久しぶりに行きつけのカラオケ。ここで馴染みのお客さんに出会った。
Yさんとしておこう。Yさんは七十歳台で私より年上の方だろうと思われる。
演歌が好きで、味のある歌い方をする。
そのYさんが私にカラオケの歌い方を教えてくれ、という。
声が大きく出ないので、出し方を聞いて来た。たしかに声が小さく、
リズムも音程も正確なのにもったいないと思った。
教えたのは、息継ぎだ。プロの歌手ではないのだから、ひと息で歌うところを分けて、
息継ぎをし、声を伸ばすことを伝え実際に歌うところを見てもらった。
次にYさんの歌う様子を観察すると、声がマイクの上側を通り越していることが分かった。
マイクの持ち方を変えて、声をマイクにぶつけるように伝えた。
以上の歌い方で、通常の採点機能での得点が5点ほど伸びた。
Yさんには喜ばれ感謝された。
Yさんは息子さんから肺活量がないといわれていたのだが、私は、
そんなことはなく、基本もしっかりしていると伝えた。
ついうっかり教員をやっていたと言いそうになったが、
久しぶりに教師のような経験をした。こんなことをしていると、
じきに素性が分かってしまうかも。(^^)