鎌倉街道 を探そう! 古代東海道痕跡to鎌倉城と    

古代東海道は、鎌倉城を作る為に頼朝に封印された! 地図、写真で紹介。

六浦道 4

2007年06月24日 | 切通し
ソイルマークと言うのがあります。
例えば、
学校建設の為、建設用地を整地したところ、雨が降ると黒いシミができる現象がおきた。黒いシミの形が遺跡の形であった!このシミが群馬県入野遺跡の発見になりました。
この地面のシミをソイルマークと言います。
群馬県新田町の大東遺跡の道路遺構も、畑の中に道路の溝と思われるシミが2本(ソイルマーク)現れた事がきっかけです。

さて、問題は、鎌倉の古代道路遺構ですが、これだけ家が立ち並んだ状態の空中写真で、地表のシミなど写る訳がない。
 航空写真を見るときに私はソイルマークに相当する何かが写真に現れるかも、、、
そんな想定で写真を見ます。

この鎌倉の写真でも、家を通してソイルマークに相当するラインが見えるのです。
「木を見て 森を見ず!」そんな諺がありますが、
細かい処を見ても判りません。 写っているのは、現代鎌倉の街並みです。
全体をシッカリ見る事と 先入観を持たずに見る事で、、、
感じて欲しいのです。
ヒントは赤い点線の矢印です。

感じて欲しいのは、その奥に在る古代の道のラインです。
見えたラインに対して、細かく分析すれば、ラインの部分が暗く見えたり、緑が多かったり、家の並びに法則性が有ったり! 周囲と何かが違うのです。
色々な現象が重なり合った物ですから、、、
頭で考えて見れば、色々な現象の一部しか見ず、結局判らない!
必要なのは、全体を見て感じて欲しいのです。

写真は国土地理院空中写真C18B(49)より引用。
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