今年の6月末、日本ワインのリーダー企業、メルシャン株式会社が都内で記者発表会を開き、同社の主力ワイン 「シャトー・メルシャン」のポートフォリオを刷新すると発表しました。
その内容は、
「シャトー・メルシャン」ブランドのワインを3つのシリーズに明確化し、アイテムを整理、パッケージも刷新する、というもの。
メルシャン株式会社 代野照幸社長
会見時で、代野社長やマーケティング森部長の説明がありましたが、先週、都内で開催された大橋健一MWによるシャトー・メルシャンマスタークラスセミナーで経緯を聴くことができ、なるほど、とさらに合点がいきました。
まずは3つのシリーズを上から紹介すると…
ICON (5アイテム)
メルシャンのトップオブトップ。
世界トップクラスの産地から生まれる、メルシャンの各ワイナリー最高峰ワイン。
TERROIR (22アイテム)
産地と品種が結びついたシリーズ。
厳選した産地の多様性を表現するワイン。
Quality(5アイテム)
圧倒的なコストパフォーマンスを追求するシリーズ。
日本ワインのおいしさを日常の中で楽しめるワイン。
たとえば、「城の平カベルネ・ソーヴィニヨン」や「桔梗ヶ原メルロー」、「北信シャルドネ」などは、名称を少し変更して“アイコン”シリーズに入ります。
ICON
城の平 オルトゥス (山梨県甲州市勝沼地区「城の平ヴィンヤード」)
※参考小売価格:18,000円(税別)
桔梗ヶ原メルロー シグナチャー (長野県塩尻市桔梗ヶ原地区)
※参考小売価格:18,000円(税別)
椀子 オムニス (長野県上田市「椀子(マリコ)ヴィンヤード」)
※参考小売価格:15,000円(税別)
北信左岸シャルドネ リヴァリス (長野県北信地区)※信濃川左岸
北信右岸シャルドネ リヴァリス (長野県北信地区)※信濃川右岸
※参考小売価格:各6,500円(税別)
この5つを絞り込み、シャトー・メルシャンのアイコンワインとして世界に認識されるために、これまでにどのようなことが行なわれたのか?という話が、大橋MWのセミナーの中でありました。
大橋健一MW
ラベルにする紙の質からデザイン、文字の大きさや色、ラベルに盛り込む情報まで、かなりの試行錯誤があったそうです。
大橋MWならではの、海外のMWらにも意見を聞いた話もありました。
しかし、地名の後に付いている「オルトゥス」や「オムニス」などは、一般消費者には少しわかりにくい言葉かもしれませんね。
オルトゥス ― Ortus はラテン語で、英語ではOriginとなります。
オリジナル、最初、という意味で、城の平がカベルネ・ソーヴィニヨンを最初に植えたオリジンである、ということを謳っています。
シグナチャー ― Signature は、桔梗ヶ原メルローに以前から付いていました。
サイン、署名の意味で、醸造家がサインを入れるほどの高品質ワイン、情熱の込められたワイン、ということです。
オムニス ― Omunis もラテン語で、英語ではAll、すべて、という意味です。
椀子ヴィンヤードは2013年に開園した新しい畑ですが、そのテロワールのすべてを表現したワイン、ということで、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フランをブレンドしています。
リヴァリス ― Rivalis もラテン語で、信濃川のRiver(川)から来ています。
元々の「北信シャルドネ」にも右岸と左岸の2つのワインがありましたが、各エリアの最上級キュヴェをアイコンワインの「リヴァリス」とし、その下のテロワールシリーズに「北信シャルドネ」をお手頃価格(3,250円、税別)で持ってきました。
セミナーで「リヴァリス右岸」と「北信シャルドネ」を試飲しましたが、「北信シャルドネ」の品質の良さに驚きました。
大橋MWのセミナーで試飲したワイン
「シャトー・メルシャン」の新ポートフォリオ(5+22+5アイテム)は、すでに発売されているもの、順次切り替えのものもありますが、アイコンワインは、「北信左岸シャルドネリヴァリス」(順次切り替え)を除き、2018年9月4日発売で、ほか大部分も同日発売です。
パッケージデザインも刷新されています。
明日以降、売り場に新しい「シャトー・メルシャン」が並びますので、要チェックです。
その内容は、
「シャトー・メルシャン」ブランドのワインを3つのシリーズに明確化し、アイテムを整理、パッケージも刷新する、というもの。
メルシャン株式会社 代野照幸社長
会見時で、代野社長やマーケティング森部長の説明がありましたが、先週、都内で開催された大橋健一MWによるシャトー・メルシャンマスタークラスセミナーで経緯を聴くことができ、なるほど、とさらに合点がいきました。
まずは3つのシリーズを上から紹介すると…
ICON (5アイテム)
メルシャンのトップオブトップ。
世界トップクラスの産地から生まれる、メルシャンの各ワイナリー最高峰ワイン。
TERROIR (22アイテム)
産地と品種が結びついたシリーズ。
厳選した産地の多様性を表現するワイン。
Quality(5アイテム)
圧倒的なコストパフォーマンスを追求するシリーズ。
日本ワインのおいしさを日常の中で楽しめるワイン。
たとえば、「城の平カベルネ・ソーヴィニヨン」や「桔梗ヶ原メルロー」、「北信シャルドネ」などは、名称を少し変更して“アイコン”シリーズに入ります。
ICON
城の平 オルトゥス (山梨県甲州市勝沼地区「城の平ヴィンヤード」)
※参考小売価格:18,000円(税別)
桔梗ヶ原メルロー シグナチャー (長野県塩尻市桔梗ヶ原地区)
※参考小売価格:18,000円(税別)
椀子 オムニス (長野県上田市「椀子(マリコ)ヴィンヤード」)
※参考小売価格:15,000円(税別)
北信左岸シャルドネ リヴァリス (長野県北信地区)※信濃川左岸
北信右岸シャルドネ リヴァリス (長野県北信地区)※信濃川右岸
※参考小売価格:各6,500円(税別)
この5つを絞り込み、シャトー・メルシャンのアイコンワインとして世界に認識されるために、これまでにどのようなことが行なわれたのか?という話が、大橋MWのセミナーの中でありました。
大橋健一MW
ラベルにする紙の質からデザイン、文字の大きさや色、ラベルに盛り込む情報まで、かなりの試行錯誤があったそうです。
大橋MWならではの、海外のMWらにも意見を聞いた話もありました。
しかし、地名の後に付いている「オルトゥス」や「オムニス」などは、一般消費者には少しわかりにくい言葉かもしれませんね。
オルトゥス ― Ortus はラテン語で、英語ではOriginとなります。
オリジナル、最初、という意味で、城の平がカベルネ・ソーヴィニヨンを最初に植えたオリジンである、ということを謳っています。
シグナチャー ― Signature は、桔梗ヶ原メルローに以前から付いていました。
サイン、署名の意味で、醸造家がサインを入れるほどの高品質ワイン、情熱の込められたワイン、ということです。
オムニス ― Omunis もラテン語で、英語ではAll、すべて、という意味です。
椀子ヴィンヤードは2013年に開園した新しい畑ですが、そのテロワールのすべてを表現したワイン、ということで、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フランをブレンドしています。
リヴァリス ― Rivalis もラテン語で、信濃川のRiver(川)から来ています。
元々の「北信シャルドネ」にも右岸と左岸の2つのワインがありましたが、各エリアの最上級キュヴェをアイコンワインの「リヴァリス」とし、その下のテロワールシリーズに「北信シャルドネ」をお手頃価格(3,250円、税別)で持ってきました。
セミナーで「リヴァリス右岸」と「北信シャルドネ」を試飲しましたが、「北信シャルドネ」の品質の良さに驚きました。
大橋MWのセミナーで試飲したワイン
「シャトー・メルシャン」の新ポートフォリオ(5+22+5アイテム)は、すでに発売されているもの、順次切り替えのものもありますが、アイコンワインは、「北信左岸シャルドネリヴァリス」(順次切り替え)を除き、2018年9月4日発売で、ほか大部分も同日発売です。
パッケージデザインも刷新されています。
明日以降、売り場に新しい「シャトー・メルシャン」が並びますので、要チェックです。