学年の先生と相談し、2月の期末考査までということで話しがついた。
この結果を副校長先生にした所、「3月までやって欲しい」ということになった。
というのは、他に支援が必要な先生がいたからだ。時間講師の先生であった。
1年の2クラスと2年の1クラスを担当されていたが、副校長先生によると
「授業が分かりにくいので、サポートして欲しい」ということだった。
講師の先生は50代の方だったので、ベテランの先生のところにサポート
に入るのは気が引けるので、「先生の了解を取って下さい」と頼んだ。
この講師の先生は、昨年12月に私が勤め始めた頃、挨拶に来てくれた。その時に
「モンティホール問題」という数学の確率に関する話題を
投げかけた。
この話題は以前から知っていたが、ややこしいので考えないことにしていた。
この講師の先生はこの問題のネットでのベスト回答者になっていたそうである。
数学の教員の特徴かも知れないが、難しそうな問題を投げかけて、相手を試すみたいな
方が時々いる。私もそうだった。この方もそうかも知れないと思った。あとになって、私はずいぶん失礼な
ことを思っていたと恥じた。
モンティホール問題はネットで調べやっと内容が分かってほっとした。
私が勤め始めて3日目くらいのときに、授業を見せて欲しいと言うので
見に来られたが、授業が始まってしばらくしたら、教室から出て行かれた。
理由は後になって分かった。ご本人は授業で苦労していたらしい。
「2年生の下の方の生徒を教えているんですよ」とおっしゃっていた。
下の生徒を頼まれるということはかなり実力のある人だろうなとも思ったら、
そうではなく、上位のクラスを担当していたのをはずされたらしい。
この先生のサポートは1月の終わりにたのまれ、1月20日からスタート
した。先生の方から「副校長から聞きましたよろしくお願いします」とあいさつされた。
彼のサポートということで2年生の授業に出ることになった。
つづく
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