日暮しの種 

経済やら芸能やらスポーツやら
お勉強いたします

オーストリア 名門貴族の文化に触れる

2018-07-24 07:00:00 | 報道/ニュース

7月2日 国際報道2018


日本とオーストリアは来年 国交樹立150周年。
6月30日 都内である作曲家に焦点を当てたコンサートが開かれた。
モーツァルトやベートーヴェンと並び
ウィーン古典派の3大巨匠の1人とされるハイドンである。
演奏を披露したのはハイドンゆかりの町で活動するハイドン・フィルハーモニー。
♪「チェロ協奏曲第1番」では
指揮者がチェロの演奏をしながら美しいメロディを奏でた。
会場では楽譜やハイドンのサインが入った領収書など貴重な資料も展示された。
オーストリア国内以外で公開されるのは初めてである。
そんなハイドンの音楽活動を長年支えたとされるのが
エスターハージー家である。
ヨーロッパ有数の貴族で
ウィーンから約50キロ離れたアイゼンシュタットを拠点に
何世紀にもわたりこの地域の政治や文化の発展に多いな役割を果たしてきた。
エスターハージー宮殿はオーストリアでもっとも美しいバロック様式の建造つの1つと言われている。
イベントではエスターハージー家の歴史や当時の生活などについて説明があった。
エスターハージー家はこの地域の食文化にも影響を与えていたということである。
会場では代々伝わるレシピを生かした郷土料理や
オーストリアの地場の品種のブドウで作られたワインがふるまわれた。
エスターハージー家では17世紀からブドウ栽培とワインの醸造を手がけ
ハイドンへの給料の一部をワインで支払ったという逸話も残っている。
(イベント参加者)
「オーストリアのワインの文化の奥深さが感じられたので楽しかったです。」
来年で外交関係樹立から150周年を迎える日本とオーストリア。
これをきっかけに両国の間の交流が一層深まってほしいとイベントの主催者は期待している。
(エスターハージーグループ カール・ウェッセリー氏)
「両国の良好な関係が長く続いたことを踏まえ
 将来よりつながりが強くなることを希望しています。」

 

コメント