言葉の遊びのような感じもしますが、最近『苦手と不向きの関係』を時々考えます。
苦手でも不向きでも出来が悪いということのですが、一方だけなら、普通以上の結果を出せる人はたくさんいます。
苦手というのは、主観的な気持ち、不向きというのは苦手意識と連動して自分で感じることもありますが、どちらかと言えば自分以外の人からの見方なのかな、と思います。
この所、昨秋退職した会社の複数の非正規社員の人から、休職していたある人が復職した件でメールが入るようになりました。
退職してしまった今の私には、彼らの力になってあげられることは何もないのですが、そうとう困っているようです。
休職していた彼(正規社員)とは、在職中は、何度も何度も話をしてきました。
私の思いとしては、まだ、分かってくれないのだなぁ、まだ苦しんでいるのだなぁという気持ちです。
彼は、人と接することは苦手だと認識していました。
私や複数の役職者の目で見て、担当する仕事には不向きでした。
苦手で不向きな事をやり続けることほど不幸はありません。
失敗を繰り返し、同僚、お客さんと問題を頻発、職場で浮いてしまい休職に入りました。
今迄、何度も休復職を繰り返してきましたが、人間関係が原因で、仕事は難しいようです。
まだ若いのだから、ここに執着して本当に心が壊れてしまう前に、給料は安くても、ずっと続けられる仕事に変わった方が良いと話したところ、彼もある部分、それを望んでいましたが、親、親戚が正規社員の仕事は少ないので、会社から解雇等されるまで、退職を絶対認めないのだそうです。
アラサーにもなって、周りの意見ばかり気にして自分の進退を決められない、ここにも大きな問題があると思うのですが、当人に気付きはありませんでした。
親や親戚は順当にいけば、自分より先に骨になります。
その先は、自力で生きて行かなければならない。
一日も早くそのことに気づいて、自分の糊口を満たす基盤を作るべきだと思っていましたが、彼にこの思いは通じることなく、私が先に退職してしまいました。
彼自身も気の毒ですが、その会社は役職者を除き、正規社員も非正規社員もまったく同じ仕事をしています。
そんな中で、非正規社員の倍以上も給料を貰らい、賞与、退職金がある正規社員が、非正規社員の人たちに面倒を見てもらっているのでは、どう考えても上手くはいかないですよね。
私は問題の彼と似ている所があって、縛りの多い会社組織での仕事は苦手です。
特に、ポストについて、会議だ、ミーティングだで、会社のいうことをきけ!みたいに、強要されるのが苦しいです。
でも、人間関係、仕事面では、向いているとは言えませんが、不向きというほどではなく、適当にできてしまう。
そんなところがあります。
ですが、気持ちの上で、組織の役割を果たさなければという苦手意識はいつもあるので、じきに疲れてしまうんですね。
好きこそ物の上手なれという言葉がありますが、得意というか、やっていて楽しい(苦しくない)というのが、仕事の一番の適性なのかと最近思います。
仮に、その仕事に向いていないとしても、継続できれば力になるかと。
給料の額とか、地位とか、世間体とかは、継続できた後についてくるものですね。
そうは言っても、一定の生活水準は必要で、その年代その年代で無理もしなくてはいけない場面もありますが。
サラリーマン生活が終わってしまって、やっと気づきました(笑)
大器晩成といいますが、気が付くのがあまりにも遅すぎですね。
晩成する場がありません(―_―)!!
今、毎日の生活に苦手意識はありませんが、家事に向いているかと言えば、けっこう失敗ばかりで向いているとは言えません。でも、毎日嫌でも、苦しくもないです。
これが一番だと思っています。
もちろん、得意意識があり、向きがあれば、一番いいわけですが
今日は、ブルーベリー苗を2本買ってきて植えました。カミさんは目が悪いので、上手く実ったらジャムの作り方を調べて作ってみたいと思っています。
物置のべニア板が痛んできたので貼り替え。
結構忙しかったです。
明日は、公園清掃のバイトに出ます。