緑の、東京ブログ

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大手町二丁目地区再開発事業の進捗状況 2015年2月1日

2015年03月02日 08時00分00秒 | 再開発・千代田区


大手町二丁目地区再開発事業:取り壊し率20% 2015年2月1日
大手町のオフィスビル街の北端部に位置している東京国際郵便局や日本郵政公社東京支社、東京遁信博物館(ていぱーく)などが入っている遁信ビルや東京国際郵便局の建て替え工事です。2014年の夏季頃から、解体工事のための工事用フェンスの設置工事が始まっています。3つのオフィスビル跡地には、高さ179メートルと170メートルの2棟の高層オフィスビルが建設され、国内最高水準の通信環境を整備して「国際的なビジネスセンター」としての機能を強化することになります。

延べ床面積は34万6000平方メートルで、2015年6月の着工、2018年5月の完成を予定しています。

本事業の特徴
1)国内最高水準の通信環境の整備による国際的なビジネスセンターの機能強化
  1.国際最高水準の情報通信基盤の整備
  2.大手町地区の国際カンファレンス機能の強化
2)大手町地区の業務継続能力の向上
  1.大手町地区における地域冷暖房施設のループ化の実現
  2.災害時の業務継続を可能とする自立性の高い電源の導入(ガスコジェネレーション、非常用発電機)
  3.帰宅困難者を受け入れ支援する災害対応能力の強化(一時滞在施設、防災備蓄倉庫)
3)うるおいのある快適な都市基盤の創出
  1.大手町と神田をつなぐセントラルプロムナードと日本橋川を渡る人道橋の整備
  2.サンクンガーデンの整備等による魅力ある立体的都市広場の形成



完成予想図です。




再開発計画の配置図です。

再開発事業の概要
事業名称:大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業(個人施工)
所在:東京都千代田区大手町二丁目地内
用途:事務所、店舗、カンファレンス、地域冷暖房施設、駐車場等
敷地面積:約20000㎡
延床面積 A棟:約199000㎡ B棟:約150000㎡
建物構造:鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、コンクリート充填鋼管柱構造
建物規模 A棟:地上35階地下3階 B棟:地上33階地下3階
建物高さ A棟:約179m B棟:約170メートル
施行者:大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業個人施行者
           都市再生機構(代表施行者)、NTT都市開発(共同施行者)

再開発事業のスケジュール
2014年3月 権利変換計画認可(予定)
2015年6月 工事着手(予定)
2018年5月 建物竣工(予定)
2019年3月 事業完了(予定)

大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業 事業認可のお知らせ 独立行政法人都市再生機構
大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業における資産取得のお知らせ NTT都市開発株式会社
大手町二丁目再開発の3フロア1万1000平方メートルを売却へ、UR ケンプラッツ



NTTグループの持株会社である日本電信電話(NTT)の本店ビルだった「逓信ビル」の取り壊し状況です。西側(東京サンケイビル側)から眺めてみると特に変化は無いように思えますが、取り壊しが進められています。




「大手町二丁目地区再開発事業」の再開発工事現場の敷地南側を通っている道路を散策していきます。この日は日曜日だったので車の交通量はほとんどありませんでした。




逓信ビルは地上8階建てのオフィスビルで、高度経済成長期の1964年(昭和39年)に竣工しました。逓信総合博物館、通称「ていぱーく」が入っていたのですが、再開発のために取り壊されることになりました。




「大手町二丁目地区再開発事業」の再開発工事現場は、大手町地区のオフィスビル街の中の北端部に位置していて、ここから北側一帯は神田地区の街並みが広がっています。




再開発工事現場の敷地内に建っている「東京国際郵便局ビル」ですが、こちらも既に取り壊し工事が始まっていて、建物全体の5割ほどが解体されていました。




再開発敷地内の南東側に建っていた「日本郵政公社東京支社ビル」ですが、既に解体されて更地状態となっています。




「逓信ビル」を南東側から眺めてみましたが、2014年12月に作った記事の時よりも解体工事が進められていて、建物の半分近くが無くなっていました。




前述のとおり、この日は工事は行われてはおらず、鉄筋コンクリートを破砕するための鋼鉄カッターを搭載したクレーン機器も動いていませんでした。




解体工事中の「東京国際郵便局ビル」ですが、地上8階建てで1968年(昭和43年)に竣工したオフィスビルです。2005年にその機能を江東区に完成した新庁舎に移転しています。




こちらも、鋼鉄カッターを装備したクレーン工機で鉄筋コンクリートを破砕していて、建物内の梁や柱などがむき出しになっていました。




南東側から撮影した「大手町二丁目地区再開発事業」の再開発工事現場の全景です。この日は雲一つない快晴の青空の天候が広がっていました。




東京国際郵便局ビルには、巨大な通信アンテナが併設されているのですが、これも建物の取り壊し工事によって撤去されるのでしょうか。




東京国際郵便局ビルをズームで撮影しました。




同じ場所から逓信ビルをズームで撮影しました。オフィスビルの建物を北側から取り壊す手順になっているのですね。




横断歩道を渡って、再開発工事現場前にやってきました。この周辺は大手町地区界隈では珍しく、歩道部分が余裕を取って広々と設計されています。




工事用フェンス越しに、再開発工事現場内を撮影しました。手前側には工事用の資材置き場が、奥には取り壊し工事中の逓信ビルの建物が写っています。




「大手町二丁目地区再開発事業」の再開発工事現場の敷地東側を撮影しました。奥へ進むと「大手町川端緑道」の散策道へ進むことが出来ます。




再開発工事現場の敷地北側を通っている「大手町川端緑道」の全景を撮影しました。この場所から日本橋川を渡るための人道橋の建設計画が上がっているのだそうです。




東京国際郵便局の建物脇に建っている工事用のプレハブ小屋を見上げて撮影しました。




再開発工事現場の敷地東側の「B2ゲート」の全景を撮影しました。




再開発工事現場の地図です。

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