Miaou:猫と一緒にフランス語

長い道のりを猫と共に行きつ戻りつ

Alternative

2006-03-15 00:23:40 | フランス語
今日、電車の中で「フランス語名詞化辞典」(辞典とは言え、普通の本です)をつらつらと眺めていました。
緑色のマーカーが引いてある語は動詞→名詞の変化も意味も分かっているものなので、それらは飛ばします。
ま、緑マーカーの引かれた単語はあんまりないんですけどね。

そして、今日「あれ?」と思った単語はalterner → alternance,altanativeです。
(いかに、まだ本の最初の部分までしかチェックしていないということバレバレで情けなくお恥ずかしいのですが・・・・)
動詞alternerの意味は「交代する、交互に起こる、交互に行う」という意味なのです。
たとえばこんな風にいえるのでしょうか?
Dans cette periode la douceur alterne avec le froid.(この時期、暖かさは寒さと交互にやってくる→この時期は暖かかったり寒かったりですねぇ~~ )と。
交互に起こる二つの現象を結ぶ前置詞はavecなんですね。
上の文の動詞alternerを名詞alternanceに変えて書き換えると
Cette période présente la douceur en alternance avec le froid.でしょうか?
alternerは二つの現象が規則正しく交代することを意味するのです。

むか~~し、高校生の時に英単語alternativeを二者択一と覚え、ずっとそれしか頭にありませんでした。
そしてつい最近フランス語でalternativeにめぐり合ったときも、二者択一の意味だとばかり思い込んでいたので「かわるがわる交互にやってくる」という意味があるとはまったく知りませんでした。

先日買った同義語辞典でalternerを調べたらこのように出ていました。
se remplacer(相互に交代しあう), faire un roulement(交代する),se relayer(互いに交代する), se succéder(続く、続いて起こる)などなど。

alternativeが「二者択一」の意味を持つのも、交互にやってくる現象(物)のどちらかひとつ・・・ということから派生してなのでしょう。

今日は上記のことを、印象深く感じたので、書きました。

なぜか・・・?

2006-03-12 18:55:07 | フランス語
いつもフランス語の記事を探すときに使っているYahooFranceの「Actualité」のページが開かなくなってしまいました。
YahooFranceのトップへは繋がるのですか、そこから「Actualité」へ飛ぼうとすると「サーバーに問題があるか、セキュリティーモードを・・・なんたらかんたら」のメッセージが出るばかり。
ほかにもニュースを探すサイトはあるのですが、YahooFranceが使えないのはやはり不便です。
なぜなのか・・・
この現象、私のところだけですよね・・・  

あと99日

2006-03-11 22:48:03 | フランス語
6月18日の実用フランス語検定試験まで100日を切りました。
まだまだあるような、もうないような、どう感じればいいのか分からないということは、勉強の手応えを何も得ていないことの証拠です。

仏検問題1問目は動詞や形容詞を名詞に変化させる問題が出ます。
なので、やはり「名詞化辞典」はおさらいする価値ありです。

昨日のフランス語プライベートレッスンで、先生に名詞化辞典の本を見せながら
動詞や形容詞を名詞に変化させる上で、規則があるなら知りたいと言ったら、例外がたくさんあるので規則に縛られてはだめだ、と言われました。
さらに、先生が本をぱらぱらとめくりながら私にランダムに名詞化の問題を出してくれたのです。
先生が動詞をおっしゃって、私がそれの名詞形を答えるというもの。

今から思って気づいたことなのですが、そのときの私は、名詞形の単語を言うときに冠詞をつけていませんでした。

まだまだだね・・・・

ところでbenir(祝福する)の名詞形はなんですか?
-irで終わる動詞は、名詞にすると語尾が-issement になります。
その例にのっとるとbenissementとなりますが、違うんですよね。
benirの名詞形は la bénédiction ですよ~~~。

そう言えば、ベネディクト16世の就任記事を読んでいたときに、benir 、bénédiction は散々出てきていたっけ。

類義語・同義語辞典

2006-03-11 00:03:14 | フランス語
フランス語のレッスンへ行くときは大体、丸の内の丸善へも行きます。
「洋書の丸善」というだけあって、フランス語の本も数多く、もちろん参考書などもどの本屋さんよりもそろっていると思われます。
(ただし、飯田橋の「欧明社」は別格)

丸善へ行くと、まず3階へ行き、日本の出版社(白水社、第三書房、駿河台出版など)のフランス語参考書をチェックします。
今日気になったのが「フランス語立体読解術」 (詳細はコチラ
「仏検2級から1級までをカバー」と本の帯にあったので手にとって見ました。
盛りだくさんの内容で、かなりの語彙や言い回しを、日本発の出来事の記事を通して得ることができます。
なかなかよい・・・と思うのですが、新しい出来事(記事)を数多く扱ってあったら即買いしたと思います。
一応、手帳に本のタイトルと出版社をメモして終わりました。

次は4階へ移動です。
ここは洋書のフロアです。
絵本や写真集など、見ているだけでも楽しいです。
フランス語のコーナーにもテキスト類やら問題集が多数あり、辞書も仏仏はもちろんのこと、独仏、英仏、スペイン仏(スペインを漢字1字に表すのが分かりませんでした

そこで買ったのがこの辞書です。
たとえば、「盗作する」の意味のあるplagierを調べてみると
copier, calquer, contrefaire, imiter,reproduire などなどの単語が並びます。

文章中で同じ単語の繰り返しを避けたがるフランス語においては便利な辞書なのでしょうね。
日本語にだって、「類義語辞典」ってありますもんね。持ってないけど・・・。

ダヴィンチコード盗作裁判

2006-03-10 23:10:35 | 映画
全世界で4000万部を売り上げ、世界44カ国で出版された小説「ダヴィンチコード」は、トム・ハンクスとオドレイ・トトゥ主演で映画化され、今年のカンヌ映画祭のオープニング上映作品に決まっています。

しかし、原作者Dan Brownはイギリス人作家二人から「彼はわれわれの作品を盗作した」と訴えられています。
詳細はコチラをクリック
日本語でのニュースはコチラ

これは、映画のよい宣伝になりますし、訴えた方々の著作もこれから売れることになるでしょう、とうがった見方をしてしまうのですが。

le plagiat 盗作
plagier 盗作する
le plagiaire 盗作する人

世の中は

2006-03-08 01:53:03 | Weblog
今日、昼下がりの私鉄に乗っていたら、車内中吊り広告を差し替える作業を目撃しました。(目撃、というほど珍しい光景ではないのですが・・・・)
あの人たちのスピードはすごいです。
3段ぐらいの脚立を持って、腰にぶら下げた大きめのウエストポーチ風バッグには
新しい広告が束になって入っています。
手際よく、古い中吊り広告を取って、新しいものを挟み込んでいきます。

その風景を見ながら、考えました。
中吊り広告が、こうして車内に中吊りされるまでには、いろいろな人が様々な場面でかかわっているのだ、ということを。

まずは広告を出してくれるスポンサーを探す営業の人。もしくは広告代理店社員さん。
広告を出すスポンサーが決まったら、次は広告の内容(方法)を決めますよね。
どのようなデザインの中吊りにするのか、きっと会議をして決めるのでしょう。
そして、スポンサーにプレゼンテーションして、OKがでたら印刷所ですよね。
印刷が出来上がったら中吊り広告を交換する人の手を経て晴れて社内に中吊りされるわけです。

それぞれの段階できちんとしたプロ仕事ができているからこその、普段見る風景なのですよね、としみじみ思いました。

わがまま放題??!!

2006-03-07 00:03:38 | ねこねこ
いきなり、変な写真で申し訳ないです。
これは、お猫様たちのお食事に供されたお皿の数々です。

お皿は、普通の陶器のお皿もあります。
たいていがカップ&ソーサーの片割れのソーサーの方です。
カップの方のふちが欠けてしまって使えなくなった、その片割れのソーサーが、お猫様のお食事の食器となります。
なので、たまに、ウエッジウッドとかロイヤルコペンハーゲンのお皿が出たりします。

上の段、左から「Mon Petit削りたてかつお節入り」「黒缶シュシュささみ入りまぐろとかつお」「鰹節」「Carat7歳からの猫用肥満ライト」下段は「モンプチ若鶏のあらほぐし手作り風」
お猫様たちのお気に召すまで様々なキャットフードをお皿に出した挙句の情景です。
あいつら、自分がそのとき食べたいものが出てくるまで、「猫は食わねど高楊枝」を決め込みます。
ジャストのものが出てくるまで、人間の後ろを付いて歩き、時には噛み付いたりもします。やれやれ。
こんなわがまま猫に育てた自分を呪うしかないですね。

もっと告白します。
パスカルもエルメスも障子をガリっとやれば食べ物が出てくると思っています。

猫が障子を引っ掻く
    ↓
私が猫のそばへ行く
    ↓
猫はすかさず台所へ移動
    ↓
その後を私が付いていく
    ↓
猫は「にゃっ」と鳴きながらわたしの顔を見上げる
    ↓
私は猫にご飯をだしてあげる
    ↓
猫は内心「チョロいもんだゼ」と思いながら、ご飯食べる

こういうパターンが出来上がっています。 

名詞化辞典

2006-03-06 23:11:46 | フランス語
「フランス語名詞化辞典」一応チェック終了しました。
そして、ひとつの法則を発見 (と!マークダブルにするほどのものでもないのですが・・・)
-irで終わる動詞を名詞にすると語尾がissementになります。だいたい。
たとえばéclaircir →éclaircissement、 pourrir →pourrissement、
radoucir →radoucissementなどなど。
でももちろんこの法則がすべてではなく、例外も多数あります。たとえば
réagir →réaction、 ouverir →ouverture、 maintenir→ maintienなどなど。

目から鱗でハッと したのがheureux(heureuse)の名詞形はbonheurということ。
当たり前ですけど、最初出てきませんでした(汗)

今、目論んでいることは、エクセルを使って動詞の語尾をグループ分けし、それが名詞化されたときの規則性をさぐる、ということです。
こんなこと、私がやらなくたって、とっくにどなたかがやっていらして、法則は見つかっているのですよね。
でも、自分でやってみたい。

そこでぶち当たるもんだい。
それは、特定の文字列を持つデータを抽出する関数は何だ? というものです。
どなたか、ご存知でしたら、どうか、教えてください。
Aidez-moi,s'il vous plaît!!

猫と鳥インフルエンザ

2006-03-04 13:43:46 | フランス語
ドイツで、鳥インフルエンザに感染した鳥を食べた結果死んでしまった猫がいると報道されました。
とうとう来たか・・・と思いましたが、まさか猫の体内に入ったH5N1型ウィルスが変化して猫インフルエンザのウィルスを作り出すとは思いたくはないです。

さて、今日のフランス語の記事はコチラです。


La SPA et la LPO s'inquiètent.
動物保護団体と鳥類保護連盟は心配している・・・・


鳥類保護連盟が心配するのは分かるけど、動物保護団体は何を心配しているのでしょう。ま、鳥も動物の中に入るけど。

今まで、外を自由に歩き回り、木に登ったり鳥を捕まえようとしたり、また捕まえたりしていた猫たち、鳥インフルエンザの影響を恐れた飼い主たちが、猫を家に閉じ込めてしまい、猫にストレスがかるようになってしまうのしょう・・・これが動物愛護団体の心配する点だと思っていました。

しかし記事を読むと、わたしの頭は春の陽気のように暢気モードなのだということが分かりました。


La Société protectrice des animaux et la Ligue pour la protection des oiseaux des réactions négatives envers les chats et les oiseaux.

craignent=craindre 心配する。この記事のタイトルで、s'inquieter(心配する)を使ったので、同じ動詞の使用をさけたのですね。



La Société protectrice des animaux (SPA) et la Ligue pour la protection des oiseaux (LPO) craignent que la peur de la grippe aviaire provoque des réactions excessives contre les chats et les oiseaux à l'instar de ce qui se passe en Allemagne.

à l'instar de~  ~に倣って



"Notre grande crainte c'est que ce qui est en train de se passer en Allemagne puisse se passer en France sans qu'il y ait une information correcte des propriétaires de chats", a indiqué Serge Belais, président de la SPA.

どうして、puisseと接続法を使うのかがわからないのですが、たぶん、主語にNotre grande crainteわれわれの大きな心配と、「感情」や「評価」を表す言葉があるからなのだ、と解釈しています。




En Allemagne, des centaines de propriétaires de chats, préoccupés par l'apparition d'un cas de grippe aviaire hautement pathogène sur un félin, n'ont pas hésité à délaisser leur fidèle compagnon dans des dispensaires, selon la SPA allemande.

délaisser見捨てる、放棄する。
dispensaires無料診療所




"Nous n'avons pas encore de retour sur le nombre d'abandons de chats, c'est dans les semaines qui suivent qu'on va mesurer l'ampleur du phénomène", a précisé Serge Belais.

retour情勢の急変。retourといえば、帰宅、帰ること、返還などの「帰ってくる」というイメージだったのですが、まったく違う意味がありました。




La SPA a fait diffuser une circulaire dans tous ses centres pour "bien expliquer aux gens que le chat n'est pas un réservoir de grippe aviaire et qu'il n'est pas non plus un vecteur de grippe aviaire", a ajouté Serge Belais qui est également vétérinaire

circulaire回覧する、多くの人に知らせる、circulaireには円形の、周遊の、という意味があるので、そこからぐるぐる回すという大まかな捉え方をしているといいですね。le voyage circulaireは周遊旅行という意味です。
réservoirウィルス保持者(生物)
vecteur病原体媒介動物


なるほど~~。
動物保護団体が危惧している、フランスでも起こるかもしれないドイツを倣った反応とは、猫の飼い主たちが、鳥インフルエンザが猫を通して人間に感染するという間違った理解と過剰な心配から、飼い猫を捨てるという行動に出ることなのですね。

とんでもないよね。



<お詫びの追加>
出来上がったブログ画面を見てみたら、フランス語がとんでもないところで改行されています。(単語の途中で)Le nouvel observateurのサイトから、記事をコピー貼り付けしてしまったのがいけないんですね。読みにくいと思います、すいません。





名詞化

2006-03-02 22:54:34 | フランス語
昨日からはじめました。
「フランス語名詞化辞典」に目を通し、すでに知っていて、正しく書ける単語と、そうではない単語の選別を。
この本はフランス語の動詞または形容詞とそれに対応する名詞が併記されていて、例文で確かめることができます。

たとえばこんなカンジ。
Il attendait avec impatience que le courrier arrive.
Il attendait avec impatience l'arrivé du courrier.
彼は首を長くして郵便が来るのを待っていた。

これは仏検対策です。語彙の問題で動詞や形容詞を名詞に変化させる問題が出るんですよね。大体はtionをつけるかをつけるかmentをつけるか・・・。でもそれだけじゃないのが悩ましいところです。
まだ、Aで始まる単語からCで始まる単語までしか選別してないのですが、すでに「おおっ!」と思うものが二つ見つかりました。
absorber(吸収する)の名詞はabsorptionです。absorbationではありません。
bがpになっているのが驚き桃の木なのです。
もうひとつapprouver(認める)の名詞はapprobationです。vがbになります。やれやれ 

目標!今週末で、zで始まる単語まで、選別を終える、です。

「彼岸花」<Le fleur d'equinoxe>

2006-03-01 01:20:56 | 映画
季節はずれではありますが、きれいな彼岸花の写真です。
Voilà c'est le fleur d'equinoxe!!


今日は小津安二郎監督の映画「彼岸花」をビデオで見ました。
昭和33年の映画です。カラーでした。
以下、「AmazonJapan」より抜粋です。

小津安二郎監督、初めてのカラー作品。前作『東京暮色』で人間の闇を描いた彼は、久々に嫁ぐ娘をめぐる市井の日常を淡々と温かく、そこはかとなくコミカルに描いている。自分の許しもなく、勝手に結婚相手を決めてしまった娘(有馬稲子)に腹を立てている父親(佐分利信)。妻(田中絹代)は何とか夫をなだめて親娘を和解させようと苦労する。
 


それで、なぜこの「彼岸花」を観たかといいますと、フランスのメル友であるJoëlleのリクエストでこの映画のシナリオを探して送ったことで、「実際どういう映画なの?」と興味がわいたからです。

小津作品は今までにも「東京物語」「麦秋」を衛星放送で観ました。
2003年が小津安二郎生誕100周年 ということで、小津作品が全部放送されたんですよね。

小津安二郎の映画を観ていると、昭和の古き良き時代がよみがえります。
家の中のつくり、縁側があって庭があって、玄関は今の時代のようなドアではなく、引き戸です。
昔、子供のころに住んでいた家が思い出されます。
う~~ん、懐かしい・・・(思わず、つい、ウルウル)


台詞回しも独特なものがあります。
ほのぼのとしている、というかゆったりとしているというか。
典型的と思われるのが、50台男性のお仲間内での会話の場面。
例えば、お料理屋さんのお座敷で、気の合う3人が話しをしています。

A:「おまえんとこの娘、もうそろそろ結婚だろ」
B:「そうかなぁ」
A:「もう覚悟はできたか」
B:「いや、うちはまだまだ先のことだよ」
A:「いや、そんなことないさ」
C:「そうさ、そんなことないさ」

この、最後のCさんのせりふが、小津安二郎独特だと思うのです。
みんなで順番に肯定(または否定)する・・・というパターン。


ほかにも、女性の言葉遣い。
「いいわ、あたし、自分でいい人みっけるから」とか
「お母さんだって、そんなことしやしないじゃないの」とか
「ばかね。もういいわ、お父さんにはだまっててあげる」などなど・・・
この映画を観ていると、日本の古きよき時代の普段使いの日本語が学べますよ!!

最後になりましたが、私は、このDVDのパッケージを見てそこに写っている俳優さんの名前がすべてすらすら言えた、ということをここに告白いたします。