6月15日 キャッチ!ワールドEYES
世界のシェアリングエコノミーの経済規模は
2013年の1兆6,500億円から
2025年には36兆8,500億円と
20倍以上になると予測されている。
さらに世界では自治体が自らを「シェアリングシティー」と呼び
民間と協力してシェアリングエコノミーの普及に努めている。
韓国のソウルもその1つで
世界で初めて6年前にいち早くサービス運営化のための条例を作り
多くのサービスが提供されている。
シェアリングエコノミーは1984年アメリカで初めて導入された。
それから30年余
ITなどの最新技術と結びつき新たな経済モデルになっている。
首都ソウルは2014年のフォーブス誌で
“世界で最もシェアリングが進む都市のひとつ”に選ばれた。
(漢陽大学 教授)
「韓国の文化の影響が大きいです。
情報やコミュニケーション技術と結びついて
独自の素晴らしいシェアリングエコノミーのモデルが出来上がりました。」
中古品の再利用でシェアリングエコノミーのサービスを実践している場所。
寄付されたスーツやネクタイなどが並び
まるで自宅のクローゼットのように選ぶことができる。
「パンプスも入れて全部で3,000円もしません。
これで4日間借りられます。」
誰かのタンスの奥にしまわれた洋服は今たくさんの人に利用されるようになった。
(利用者)
「大学院の面接のためにスーツを借りに来ました。」
「急に仕事の面接が入ってスーツが買えなかったのでここに借りに来ました。」
(オープンクローゼット CEO)
「初めてスーツを買うのはお金もかかるし迷ってストレスになります。
この問題に対して低コストの解決策を提供しているんです。」
大都市で駐車場を探すのは大変だが
スマホのアプリが解決してくれる。
ユーザーが個人の駐車場所を提供してくれるのである。
利用者は使用料金を支払う。
IT技術の活用で街中で簡単に駐車スペースが見つかるようになった。
(駐車場シェアアプリ開発者)
「自分の駐車スペースをアプリに登録し
利用していない時に貸し出し
お金を稼ぎます。」
運転者はアプリ使って最も近くて安い駐車スペースを探す。
目的地を選ぶと
その場所でシェアされている駐車場の情報が表示される。
さらに実際の場所までナビゲーションもしてもらう。
使用料金は1時間約100円。
他の駐車場よりずっとお得である。
稼いだ使用料金の一部はキャッシュポイントとして自分が他の駐車場を利用する際にも使う。
(駐車場シェアアプリ開発者)
「みな日常的に駐車場を見つけるのに苦労しています。
いいビジネスになると考えました。」
物や場所
技術や経験をシェアすれば
創造を超えたまったく新しい活用方法が生まれる。
(エコノミスト)
「われわれの生活が今以上にスマートフォンやIoTなどの技術結びつけば
シェアリングエコノミーのサービスはさらに利用されるでしょう。」