国境を越えて 2004年07月18日 | 文学関係 兄の友人(フランス人)が家に遊びにきてくれました。 通訳をしていて、日本語がとても流暢。 日本文化がとても好きだということで、文学の話をしたら 遠藤周作や夏目漱石が好きだとか。 私が樋口一葉が好きだということを知ったら 一葉のこと、知っていました! 日本人でも知らない人は知らないのに… と思いながらも、若くして父をなくし 職業作家になったことなども知っていてビックリ。 瞳を輝かせながら、話をしていて すごいなぁ~と思ってしまいました。 フランスでも、実学以外はやはり役に立たない印象が強いとか。 (ようは経済に影響を与えないということで) けれど、文学や文化を学ばなくなったら、それこそ日本が消えてしまうのでは? 勝手に染まるだけ染まって、何も残らなくなるのでは? と危機感を感じるのです。 これは国を越えても同じなのですね。 自分は、日本のことをまだまだよく知らないなと 情けなくなる反面 もっと知りたいという気持ちに駆られます。 あまり研究に結びつかないことでも 好奇心にまかせてしまうときでも それが何かに繋がったり、楽しみになったり… でも、それでいいんじゃないかな?と思ったりするわけです。 その方は、日本がすごく好きで、日本文化についての記事を書いているとか。 イキイキとした発言は、まさに「好奇心」からくるものでした。 人から学ぶことは本当に多いですね。