まえもって公式サイトで”予習”していきました。
私は映画を観る場合、たいてい予習していきます。
しかし今回はミヒャエル・ハネケ監督作品なので、「予習したからと言って安心してはいけない」という
心構えで臨みました(笑)
私が観たハネケ監督の映画はこれが3作目。
前の2作(「隠された記憶」と「白いリボン」)はDVDと、Wowowの録画で観ました。
2作ともに最後まで「見切る」のに努力を要する!という感じでした。
今回の「愛・アムール」は一番”易しかった”です。
少なくとも、理解不能意味不明で眠くなることはありませんでした。
テーマは、「夫婦愛」??あまりに陳腐な表現でしょうか!
パリのある程度の広さのあるアパルトマンに住む元音楽教師の老夫婦。
教え子のリサイタルへ行きバスで帰宅。
夫婦二人で暮らしていました。
お互いを思いやり尊重し合って暮らしていたのですが、
妻の脳の病気を機に夫が妻を介護する生活に入ります。
妻は「2度と病院へは戻さないで」と夫に頼み、夫は在宅介護を決意。
映画のほとんどすべてのシーンはアパルトマンの中。
映画を見終わったとき「アパルトマンの間取り図描いて」と言われたら描ける気がしました。
介護生活は当初穏やかに緩やかに展開されました。
夫婦二人、キッチンの窓側に置かれたテーブルで食事をし、サロンで各々が好きな本を読みます。
広いサロンの窓側にはグランドピアノが置いてあります。
今は有名なピアニストである昔の教え子が訪ねてきたときその教え子に練習曲を弾かせるシーンは印象的でした。
サロンにある本棚にはどのような本が収納されているんでしょうと興味がわきます。
徐々の妻の病状が悪化し、ヘルパーや看護士を雇わなければならなくなってきます。
しかしそのヘルパーも解雇してしまうのです。
映画には少しだけ描かれていましたが、妻の人間性を尊重しない介護に夫が異を唱えた形です。
やがて夫だけで妻を介護することになり、最後には最後なりの展開があるのでした。
ハネケ監督はとても注文が多いのだそうで、シーン1つ1つにとても時間をかけ、俳優さんにも細かく要求するそうです。
この映画の中には鳩も出てくるのですが、その鳩にも演技指導したとかしないとか・・・。
この映画の中で一番好きなシーンはサロンで妻は長椅子に横たわり雑誌を読み、夫は椅子に座って新聞を読んでいるシーンです。
妻が「私の今週の運勢はこうだわ」と星占いのページを音読します。
本当に何気ないけれど平穏で幸せな日常です。こういう日常が本当は大切で幸せの真髄なのでしょうね。
夫ジョルジュを演じたのは、ジャン・ルイ・トランティニャン。どっかで観たことある人だなぁと思っていたら
なんと映画「男と女」の「男」でした。
妻役のエマニュエル・リヴァさんは「ヒロシマ・モナムール」で日本の俳優岡田英二さんと共演された女優さんだそうです。
「ヒロシマ・モナムール」観てみたいです。
さて、この「愛・アムール」よい映画でした。
1週間ほど前に観た映画なのですが、今でもシーンを断片的に思い出しては、観てよかったと思われます。
お時間のある方、上映映画館が近くにあるかた(電車で1時間ぐらいなら「近く」とみなします、この映画なら)は是非。
私は映画を観る場合、たいてい予習していきます。
しかし今回はミヒャエル・ハネケ監督作品なので、「予習したからと言って安心してはいけない」という
心構えで臨みました(笑)
私が観たハネケ監督の映画はこれが3作目。
前の2作(「隠された記憶」と「白いリボン」)はDVDと、Wowowの録画で観ました。
2作ともに最後まで「見切る」のに努力を要する!という感じでした。
今回の「愛・アムール」は一番”易しかった”です。
少なくとも、理解不能意味不明で眠くなることはありませんでした。
テーマは、「夫婦愛」??あまりに陳腐な表現でしょうか!
パリのある程度の広さのあるアパルトマンに住む元音楽教師の老夫婦。
教え子のリサイタルへ行きバスで帰宅。
夫婦二人で暮らしていました。
お互いを思いやり尊重し合って暮らしていたのですが、
妻の脳の病気を機に夫が妻を介護する生活に入ります。
妻は「2度と病院へは戻さないで」と夫に頼み、夫は在宅介護を決意。
映画のほとんどすべてのシーンはアパルトマンの中。
映画を見終わったとき「アパルトマンの間取り図描いて」と言われたら描ける気がしました。
介護生活は当初穏やかに緩やかに展開されました。
夫婦二人、キッチンの窓側に置かれたテーブルで食事をし、サロンで各々が好きな本を読みます。
広いサロンの窓側にはグランドピアノが置いてあります。
今は有名なピアニストである昔の教え子が訪ねてきたときその教え子に練習曲を弾かせるシーンは印象的でした。
サロンにある本棚にはどのような本が収納されているんでしょうと興味がわきます。
徐々の妻の病状が悪化し、ヘルパーや看護士を雇わなければならなくなってきます。
しかしそのヘルパーも解雇してしまうのです。
映画には少しだけ描かれていましたが、妻の人間性を尊重しない介護に夫が異を唱えた形です。
やがて夫だけで妻を介護することになり、最後には最後なりの展開があるのでした。
ハネケ監督はとても注文が多いのだそうで、シーン1つ1つにとても時間をかけ、俳優さんにも細かく要求するそうです。
この映画の中には鳩も出てくるのですが、その鳩にも演技指導したとかしないとか・・・。
この映画の中で一番好きなシーンはサロンで妻は長椅子に横たわり雑誌を読み、夫は椅子に座って新聞を読んでいるシーンです。
妻が「私の今週の運勢はこうだわ」と星占いのページを音読します。
本当に何気ないけれど平穏で幸せな日常です。こういう日常が本当は大切で幸せの真髄なのでしょうね。
夫ジョルジュを演じたのは、ジャン・ルイ・トランティニャン。どっかで観たことある人だなぁと思っていたら
なんと映画「男と女」の「男」でした。
妻役のエマニュエル・リヴァさんは「ヒロシマ・モナムール」で日本の俳優岡田英二さんと共演された女優さんだそうです。
「ヒロシマ・モナムール」観てみたいです。
さて、この「愛・アムール」よい映画でした。
1週間ほど前に観た映画なのですが、今でもシーンを断片的に思い出しては、観てよかったと思われます。
お時間のある方、上映映画館が近くにあるかた(電車で1時間ぐらいなら「近く」とみなします、この映画なら)は是非。