鎌倉街道 を探そう! 古代東海道痕跡to鎌倉城と    

古代東海道は、鎌倉城を作る為に頼朝に封印された! 地図、写真で紹介。

コメントより、

2017年02月06日 | 巨城対モンゴル
トテモ鋭いコメントをされた方が居られます。
「鎌倉に博多湾に作られた石築地(元寇防塁)は無かったのか??」
  っというコメントでした。
スグに消去されましたが、、、
その答えに当たる「由比ヶ浜南遺跡」の資料を見た事が有りません。
詳細も忘れ去っていましたが、コメントに答える為に必死で記憶を呼び起こしました。
その成果の「有隣」に書かれた文を引用させていただきます。

有隣 平成15年9月10日  第430号より
〉由比ヶ浜南遺跡は鎌倉海浜公園内の遺跡です。この遺跡の発掘調査
〉は地下駐車場建設に伴う工事に先立って行われました。
〉鎌倉市内では一番海に近い地域を10,000平方メートルの広さが調査で
〉きたことで大きな成果がありました。
〉検出されたのは大きな礎石建物を持つ屋敷を中心とした小規模な建
〉物群とそれに前後する埋葬人骨群です。
   中略
〉異様に防御的に造られた生活臭のない屋敷
〉大きな礎石建物と屋敷は13世紀後半になって造られます。
〉この屋敷と建物の特徴は、北側が敷地外で調査されていないので判りま
〉せんが、屋敷の入り口である門が南の海に向かって造られていることです。
門の両側には塀がありますが、その塀の板が造られた当初は線路の枕木
みたいに太い角材を使っています。
屋敷の東と西には鎌倉石を使った大規模な土塁か築地があります。

   中略
〉この土塁と強固な塀で囲まれた屋敷と建物は、鎌倉でこれまでに見つかっ
〉ている屋敷にくらべて異様に防御的に造られていると思います。防御的な
〉屋敷の門が海側にしか無いということも不思議な点です。
〉出土している遺物には生活臭がありません。かわらけという灯明皿として使
〉う素焼きの皿は多いんですが、例えば、生活する鍋、釜とか碗、皿類や燃焼
〉施設のかまどなどは全くありません。居住性がほとんど感じられない。
〉それと、何回も建て直されてないこともわかりました。


 以上が抜粋なのですが、、、
元寇防塁と同様な作りで有れば、、、
元寇対策で鎌倉城は作られたと言う根拠に成るのでしょうが、、
もし宜しければ、再度同じコメントを頂けると嬉しく思います。
コメント (1)
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鎌倉城と蒙古襲来

2017年02月06日 | 巨城対モンゴル

  寿福寺南岩壁より峰に上がる道。
鎌倉城は三方を山に囲まれた要害で「外敵から鎌倉市街を守る為」とネットでは書かれている。
しかし、
鎌倉城の切岸は、その様に出来てはいない。
鎌倉市内から外に出たくても、簡単に外に出れない様に成っている。
その原因は、鎌倉市内に向けて切岸が在るのです。
七口の出入り以外では、兵の出入りの為の道が有りますが、、
特徴的なのは、寿福寺の南岩壁から源氏山に抜ける道が有ります。

元寇は、鎌倉時代に元(ジンギス・カンの孫フビライ・ハン、当時世界最大の超大国と、最強の軍隊である。)とその属国高麗が日本侵攻した話です。
文永の役(1274年)で元寇が有り、4万の兵と900艘の軍船を見せつけられ脅威を感じた!
対馬の西岸佐須浦を襲い、1週間にわたり残虐の限りを尽くし、島民を惨殺し博多湾に攻め入り、幕府軍は大宰府の水城まで後退した。
文永の役の翌年,元の使者が来航。外交使節の杜世忠は、腰越の龍ノ口において斬首《注※》した。
これが、元寇に対抗する城造りの大きな動機となった筈です。
文献にも残り、実際に見られる砦としては、、文永の役に懲りて、博多湾に石垣を造った。
2~3mの高さの石垣を20㎞の長さで造り、その跡は大宰府の水城と共に現存している。
関西の武士の力でこの石垣を作った様で、九州に領地を持つ一部の関東武士が加わった様です。
この石垣造りに大半の関東武士は関わった様子が無い。
関東の武士は、その間何をしていたのか??  その文献を私は知らない。

博多湾の石垣工作の規模から推測すれば、
鎌倉に元襲来が有る事を覚悟し、関東武士は博多以上の規模で鎌倉で決戦をする城を造った!っと推測するのです。
(城を造った文献は無いが異常に巨大な城遺構は存在します。)
それも、外国の巨大な敵ですから、国力を挙げての総力戦に成る。
国中の武士を動員して守る城の規模です。
以上が
大規模の城を鎌倉で造った根拠と時代背景です。
そして、痕跡は幾らでも在り、一貫性のある考えで切岸と言う名の城壁が鎌倉を取り巻き、
土塁の一段上にある平場が戦う砦としての機能する。

天然の要害が、鎌倉の町を守る????
鎌倉城の遺構が示すモノは、そんな常識を木っ端微塵に砕けます。
コメント
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