人は生活を送ったり、生きていく上で、困難なことやつらい目にあうことは避けられません。
悲しいことに出会い、憂いを感じることもあります。
それはそれで、悲しかったり、苦しかったり、つらかったりします。
中学生なら、受験で不合格だったり、部活の試合で負けたり、友だちから裏切られたり、ケガをしたり、憂き目にあうことがあります。
それで苦しみ、悔しがり、腹立たしく、悲しくその日を過ごします。
そして、昨日の気持ちを引きずって翌朝になります。
すると、自分には昨日はたいへんだったのに、それとは関係なく何事もなかったかのように日常が続いていくのです。
とくに、大自然の営みはそういうもので、日が沈んでも、日はまた昇るのです。
その大自然の中に、とるにたらない「わたし」がいる。
結局、どんな苦しいことでも、時間がたったら
「まあ、そんなこともあったね」と、慣れていくというか平気になることも多いのです。
人が生きるとか生活するというのは、おそらくそのことを学んでいくことだと、わたしは思うのです。