ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

生肉を食べますか?

2011-05-08 14:12:07 | おいしい食べもん
現時点で4人が死亡、まだ20数人が重症で入院し、症状の出ている人や保菌者は90人ほどもいるという今回の生肉食中毒では、腸管出血性大腸菌O111の恐さだけでなく、日本の生肉の取り扱いについても初めて知りました。



生肉料理は、焼肉店だけでなく、各種レストランでもメニューで出されていますので、私も機会があれば口にすることがあります。

ただ、生肉料理を自ら進んで注文して食べることはあまりないですね。
というのも、うちでは母が生肉がダメゆえ・・・

母は若い頃に仕事で外国人との交流があり、海外の食べ物や文化には馴染んでいるのですが、
生肉だけは気持ち悪くて食べられない、と言います。

よって、うちでは 肉はよく火を通すべし、となっています。
ローストビーフでさえも「食べたくない」というほどの母なので、ユッケはもちろん、レバ刺しなんてとんでもない!というわけです。

家庭での食習慣や食育は、その人の食生活や食の好みに大きく影響しますね。

とはいえ、外食の際、私は出されたものは普通にいただきます。

しかしながら、体調の良くない時、免疫力の低下している人、子供やお年寄りなどは、生肉はNGでしょう。




岩手産短角牛のタタキ  (イタリアンレストランで)

タタキは表面に少し火が入るかと思いますが、この写真を見る限りではほぼ生肉?
フレンチやイタリアンでは牛の生肉のタルタルがメニューによくありますが、私はタルタルに関しては全然抵抗なく、おいしいなぁ~と思いながら食べています。

が、日本では生食用の肉は流通していない! 

ということを、私は今回の生肉食中毒事件で初めて知りました。

このことは、肉業界関係者くらいしか知らないのでは?
(飲食店でも従業員全員にまで周知されていないのでは?)
皆さんはいかがでしたか?


唯一の例外馬肉 だそうですね。


馬のタテガミのタルタル  (フレンチ系のワインバーで)

ということは、以前いただいたこの料理は生食OKな肉を使っていたんですね。



いずれにしても、今回の生肉食中毒事件を受け、すでに生肉の提供を自粛している店もあるようですし、消費者側もより注意深くなるでしょう。
行政の今後の動きも要注目です。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする