おお!久々の映画ネタ!
ずっと気になっていた映画「かもめ食堂」を、今日DVDで観ました。
最近、北欧食器に惹かれつつある私。(でも実際は持っていませんけど)
この映画はオールフィンランドロケということで、それだけで興味そそられていました。
ストーリーはホームページをご覧いただくとして、このDVDを観終わったあとにした夕飯の仕度、なぜかちょっと丁寧だったかも。きゃべつを切る自分が「かもめ食堂」のオープンキッチンにいるかのような気分になりました。(かなりシンプルな精神構造の自分)
最近、日本映画を観る機会が意外と多いのです。そして観終わるたびに「こういう映画ってフランス映画にもありそう」と思うのでした。
大団円の、誰もがすぐに納得できる終わり方ではないところ、登場人物の喋る台詞の向こう側に多くのことを想像させるところなど。
不思議ですけど、フランス映画を多く観てきて、そのあとに日本映画を抵抗なく観れるようになったといっても言い過ぎではないかもしれません。
もちろん、日本映画にもいろいろなものがあります。エンターテイメントに徹しているもの、ホラーもの、アイドルがヒロインもの・・・。私は、これらのジャンルはあまり観ませんが、家族や友人などの「近い人間関係」を描いたものは、フランスで公開しても十分に通じるものがあるのではないかな、と思います。
さて、今日はこれから今村昌平監督の「うなぎ」を観ます。これはカンヌ映画祭でグランプリを獲得した作品です。実はフランス人のメールフレンドがオススメの映画なのでした。つまり逆輸入!!??
私も仏映画を見られるようになってから邦画にも抵抗がなくなったクチです。ずっと若い頃は仏映画も理解不能だったのに。私の中の何かが発達してヨーロッパ映画や邦画を理解できるようになったんだろうなあってしみじみ思います。
かもめ食堂、私も大好きです。自分の国が好きになる映画ですよね。見た後はしばらくおむすびがマイ・ブームになりました。
私はあの映画を観た後は、少しだけコーヒーの淹れ方が丁寧になりました。
ところで、わたしもフランス映画を観始めた最初の頃は「退屈・理解不能・難解」という印象ばかりだったような気がします。でも、最近は映像や台詞からいろいろなことを想像できるようになったのか、退屈しなくなりました(笑)
やっぱり、だてに年取ってない、ってことでしょうか???