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国民の大半が未加入 ミャンマー保険市場を狙え!

2018-07-11 07:00:00 | 報道/ニュース

6月18日 国際報道2018


高い経済成長を続けるミャンマーで今とりわけ注目されているのが
国民の大半が加入していないとされる保険のビジネスである。
近々市場が外資にも開放されると言われるなか
いち早く現地で活動を介した日本の保険会社がある。

ミャンマーの最大都市ヤンゴン。
市内にある民間の保険会社。
(民間保険会社 担当者)
「強盗やデモで自動車が壊されても保険に入っていれば保証されます。」
ここのところ保険の相談に訪れる人が目立って増えてきていると言う。
(客)
「これまで保険には加入していなかったけど
 普及し始めているので
 入るか悩んでいます。」
高い経済成長を続け
人口5,000万人を超えるミャンマー。
しかし公的な社会保障が充実していないうえ
国民の間に保険の知識も浸透していない。
国民は病気やけがのリスクと隣り合わせの状態である。
(市民)
「保険の仕組みが全然わからないから入ってないよ。」
数十年にわたる軍政下で保険市場を独占してきたのが国営の保険公社である。
農作業中にヘビにかまれた際保証を受けられる“へび保険”といった
農民の多いミャンマーならではのユニークな商品のあるが
サービスや補償内容の面で充実した商品が揃っているとは言い難い状況である。
(国営ミャンマー保険公社 社長)
「我が国は保険の専門家が足りないのです。
 それで新商品の開発すらできません。」
保険業の外資開放に向けて準備を進めているのが日本の保険会社 太陽生命保険。
2012年に外資系の保険会社として初めてミャンマーに駐在員事務所を設置した。
政府に要請に応じてミャンマーで初めてとなる医療保険の開発に携わり
ミャンマーの保険会社に自社で開発した保険の管理システムを売り込むなど
存在感を高めている。
さらに
死亡率のデータから保険料などをどのように設定するかの研修。
参加しているのは民間保険会社のスタッフ。
無償でこうした講座を開き
ミャンマーの保険業界のレベルアップにもつなげる狙いである。
(受講生)
「ミャンマーの保険は遅れているため
 こういう研修はとても勉強になります。」
ミャンマー政府が保険業の外資開放を近く発表すると言われるなか
準備を続けてきた現地駐在員にとってもこれからが正念場である。
(太陽生命保険 ミャンマー駐在員事務所)
「ミャンマーでは生活をする上でのリスクが一定程度あって
 そのリスクが社会の仕組み
 社会保障や保険によってカバーできていないというふうに我々は考えていて
 この国に大きなポテンシャルを感じています。」

 

 

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