先日、こんなワインを飲ませてもらいました。
пиросмани 1997
ロシア語だから、ロシアのワイン?
と思い、家にあった露和辞典で調べようとしたけど、
チンプンカンプンで全くわからず、途方にくれていたところ
ボトルネックに georgian wine という英語を発見!
そう、これはグルジアの赤ワインでした
えーっと、グルジアはどこだ・・・と調べると、
トルコの北東にあり、黒海に面しています。
さらに調べると、 пиросмани は Pirosmani(ピロスマニ)と読み、
実は、グルジア出身の有名な画家であるニコ・ピロスマニで、
グルジアでは、なぜか彼の名を付けたワインが多いようです。
ということは、この肖像画はニコ・ピロスマニ?
また、ピロスマニは、加藤登紀子さんの「百万本のバラ」の歌のモデルになったとか。
彼自身のことなのか、彼の描いた絵に関係しているのか定かではありませんが、
日本との意外なつながりに、へえ~です。
で、肝心のこのワインの味ですが、
飲むと、タンニンがまろやかで、口当たりがとてもなめらか。
ワインとしての濃さも充分あり、フランスかスペインあたりの、
品種は特定できないけれど、熟成したおいしい赤ワインに思えます。
そのぶどう品種ですが、このワインにそれが使われているかどうかわかりませんが、
他につくられている「ピロスマニ」という名前のワインには
Saperavi(サペラヴィ)という、色が濃くて酸味もしっかりとしたロシア品種が100%使われていて、
しかも、半甘口に仕立てるものが多いみたいです。
(でも、今回飲んだこれは辛口タイプ)
ということで、貴重な体験をさせていただきましたが、
これだけまろやかで飲みやすいグルジアの赤ワインは、
日本人にかなり向いていると感じました。
日本にもいくつか入っているようですので、見かけたら試してみてはいかがでしょうか?