ものごとを、俯瞰して見ることが大切なときがあります。
あまりに近視眼的に見ると、その一点はよく見えますが、周りが見えにくくなり、その一点が全体の中でどのような位置づけにあるかを見失ってしまうからです。
それをうまくあらわした、レオナルド・ザ・ヴィンチの言葉があります。
どこか遠くに行きなさい。
仕事が小さく見えてきて、
もっと全体が
よく眺められるようになります。
不調和やアンバランスが
もっとよく見えてきます。
これはいわゆる「鳥の目」のことを言っています。
その一方で、「虫の目」もあります。ものごとをリサーチしたり、研究したりする時には、一つのできごとや現象をよく観察したり、集中的に調べます。
さらに、全体の流れ、時代の流れのなかで、ものごとのトレンドを見て、対応するには、水の流れを読む「魚の目」が必要になります。
この3つの目を兼ね備えていることが、組織を回す人には必要です。