「自失」という言葉があります。事件やできごとに遭遇して翻弄され。、自分を見失ってしまうことです。
今の時代は、仕事に従事すると成果主義や能力主義に重きが置かれるので、その仕事が他者からどう評価されるかが気になり、自身を見失ってしまいがちです。
仕事をやった手応え、周りの評判、評価に一喜一憂しながらもがくことにもなります。
周りからの「○○さんは、こんな人だ」という「きめつけ」や身勝手な予想があると、実際の自分はそれとのギャップに苦しむのです。
しかし、考えてみれば、評価というものは他者の「判断」の集合体に過ぎません。それは実体のないものであり、本人がある程度は気にはしても、あまりにも振り回されるのは意味のないことです。
教育者としては、中学生に「まわりの評価を気にしないで」と伝えても、なかなか受け入れることができない人が多いです。
親御さんが中学生のわが子につたえても、なかなかそう簡単に受け入れられないでしょう。
それは、中学生は純粋だからです。少しずつ経験を積んでいき、私のような考えにいたるのかもしれません。
「自分のことは自分がいちばんよく知っている」と確信し、安定した気持ちで仕事をしたり、日常生活を送る方がいいと思います。
家族や友人と楽しい時間を過ごすのがいいのではないでしょうか。
そうすると、何ごとでについても、「見方はいろいろある」「スッと解決しないこともある」と気がつくことにもなります。
そうすると、何ごとでについても、「見方はいろいろある」「スッと解決しないこともある」と気がつくことにもなります。