旅の最後に、ひとっぷろあびて計画のため、檜枝岐温泉(難しい読みですね)へ向かいました。
奥只見ダムの駐車場で、持参したツーリングマップルをひろげてながめていたら、このときすでに1枚目の”またぎせんべい”をポリポリやっていたわけですが、シルバーラインの途中から、銀山平方面、R352に抜ける道がつながっていて、R352をずっと走っていけば、再度福島県へ入り、目的地に着けそうでした。
自然の厳しさをしらない、お気軽温暖エリア房総在住おやじ、距離も70キロ程だし、こりゃ、いただきだな!とタカをくくって走り出した後の2時間ほどは、とても心細い、今思うと無事でよかったぁという時間になりました。
ツーリングマップルにも、ガソリンスタンドはないですよ、との情報は載っていましたが、行けども行けども集落も”第一村人”も発見できない細い山道。対向車、後続車ももちろんありません。峠を越えたと思うと、また新たな峠。
標識があったので注意してみたら、「ここから携帯電話が利用可能エリア(NTTドコモ)」のような表示。
ここへ来て初めて、ここ携帯電話もダメなんだ!と認識した次第。日本でもまだこういうところはたくさんあるんですね。
走ってきた部分のR352は、国有林の中の舗装してある山道。たしかに国有の道路、国道には違いありません。シルバーラインの中で、よぎった悲観的な思いが、どぉ~~んと押し寄せてきました。
古いけれどまだポンコツではない愛車も12万キロ走り、あたし同様、日常生活には支障はなくても無理はできません。この車の鼓動がとまったら、たぶん森のくまさんに食われて最期かな?
まあ、それはいいとしても、事後処理に大勢の人に迷惑をかけるのは本意ではないな、とまじめに考えちゃいました。
それでも、どうにか集落のある檜枝岐へ到着。
遭難みたいなことにならなくて、ほんとよかった!と思いながら、目の前に広がる紅葉と露天風呂で思いき切り手足を伸ばした駒の湯です。
入浴料500円也。
小一時間ゆったりして、16時過ぎ。あとは、300キロ先のわが家へ帰るだけです。
旅のイメージでは、宇都宮あたりのビジネスホテルに飛び込みで入って一泊してゆっくり帰るつもりだったのですが、さて、どうしようか。
ときかくR4号バイパスまで戻ろう。