ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

ヴィーニャ・コボス@超マルベック&超アルゼンチン

2006-05-18 14:49:37 | ワイン&酒
アルゼンチン大使館で新しいワインのテイスティング会があったので行ってきました。

カリフォルニアのロバート・モンダヴィやオーパス・ワンでワインメーカーをしていた
ポール・ホブス(Paul Hobbs)が1999年にアルゼンチンでワイナリーを立ち上げました。

そのワイナリーが ヴィーニャ・コボス (Vina Cobos) 

レギュラーレンジであるナティーボ・コレクションでさえも凝縮感があります。
(左から、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、マルベック)(2004年)(各3,728円)



メルロは果実の甘さがかなり強く飲み口も良いので、渋いのが苦手な人もOK。

カベルネはタンニン量が非常に多く、骨格がっしり&みっちりの凝縮感。
まだちょっと若い感じなので、デキャンタするといいかも。

マルベックは、この3本の中では一番バランスが取れ、果実味&タンニン&凝縮感においてとてもよくできていておいしい!
かなりクオリティの高いアルゼンチンワインです


でも、次のワインを飲むと、おお~!という素晴らしさ!



Bramare Malbec Marchiori Vinyard Mendoza 2003
(ブラマーレ・マルベック・マルキオリ・ヴィンヤード・メンドーサ)(13,125円)

1万円超のアルゼンチンのマルベックなんてありましたっけ・・・・?
樹齢50年以上の木からつくられているそうで、リッチなのにエレガント。
ボルドーのグラン・ヴァンを飲んでいるかと思わせる品格があります。


ブラマーレで既に満足していたところに、止めを刺したのはこれ。



Cobos Malbec Marchiori Vinyard Mendoza 2003
(コボス・マルベック・マルキオリ・ヴィンヤード・メンドーサ)(22,575円)

マルベック100%で2万円超!
こんなワインは見たことも味わったこともありません!
樹齢50~80年の古木で、舌触りがビロードのよう~
芳醇な味わいを持った、ブラマーレに輪をかけたような素晴らしいワインで、こんなのをつくっちゃうなんて一体どういうことなんでしょ?と呆然としてしまいました。

ホント、超マルベック、超アルゼンチンです、ここのワインたち。
あなどれませんよ~、これからのアルゼンチンは 


こんなワイン、どんな人たちが飲むのかと思いきや、アルゼンチンや隣国ブラジルの富豪たちに愛されているようです。

生産本数は非常に限られているようなので、日本に入ってくる本数もとても少ないのですが、こんなワインを隠し玉として出したら、みんなに驚かれること間違いなし!
今一番のオススメです(非常に高価だけど・・・)  

コメント
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