。昨年よりもペースは落ちるかもしれませんが、それでも読書感想・書評はやっていきますし、書きかけの小説も仕上げたい。取りかかっている小説はまた練習作ではあるのですが、「練習作」と念頭に置いてとりかかったほうが、内容的にも技術的にもチャレンジできるようで、僕には向いている作戦でもあります。

辛抱しつつ、うまく発散できるようにし、無理はせず、時々はぐだぐだだらだらと過ごして「不真面目だけど誠実に」というスタンスを持てるようにしていきます。自分を大事にするためには、ときどき不真面目に過ごすことは大切なんです、きっと。真面目だけど不誠実っていうのは困りますが(アーレントに「凡庸な悪」を気付かせた、ユダヤ人強制収容所の所長・アイヒマンはそうですね)、不真面目だけど誠実にはときに必要なスタンスなのではないでしょうかねえ。そのあたり、理屈で考えると「真面目」ですから、第一感の感じるままに休息をとれるようになってゆきたいです。

皆さんもお身体、健康にはお気をつけください。まだコロナが収まってもいませんし、公衆衛生に気をつけつつ、他人を傷つけたりしない範囲で「不真面目だけど誠実に」を僕と共に実践しませんか? きっと心身はそういった姿勢を欲しているのではないでしょうか。特に僕くらいの40代真っ盛りのひとは、無理が体調に出やすくなっていると思います。無理されるよう、できる場面では適当にやっていくくらいでいいですよね。

最後に。僕が大好きな乃木坂46のメンバーたちの、そのなかでもとりわけ大好きな、最高にかわいくて素敵で魅力的な生田絵梨花さんが紅白歌合戦でご卒業されました。卒業おめでとうございます、そして今までありがとうございました。たくさんの元気をもらい続けた生田さんが乃木坂46から飛び立たれることは、喜ぶことでもありながら実に寂しいことでもあります。ある意味で、彼女の活動する姿を支えにもしていたなあと、今になって痛感しているんですよ。これからも生田さんを応援します、でも、2022年は僕も心理的にすこし離れたところで自分を作っていきたいなあと思います。

そんなところでした。

それでは、また!
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